沖縄 8 Scene

沖縄で生まれ沖縄に生きる
      8郎家の日記

麺の優しさをください

2007年03月26日 | 夫婦

 1泊2日の熊本出張を終え、先ほど帰宅しました。出張なので当然ですが、観光する時 間なんてほとんどなかったですねぇ(笑)。那覇-熊本便一日一便しかないので、スケジュールが厳しくなるのも仕方ないのですが・・・。

 熊本入りした夜、同僚と二人、熊本名物の馬刺しを食べようと市内の「馬桜」とPhoto_140いう店にへ。地元の「白岳」という焼酎と一緒に食べた馬刺しは、意外と淡白な舌触りの中にもコクがあり、美味しかったですねぇ。焼肉メニューもあったのですが、牛、豚には勝てないな・・・というのが感想。馬肉はやはり刺身が一番なんだと痛感しました。右写真は馬刺しに次ぐ熊本名物「からし蓮根」。初めて食しましたが、その名の通り、蓮根の穴にからしをたっぷり詰め込んだものでした(笑)。その辛口が焼酎に合いましたが、美味!というまでではなかったですね・・・。なぜこういう味付け?っていう素朴な疑問が・・・。沖縄を代表する酒のつまみ「スクガラス」(アイゴの稚魚を塩漬けにしたものでかなりしょっぱい)を、本土の方が初めて食べたときの感想ってこうなのかな・・・(笑)。

 翌日の今日、仕事を終えたハチローは、福岡空港へとひとっとび(福岡経由で帰るためです)。昼飯も食べてなかったのもあり、空港内のラーメン屋で「博多ラーメン」を食べました。これは正直おいしくなかったっす!(謝) 空港のテナントに味を期待したのが間違いではありますが・・・。ところで、ラーメンを食べていつも感じるのですが、ストイックに味を追求するあまり麺類が持つ本来の優しさを失ってしまったのではないかと・・・。麺類ってもっと人間に優しい食べ物じゃないのかい?っていう気がいつもします。行列をつくっている方々に怒られそうですが(笑)。うぅ~ん、何と言ったらいいのか表現が難しいのですが、食べてるときは美味しいのですが食後の充足感がないのです(胃がもたれやすいのもあります)。生まれ育った環境が味覚をつくるというので、ラーメン好きな方を悪く言うわけではりません(ハチローは飲酒後のシメでしか食べないので個人的にトラウマがあるのでしょう。しかもよくゲロりましたから)。ただ麺類はやはり沖縄そばに限るなぁと、今更ながら痛感してしまったのです(馬鹿の一つ覚えをお許し下さい)。食べたあと、口の中にカツオと豚骨のダシが残り、体の中からじんわりと温まってくる・・・そんなふるさとのそばが持つ優しさを再認識してしまったのです。

Photo_145  そう沖縄そばに思いをはせ、最終便で那覇空港着。帰宅してみると、妻が「これ買って来たよ」と(右写真)。何でも夫の留守をいいことに(笑)、恩納村のムーンビーチホテルで催された「全島やちむん市」に足を運んできたようです(注:やちむんとは沖縄方言で焼き物)。左写真はそこで買った器。もちろん沖縄そば用です! うぅ~ん、器を見ているだけで、よだれが出てきます。よし、今度の休日は、沖縄そば作りにチャレンジだ! 

 外に出て自分のふるさとの良さが分かると言いますが、食べ物によってそれを痛感させられた出張帰りの夜でした。

注:そういうハチロー、カップラーメンは週に二度は食べています。

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