JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

仕事の後に

2005年07月15日 | m-o

こん夜は、遅くなりそうなのでこの時間に

仕事で遅くなる+明日が休み=酒を飲む
の方程式で、明日の朝帰りは必至ですが、
遅くまで仕事をした後、皆さんはどんなお酒を飲まれるのでしょう?

以前読んだ本にこんな話が載っていました。
「小洒落たバーで日本酒を飲む奴はいないし、居酒屋でウイスキーを酌み交わす奴もいない。
ひとと飲む時には、互いに差しつ差されつ愚痴の一つもこぼしながら、徐々に酔っぱらいたいものだし、一人で飲む時には、強い酒で一気に自分を酔いに誘いたい。だから、人と飲む時には、比較的弱い日本酒(ウイスキーと比べて)、一人で飲む時にはウイスキーを私は選ぶ」
みたいな話だったと思いますが、

この意見が、けして正しいとは思いません。
「そば屋で一人日本酒を飲んでる渋いおやじはどうなるんだぁ」と言いたいし
バーで弱いカクテルを飲みながら、「キャッキャ、キャッキャ」いっている奴もいる
ただ、今夜は、「こんな酒が飲みたいなぁ」という、日によって、あるいは状況によって飲みたい酒が変わってくるのはわかる気がします。

そこで、遅くまで仕事をした後の酒です。
私は、同僚達とパーっと、騒ぐ酒にも行きますが(ひといちばいハイテンションになる自信があります)
本心を言えば、一人で静かに飲みたい。
いっしょに飲みに行く奴に、ポロッとそんなことを言うと
「えー うそだぁー そんな静かな飲み方、あんた出来ないでしょ!!」
(おまえは、何も知らない。おまえらと飲んだ後、私はしっかり一人で飲んで帰るのだ。だからいつも、おまえ達より帰りが遅いのではないか)

今日もまた、みんなと別れた後、一人夜の町に消えていくのでしょう。

ジャズに関しも、ソロというのもあまり得意ではありませんが(とかいって、2日連続でソロ・アルバムを紹介してますけど)、オーケストラやセプテット以上の編成というのも、あまり好みではないようで、
たとえば、マイルスでもギル・エバンスとやっている系は、年に数えるほどしか聴きません。
(いい作品だとは思うのですが、好みですから)
ところが、この「ブルースの真実」だけは別物、しょっちゅう聴いてしまいます。
7人編成なのに、出てくる音は、その何倍もの厚みを感じさせてくれる。
(オリバー・ネルソン、い~い仕事してくれた)
本当に、本当に、大好きなアルバムをご紹介します。

THE BLUES AND THE ABSTRACT TRUTH / OLIVER NELSON
1961年2月23日録音
OLIVER NELSON(as,ts,arr) ERIC DOLPHY(as,fl) FREDDIE HUBBARD(tp) GEORGE BARROW(bs) BILL EVANS(p) PAUL CHAMBERS(b) ROY HAYNES(ds)
1.STOLEN MOMENTS
2.HOE-DOWN
3.CASCADES
4.YEARNIN'
5.BUTCH AND BUTCH
6.TEENIE'S BLUES

おまけ、
上の写真は、私がもっている左がLP、右がCDです。
左のジャケットは、販売直後、内ジャケのロボットみたいなへんな写真が不評で、すぐに右のジャケットに変わってしまいました。ですから、右のジャケットが一般に知られたデザインです。