JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

皿回しを知る人

2005年07月24日 | m-o

夕べ、行ってきました先日のバーへ
どんなジャズ好きとお会いできるのかドキドキしながらドアを開けると、
「いらっしゃい」
「この前はどうも、アルバムのプレゼンターは、来てます?」
「まだ来てないけど、もうすぐ来ると思うわよ」
焙ったピーナツをあてにハーパーをいただいていると、ドアが開く音。
ン? 
白髪頭の初老の男性。
ン?ン! 髪は白くなっているが、ひょっとして「S.マンさん」?
「S.マンさん」とは、私がジャズ喫茶でアルバイトをしている時、毎日のように店に来られる常連さんで、ハービー・マン大好き人間だった方です。

「こちらの方、Sさんとお話ししたいって」とママ、
「なんでしょう?こんばんは」不思議そうに私の顔を眺めています。
「あのう...ひょっとして「S.マンさん」じゃないですか?」
「マン.....んーーーー?!」
無理もない、スリムな美少年(ハハハハ?)が、20年の月日を重ねこうも変貌を遂げたのだから
「ひょっとして、バブ君?」
そうです、わたくしがあの美少年(しつこい)バブであります。

ママが、「ジャズのこといろいろ教わっている」というのは、当然で、
この方、「早稲田ジャズ研」出身の根っからのジャズ・マニアです。

田舎に戻って、私の皿回し時代を知る人に会うことは、滅多になかったのですが
偶然とは、おもしろいですね。先日、たまたまはいったバーで再会するのですから
しばし時を忘れ、昔話をしながら酒を酌み交わして参りました。

当時、ハービー・マンをかけると、とても悦んでくれた「S.マンさん」
今日も、ハービー・マンをおかけしましょう。

HERBIE MANN AT THE VILLAGE GATE
1962年12月録音
HERBIE MANN(fl) HAGOOD HARDY(vib) AHMAD ABDUL-MALIK(b) RAY MANTILLA(conga,perc) CHIEF BEY(african drum,perc) RUDY COLLINS(ds) BEN TUCKER(b)
1.COMIN' HOME BABY
2.SUMMERTIME
3.IT AIN'T NECESSARILY SO

おまけ
このアルバムの「サマータイム」は、私的に好きな「サマータイム」ベスト5にランクインしております。