JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

他に類無き者

2005年07月17日 | a-c

「1967年、前年8月にやっと結婚できたアリスと共にフィラデルフィアに住む母のもとを訪ねました。その時、具合が悪くなってしまったので、いそぎロング・アイランドへ戻り、病院へ向うと、すぐに入院を勧められました。しかし、これを拒否、7月14日インパルスのプロデューサー、ボブ・シールのオヒィスに姿を見せた時には、すでに死相ただよう姿であったとか。15日に吐血、16日朝には、ハンティントン病院に担ぎ込まれましたが、時すでに遅く、翌17日午前4時、肝臓ガンのため40才という若さで、彼、ジョン・ウィリアム・コルトレーンは、息を引き取ったのです。21日「聖ペテロ・ルーテル教会」で行われた葬儀では、アルバート・アイラー、オーネット・コールマンらが追悼演奏を行う中、多くの人たちが悲しみにくれました。」

以前にも「崇拝」の記事で書いたように、ジャズにこれほどまでのめり込む原因となった人、それは、まさしくコルトレーンでした。
今日は、その「私にとって他に類無き者」の命日です。

午前10時から、ほとんど「引きこもり」状態で、プレステッジ盤「COLTRANE」から順に、リーダー・アルバムを聴き続けています。今、6枚目の「ブルー・トレーン」も中盤といったあたりですが、はたして「THE OLATUNJI CONCERT」までたどり着けるでしょうか。(ははははは.....)

もう少ししたらコーヒーでも入れてこようかと思いますが、「買いもの付き合え!」の声も聞かずに、今はコルトレーンに没頭しています。

今日紹介のアルバムも当然コルトレーンと言うことになるのですが、何故に「SELFLESSNESS」なのか?
彼の最もポプュラーなヒット曲といえば「マイ・フェバリット・シングス」ということになるのではないかと思うわけで
その演奏の中で私が最も好きな「マイ・フェバリット・シングス」が、このアルバムのものだからなのです。私の場合、この演奏を聴くと身動き出来なくなってしまう..........

ともかく、今日は「他に類無き者」の演奏を聴き倒すぞぉ~~~!!

SELFLESSNESS / JOHN COLTRANE
1963年6月7日,1965年10月14日録音
JOHN COLTRANE(ts,ss) McCOY TYNER(p) ROY HAYNES(ds) JIMMY GARRISON(b) 以下、3.SELFLESSNESSのみ PHAROAH SANDERS(ts) DOANLD GARRETT(bcl,b) ELVIN JONES(ds) FRANK BUTLER(ds) JUNO LEWIS(vo,perc)
1.MY FAVOTITE THINGS
2.I WANT TO TALK ABOUT TOU
3.SELFLESSNESS

追伸、今日紹介のアルバムは、けして万人向けとは申し上げられません。はじめてコルトレーンを聴くという方がいらしたら、同じ「マイ・フェバレット・シングス」でも、まずはアトランティク盤のものからお聴きいただくことをおすすめします。