昨晩も例のごとく飲み過ぎてしまい、今日の午前中はいくぶん酒が残り気味、それが梅雨のうっとうしさとあいまって、じつに効率の悪い半日になってしまいました。
いかんですね、「飲んだ次の日こそ、効率よい一日にする」これが酒飲みの鉄則であるのに、反省しなければいけません。
それにしても、よく雨が降ってくれます。一部被害のあった地域にお住まいの方には、心よりお見舞い申し上げます。
夕食後、母が
「しかし、王はたいしたもんだね」
「何を唐突に」
母が言うには、昨日今日と王監督の手術のニュースを、かなり長い時間、テレビでやっていたそうで、
「たいしたもんじゃないの、手術の結果をあれだけ長い時間テレビでやるんだよ。他の人もニュースにはなるけど、あんなに長くやんねもんなぁ。王、長嶋はやっぱり凄い」
と妙に感心しております。
最近のジャイアンツの不振に
「あー、見てらんね、見てらんね」と言いながら、それでもテレビで観戦を続ける母、王監督の手術のニュースを見て、V9時代を思い出しているのかもしれません。
いわゆる「巨人、大鵬、卵焼き」最終世代の私にとって、王、長嶋といえば、ヒーロー中のヒーローでありました。三番と一番は、いつどんなときでも取り合いになる番号でしたね。地区のソフトボール大会なんかで、1か3の背番号をつけ、四番でも打ってたら、それだけで「あいつ、上手いんだろうな」なんて思っちゃったりしたものです。
小学生の時、父に連れられ始めて後楽園球場にジャイアンツ戦を観戦に行ったときのことを思い出します。王選手(当時)がしっかりホームランをを打ってくれたことに、えらい感激をしましたっけ、「王選手、凄い!!」
その王も長嶋も、未だに野球界には必要不可欠の存在であることは、もっと凄いことであります。
「あーあ」母のため息です。どうやら今日もジャイアンツは負けてしまったようですね。
さて、今日の一枚は、ジャズ界のヒーローがそろったアルバムということになるでしょうか。
「MILES & MONK」なんて、いかにも二人の共演盤のようなアルバムですが、もちろんそうではありません。私がこのアルバムを購入した第一の理由は、エバンスがメンバーだったマイルス・グループの演奏が聴けるということだった気がします。(ついでにモンクも聴けるし・・みたいな)
エバンスが加入中のマイルス・グループの演奏といえば、この他に「LIVE IN NEWYORK」「MILES DAVIS ALL STARS LIVE IN 1958-59」「JAZZ AT THE PLAZA」「1958 MILES」そして「KIND OF BLUE」、こんなものなか?
「JAZZ AT THE PLAZA」は、あまりにも録音がお粗末ですけどね。
エバンスが参加したこの一年を、順に聴いていくと、「KIND OF BLUE」への階段をこのグループがどう進んでいったのかが理解できる?
「う~ん、どうでしょう?」(長嶋じゃないんだから・・ 笑)
「KIND OF BLUE」は、別物でしょうね。なんだかポーンっと跳ね上がったというか。
それでも、このグループの演奏は、やっぱり魅力を感じてしまいます。
今日は、あえてマイルス・グループ5曲、モンク3曲をA、B面にそれぞれ収録したオリジナル盤ではなく、5曲を加えたCD2枚セット盤で紹介します。
MILES & MONK AT NEWPORT
1958年7月3日[DISC 1],1963年7月4日[DISC 2]録音
MILES DAVIS(tp) JOHN COLTRANE(ts) CANNONBALL ADDERLAY(as) BILL EVANS(p) PAUL CHAMBERS(b) JIMMY COBB(ds) [DISC 1]
THELONIOUS MONK(p) PEE WEE RUSSELL(tp) CHARLIE ROUSE(ts) BUTCH WARREN(b) FRANKIE DUNLOP(ds)[DISC 2]
DISC 1
1.INTRDUCTION
2.AH-LEU-CHA
3.STRAIGHT, NO CHASER
4.FRAN-DANCE
5.TWO BASS HIT
6.BYE BYE BLACKBIRD
7.THE THEME
DISC 2
1.INTRDUCTION
2.CRISS-CROSS
3.LIGHT BLUE
4.NUTTY
5.BLUE MONK
6.EPISTROPHY