JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

異常が正常に

2005年07月01日 | j-l

西の小雨、一部の豪雨、異常気象と人はいいますが
何が異常で、何が正常なのか 私は最近わからなくなってしまいました。
だって、去年も一昨年もその前の年だって、異常気象という話を聞かなかった年は、なかったような気がするからです。
今、住んでいる ここ ここの正常な気象って
「どんな気象だっただろう?」

気象ばかりではありません。
すべてのことで異常が、正常になりつつあるような
親が子供を殺し、子供が親や兄弟を殺し、平気で他人を殺す。
願望のままに、欲求を満たし、そのための犠牲など関係がない。
これを異常と思えるうちに、正常を忘れないうちに
何とかしなければいけないのでしょうね。

そんな社会を、作ってきた一人の大人としての責任を感じつつも
手段もわからず、行動も起こせない、自分が情けない。

今日は、妙に社会派を気取ってしまいましたが
酔っ払いおやじも、たまにはこんな事、ふと考えてもみます。

今日のご紹介は、ブッカー・リトルです。
クリフォード・ブラウンの死後、新しい風として大いに期待された彼ですが、本作録音の翌年、エリック・ドルフィーとの名演後に亡くなりました。
共演のスコット・ラファロもまた、ビル・エバンスとのインタープレーに同年、別れを告げることになります。
ドルフィーとエバンス、まったく接点の見えない二人ですが、同時期に最良の共演者を失ったのですね。(悲しい.....)
BOOKER LITTLE Jr. 1961年10月5日 NYで尿毒症のため死去、享年23歳
SCOTT LaFARO 1961年7月6日 NYジェネバで自動車事故のため死去、享年25歳
若すぎます。

BOOKER LITTLE / BOOKER LITTLE
1960年4月13,15日録音
BOOKER LITTLE(tp) WINTON KELLY(p) TOMMY FLANAGAN(p) SCOTT LaFARO(b) ROY HAYNES(ds)
1.OPENING STATEMENT
2.MINOR SWEET
3.BEE TEES MINOR PLEA
4.LIFES A LITTLE BLUE
5.THE GRAND VALSE
6.WHO CAN TURN TO