JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

ヨッ 大将!!

2005年07月29日 | d-f

私は、最近あまりテレビを見ない人になってしまいましたが、
(酒を飲んでる時が多すぎて見る暇がないというのが正してかも知れませんが)
昔、とあるアミューズメントのイベント企画を担当している時期があり、
そのころは、深夜のテレビ番組まで、「チャンネル換え換え、チェックチェック」していました。

先日、なにげにテレビを見ていると「はしのえみ」さんがご出演中。
ふと、当時のことを思い出したので、そんな話を1つ。

冬休み企画として「欽ちゃん劇団」の1ヶ月公演を企画、
浅草公演が毎日あるので、全員の出演は無理でしたが、
欽ちゃん自ら、メンバーを選抜し公演することになりました。

そのメンバーの中に
テイク2、あさりど、ぶかぶかという3グループが含まれていました。
テイク2、あさりどは、ご存じの方も多いと思いますが
「ぶかぶか」って知ってます?

若いかわいい女の子3人グループだったのですが、その1人が、「はしのえみさん」だったのです。(本当にかわいかったですよ)
公演中は、テイク2の東さんと呑みにいったり、ぶかぶかはじめ他の皆さんとも親しくさせていただきましたが、当然「欽ちゃん」は、お越しになっていませんでした。

公演も半ばとなり、舞台も落ち着いてきた頃、
公演後の舞台稽古(「欽劇」の皆さんは、本当に真面目な方ばかりで、毎日、稽古をされていました。)の最中に、マネージャーさんから
「明日、萩本が来たいと言っているのですが」とのお話し、
私にしてみれば、「是非とも」と言った感じでしたが
突然、舞台に緊張が走りました。
「大将が来るって」「大将来るってよ」「俺、大丈夫かな....」
そこからの稽古はまた一段と気合いの入ったものとなりました。
(大将の力はすごい)

翌日、プライベートという扱いでお越しになった「欽ちゃん」、
わざわざ舞台にも立っていただき、お客さんは大喜び。

公演後、「大将」の前に整列した面々、緊張の極致です。
1人1人に声を掛ける「大将」(うわぁ、なんかすげぇ.....)
とっても「大将」の大きさを感じる一瞬でした。

以来、あんなに真面目で、一生懸命やっていた
「テイク2」はもちろん、「はしのえみ」さんも、欽劇のみんなも、私は心の中で応援し続けています。

ジャズ界の「大将」と言えば、やっぱりアート・ブレーキーということになるのでしょうか、
「大将」のもとから、巣立っていったジャズ・メンは、数知れず
今日は、そんな1人、名作曲・編曲者でもあるベニー・ゴルゾンの私が一番好きな曲をご紹介します。
(いゃぁ~今日は長くなってしまった。)

BLUES-ETTE / CURTIS FULLER
1959年5月21日録音
CURTIS FULLER(tb) BENNY GOLSON(ts) TOMMY FLANAGAN(p) JIMMY GARRISON(b) AL HAREWOOD(ds)
1.FIVE SPOT AFTER DARK
2.UNDECIDED
3.BLUES-ETTE
4.MINOR VAMP
5.LOVE YOUR SPELL IS EVERYWHERE
6.TWELVE-INCH

おまけ、
ベニー・ゴルゾンは、ジャズ・メッセンジャーズ時代やアート・ファーマーとのコンボなど悪くはないのですが、この「FIVE SPOT AFTER DARK」くらいのさりげない編曲の方が、私は好きなんですね。名曲、名演だと思います。