おかあちゃん牧師の日記

新船橋キリスト教会の牧師です!
日々の生活のこと、教会のこと、
家族のことなどを書いています!

こども食堂

2019-01-31 21:58:37 | 学び

今日は、川越で開催された
埼玉県主催の「こども食堂フォーラム」に
行って来ました。

主人にばかりデプテーション行かせて、
自分は好きなことばっかりしてると
言わないでください。
交通費は一人分しか出ないし、
いろいろと事情があるんですよ。(^_^;)

とにかく、
4月以降忙しくなる予定なので、
今のうちにたくさん本読んだり、
講演会やセミナーに行ったり、
本を読んだり、
学んでおきたいことが、
いっぱいあるのです♪

とにかく今日は、
午前中の講演会だけ参加したのですが、
とーってもよかったです。
二人の講師が立ちました。
一人目は、
彩の国子ども若者支援ネットワークの
代表理事、白鳥勲氏。
白鳥先生は、
貧困世帯の子どもの学習援助のために、
アスポート学習支援員事業を始めました。
その事業の内容は…。

まずは、行政と協力し、
貧困世帯の家庭を訪問し、
学習支援を受けないかと誘う。
貧困世帯の子どもは、
親に勉強を見てもらったり、
塾に行ったりする機会がないため、
概して学力が低い。
(もちろん例外はある)

しかも、家庭訪問すると、
貧困世帯の子どもの6人に1人は、
学校に行っていない。
最近は小三ですでに躓くらしい。
つまり、宿題がわからなくなる。
そうすると学校が苦痛になってくる。

学校に行くためには、
一定の条件がそろう必要がある。

まずは身だしなみ。
人並みの格好ができなければ、
いじめられる。

そして連絡帳に書かれていること、
宿題や持ち物や…
それらがそろっていること。

また、おなかが減ってないこと。
埼玉県の調査では、
貧困世帯の子どもの40%は
朝ごはんを食べていない。
食べていてもその内容が、
お菓子や甘い飲み物だったりする。

そして「行ってらっしゃい」
「行ってきます」という会話、
送り出してくれる人がいるかということ。

本来親が、
小さいときから気を配ってあげること。
当たり前の生活習慣。
それができていない。
貧困世帯の親たちは、
そんな余裕さえなくなっている。

あと、学力低下の要因として、
「質問できない」こともあるという。
赤ちゃんのときに、
泣いて要求し、
おっぱいをもらったり、
おむつを替えてもらったり。
少し大きくなると、
「これなに?」「どうして?」が始まる。
親がそれに答えてあげる。
そんなやりとりがないまま育った子どもは、
質問ができない。
そして、学力が低下していく。

今、そんな子どもたちの進学を助けるために、
アスポート学習支援員事業が行われている。

現在1600人の子どもを
100か所の教室で、
主に埼玉県下の70の大学から、
700人の大学生が、
ボランティアで来ている。
また家庭訪問などもする
専属スタッフが80人。
引退教師が120人。
その他ボランティアがやはり120人。
総勢1000人以上の大人が、
ほぼマンツーマンで、
子どもたちの勉強をみている。

親が外国籍だったりすると、
受験の際、願書を書くところから手伝う。

基本的な生活習慣ができていない子は、
決まった時間までに、
決まったところに
願書を出しに行くことができなかったりする。
そんな子には、
いっしょに願書を出しに行く。

また、合格発表も一緒に見に行く。
もし落ちていたら、
挫折感から立ち上がれず、
将来を投げてしまう子もいるからだという。

そんなこんなで、
今アスポートで支援している子は、
進学率100%!
すごいですね。

そうそう、
アスポートは、
子ども食堂などの食事の支援が
あるとは限らない。
でも、お腹が減っては、
勉強にも身が入らない。

そんな時は、
いっしょにおにぎりを作って食べるのだとか。
そして、そういう時間が、
先生との関係を作っていくのだという。

 

長くなってしまったけれど、
そんないい話をたくさん聞きました。

ただのいい話しにしないで、
今後どうつなげていくか…。
それは私の課題。

感謝主!


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 明石市長 | トップ | 霊的な戦い »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

学び」カテゴリの最新記事