JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

早起きは山門の得

2006年07月15日 | g-i

昨晩の寝苦しさに、雨戸も閉めず窓を開けたまま寝たら、朝日がまぶしくて、なんと5時に目が覚めてしまいました。
「え~い、一度起きたらもう寝られない、ようし朝から暑いし、車の中で涼をとろう、ドライブ行くぞ!」
と、朝飯用におにぎりを握り、昨日買ったアイスコーヒーをたてて水筒に、茨城県の花園渓谷へと出かけました。

いやぁ、渓谷はなんと涼しいことでしょう。しばし森林浴を楽しみ、ついでにマイナスイオンまで吸い込んで、花園神社にお参りです。

文武の神を奉った神社だそうですが、杉の大木に囲まれた風情はなかなかのもの、いまさら遅いとは思いましたが、文武に闌ける大人(?)になるようにお参りしてきました。
山門の脇を見ると、なんとも可愛い花が咲いています。パシャリ!
いったい何という花なんでしょう?

それにしても、なかなか気分がよい。インドア・バブちゃんも今日ばかりは行動派を気取っちゃおうか?
「よし、こうなったら、山越えをして『袋田の滝』にでも行っちゃうか!?そんでもって、蕎麦食って、こんにゃくでもお土産に!!!!」
意気揚々、車に乗り込むと・・・・・・・フロントガラスにいやぁーな粒が
雨です。朝方晴れていたのに、雨が降ってきました。

「気にしない気にしない、通り雨に決まってる。」
しばらく山道を走っていくと、道脇に看板がひとつ、『与太郎滝』

「あれま、こりゃまた、ボクちゃんにピッタリなネーミングの滝が」
車を止めて、滝を眺めていると、いよいよ雨が本降りになってきました。
「う~ん、雨の中の山道は、少々厳しいな」
けっきょくは引き返すことに、私はやっぱり『与太郎』でありました。
でもね、正解だったんですよ。わざわざ『袋田の滝』に行かなくても、滝のような雨が降ってきましたから(笑)

まっすぐ帰るのもなんなんで、途中『ガラス工房シリカ』というところを回ってきました。
ここにも、いらっしゃいましたね。私が「暑い」と言ったらバチが当たるようなお仕事をされている方が。
ガラスを溶かす炉からは、容赦ない熱が、遠くで見ている我々にまで伝わってきます。
「本当にご苦労様です。納得のいく作品ができることを祈っております。」



帰宅をしてみれば、なんと空はまたしても青空です。
「なんだよ、やっぱり山越えしてくりゃ良かったか」

ともかく、早起きに始まった一日は、それなりに有意義な一日でした。
どれ、あとは開店パーティーに行くだけだな。

さて、今日の一枚は、土砂降りの雨の中、車中に響いていた一枚であります。
はて?このアルバムがドライブのBGMにむいているのか?
気分よさげにいたのは、運転手だけです。(笑)
50年代ウエスト・コースト・ジャズの傑作と言われるこのアルバムですが、ジャズというイメージなのか?室内楽といったイメージなのか?これは、聴かれる方の感覚しだいでしょう。
特に、「THE WIND」や「GONE LOVER」なんか聴いちゃうと、「これってジャズ????」なんて、思っちゃうかもしれません。
でもね、A面の「SLEEPY SLEPT HERE」とか、B面の「TOPSY」なんか、私は好きなんです。(じつは、昔はB面ばかり聴いていましたけど。)
ともかく、「BLUE SOUND」「ORIGINAL QUINTET」と並ぶ、いわばハミルトン3部作の一枚です。

THE CHICO HAMILTON QUINTET IN HI-FI
1955年11月11日,1956年1月4日,2月10,13日録音
CHICO HAMILTON(ds) BUDDY COLLETTE(as,ts,fl,cl) FRED KATZ(cello) JIM HALL(g) CARSON SMITH(b)
1.JONALAH
2.CHRISSIE
3.THE WIND
4.GONE LOVER (WHEN YOUR LOVER HAS GONE) 
5.THE GHOST
6.SLEEPY SLEPT HERE (SANTA MONICA)
7.TAKIN' A CHANCE ON LOVE
8.THE SQUIMP
9.TOPSY
10.DRUMS WEST
11.SLEEP