沖縄 8 Scene

沖縄で生まれ沖縄に生きる
      8郎家の日記

息子のグローブ

2019年04月07日 | 学童野球

 新しい部署での引継ぎ作業のため残業中だった8郎に妻からLINEが届きました。LINEには愛息10郎のこのようなりりしい姿が添付されていました。

 10郎、ついに地元の少年野球チームへの入団を決意したのです! 

 正式な入団手続きはこれからですが、8郎にとって今年一番のニュースとなりました。ついでに体験入団までしてきたとのこと。人手不足に悩まされるチームから温かな歓迎を受け、帽子や練習着まで貸してくれたそうです。よかったね!

 キャッチャー姿もかっこいいぜ☺ 出るか、ジュウキャノン!

  サッカーやハンドボールに心が移りかけていた10郎を、野球に導いたのは一体なんだったのか。PL世代の父母やON世代の名護のじいじの思いも伝わっていたのは間違いありません。さらに、テレビから流れる、メジャーで二刀流の大活躍をする大谷翔平選手、そして3月に引退を表明したイチロー選手の雄姿の影響もあったことでしょう。しかし、本人いわく、決断の理由は、野球チームに所属する学童の1年先輩から「お前、コントロールいいな。野球やれよ」と声をかけられことだそうです! いつの時代もパイセンの力は大きい! 10郎は「今まで〇〇兄ちゃんと呼んでいたけど、明日から〇〇先輩と呼ばないといけないんだって」と言っていました(笑)

 学童の先生によると、その直後、学童内でありとあらゆる友達に「一緒に野球やろうぜ」と声をかけまくっていたとのこと。自分が迷っていた割に、勧誘は早いな!(笑)

 ということで、今回から新たなカテゴリー「少年野球」を設けました。今後増えていくことは間違いありません。完全な親ばかカテゴリーですが、よろしくお願いいたします。

 

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【閑話休題】そんな10郎が奇病を経験したので記録として残しておきます。両ほほがまるで化粧をしたかのように赤くなり、全身にも湿疹が出たのです。しかし、熱もないし体調も普通とのこと。ネットで検索すると「リンゴ病」のようです。8郎も初めて聞きました。このような病気があるのですね。妻情報によると学校でも感染者がいたと通知があったそうです。妊婦さん以外は特に心配することはないようなので一安心。一度かかったら二度とかからないそうです。キャッチボールをするころにはほとんど目立たなくなっていましたよ。

 

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 ということで、家族3人で早速、沖縄野球少年のメッカ、奥武山スポーツ店にグローブを買いに行きました。10郎は体験入団で、先輩たちから「これはおもちゃのグローブだ」と言われ、悔しい思いをしたそうです。実は父はその思いを君に味わってほしかったんだ。なにくそ、と思えばいい。道具は違えど、うまいのは俺だ、と言えるくらい練習すればいいのさ。「お前は東大に行って弁護士か医者になるんだ」としか言わなかった父ちゃんの父ちゃんは、それでもグローブを買ってくれなかったが、父ちゃんは君に買ってあげたいんだ。

 マンションの窓から仰ぐ空はすっかり夏模様です。野球日和です。

 奥武山スポーツ店では、本人が選んだ黒のローリングス社製を購入。1万3500円の2割引で1万円ちょいでした。父がこれまで買ったやつより高いのは言うまでもありません。店主さんが早速たたいて柔らかくしてくれました。

 キャッチボールをしようと、久しぶりに豊崎のにじ公園へ。多くの家族連れでにぎわっていました。いつまでもこんな平和な日本でいてほしいっす。とはいえ、この公園で遊んでいるのは沖縄でいう富裕層のような気がしました。

 新しいグローブを手に、ポーズを決める10郎。決まってるぜ! ゴロやフライもどんどん捕れるようになってきています。

 新しい駐車場は1時間以内なら無料ということで、父子練習は30分程度で終了! 青空の下で、有意義な時間を過ごせました。

 帰りがてら小禄のそば屋『とらや』でランチ。ソーキそば(中)とキンプラゴボウ乗せごはんを注文しました。妻も絶賛していましたが、ここのスープはカツオが濃くてうまい!(昭和世代のおっさんにとっては、ちょっとこぎれいすぎる味ではありますが・・・)。ソーキもおいしいっす。人に紹介してもハズレのない店ですね。

 

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【10年後の10郎へ】今日、君に贈ったのは、ただのグローブですが、父ちゃんから万感の思いを込めた贈り物です。今の君は、その思いを理解できないと思うが、いつか分かってくれる日がくるかな。とにかく大事に使ってほしい。試合に負けても投げたりするなよ! 野球は人生で大切なことを教えてくれる、単なる競技スポーツを超えた“人間教育の場”です。野球での経験は、父ちゃんがどんな言葉でも君に教えてあげることはできないものを君に与えてくれるだろう。苦しい練習でも、簡単にあきらめるなよ。チームワークを学び、一球入魂、フルスイング、全力プレーを全うしてほしい。君がユニフォームを着て、グラウンドに立つことを想像するだけで、父ちゃんは自分ができなかった夢を果たしてくれるような気がして、今から興奮しています。この選択までの道のりは、結局、父ちゃんの身勝手だったのかな。そうであるなら反省します。でも、野球道という選択を、いつか大人になった君が後悔することは絶対にない、と信じています。

 とにもかくにも、父ちゃんと母ちゃんは、世界中のどんなスタープレーヤーより君を応援するぜ! 

 チバリヨ―! 10郎。