おかあちゃん牧師の日記

新船橋キリスト教会の牧師です!
日々の生活のこと、教会のこと、
家族のことなどを書いています!

貧困の意味

2015-12-31 11:58:18 | 課輔班

課輔班に来ている3人兄弟のお父さんが、
先週の金曜日に亡くなりました。

そして今日が告別式。

式が始まる前に、
子どもたちの顔を見て、
お母さんにご挨拶をしてきました。

お父さんは、5年ぐらい前から動けない体になり、
仕事もできない状態で家にいました。
それでも子どもたちにはいい父親だったようで、
時々教会の帰りに子どもたちを車で送っていくと、
一番下の4年生の男の子は、
一目散にお父さんのところに行っていました。

もちろんお父さんがそんな状態ですから、
家計は火の車。
お母さんはふたつの仕事をかけ持ち、
土日は中学生の二人の子どもたちも
順番にお母さんのお仕事を手伝っていました。 

お父さんの体調はずっと悪かったのですが、
寝たきりだったわけでもないので、
子どもたちはあまりに突然のお父さんの死に、
ショックを受けていたようでした。

3人ともずっと泣き通しで、
亡くなって一週間もたった今日の葬儀でも
一番下の男の子は声を上げて、
ぼろぼろ涙をこぼして泣いていました。 

見ているこちらの心も痛みました。
本当にかわいそう…。
それ以外の言葉が見つかりません。

竹子坑教会の課輔班の親の中にも、
今いつ亡くなってもおかしくないような状態にある親が、
2,3人いるということで、
先日も祈りの課題にあがっていました。

貧困って、こういうことなのです。

栄養状態が悪く、
いつも安いジャンクフードでおなかを満たし、
生活習慣もでたらめで、
大きな病気にかかると最後、
高額医療は受けられないので、
病気が治ることももなく、
若くしていのちを落としていく…。


今回の葬儀にあたっては、
お母さんの希望で台湾の伝統的な方法でなされました。

でも、参列者は少なく、
いすも10ぐらいしか出ていませんでした。
しかもその半分以上が立新教会の人です。
貧困中にあると親戚づきあいもなくなるのです。 

葬儀を出す費用も王牧師が
キリスト教超教派の援助団体、救助協会を通して工面。
葬儀屋も教会のとなりの葬儀屋に頼みました。 

台湾のクリスチャンは、
お焼香はしませんが、
遺影にお辞儀をします。
遺影だけならまだいいのですが、
その奥に偶像(今回は観音像のようなもの)が、
三体もおいてあったりするので、
私たちはおじぎするのも抵抗を感じるため、
葬儀の前にお母さんと子どもたちの顔を見て、
慰問カードをお渡しして帰って来たのです。

悲しい2015年最後の日でした。

お母さんと子どもたちのために続けて祈ります。 


 

 

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洗礼式

2015-12-28 15:50:16 | 教会

27日主日!
洗礼式がありました!!

立新教会初の洗礼式です!
過去にも病床洗礼を受けられた方は、
お二人いらっしゃったんですが、
立新教会設立当初から求道して来られた方の洗礼式は、
今回が初めてです。 

今日洗礼を受けられたお二人、ともとても嬉しそうでした。
ご家族もみなさん礼拝から参加してくださって、
みんなでお祝いできました!

洗礼式のとき、
課輔班の子どもたちはみんな前に出て行って、
しっかりと見届けました!!
子どもたちの中からも
受洗希望者が与えられますように。

中には写真を撮るために前に立ちふさがったり、
なぜか洗礼のときに笑いが出たりと、
厳かさが足らないんじゃなかなと思える場面もありましたが、
それも台湾人教会ならではのおおらかさなのでしょう。
まあおめでたい席なので許せます。 

とにかく新しいいのちの誕生は喜ばしいものです!
みんな笑顔いっぱいでした!!

そして、喜びいっぱいの愛餐会に続いて、
CoCo特製のケーキ!!
サイコーにおいしかったです!

感謝主!! 

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台北観光

2015-12-28 15:33:52 | 旅行

金曜日はお客さんお二人を連れて、
台北観光に行ってきました。

一連のクリスマスの行事も終わり、
日本語クラスもお休みだったので、
わたしもみんなと一緒に行くことができました!
久しぶりの台北観光。
故宮は中国人観光客で混雑しているためパス。
中正記念堂や二二八記念館、総督府などを観て、
あとは永康街で小龍包を食べて、
お土産屋さんを見て回って帰ってきました。 

お天気はあいにくの小雨でしたが、
みんなとにぎやかに観光するのは楽しいものです。

感謝主!! 

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たこやきパーティー

2015-12-28 15:13:36 | 課輔班

先週の水曜日の夜から、 
日本からのお客さんが来ていました。
我が家に滞在していたので、
いろいろと忙しくしていまして、
なかなかブログの更新ができませんでした。

さて、先週の水曜日。
午前中に日本語クラスのクリスマス会!
前半は真面目に授業。
後半にクリスマスをお祝いしました。
教会のクリスマス祝会にもみなさんを案内したのですが、
来られたのは4人だけだったので、
どこかでクリスマスのメッセージを伝えたかったのです。
『名犬バリー』をおとな向きにしてお話しました。
イエスさまが地上に来られた意味を伝えられて、
本当に感謝なひと時でした。
ケーキはフルーツパウンドケーキを焼きました。
おいしく焼けて感謝♪

さて午後は課輔班の子どもたちとクリスマス礼拝。
マリヤとヨセフが住民登録のために、
ベツレヘムへ向かったところから。
身重のマリヤを気遣いながらの旅。
やっとベツレヘムに着いたけれど、
あいている宿が見つからず、
家畜小屋で宿をとり、
そこでイエス様を出産するお話。

イエス様はみんなの心に住みたいんだよ。
みんなの心は他のものでいっぱいになってないかな?
イエス様を追い出したりしないでね。
どうぞ、うちに泊まってくださいって、
イエス様を心にお迎えしてね。

そんなメッセージを伝えました。

そして、木曜日はたこやきパーティー!
2年ぶりぐらいかも!?
初めての子がほとんどで大喜びでした。

天かすは台湾にはないので、油葱酥で代用。
ソースも台湾で買うとすごく高いので、
一番ソースの味に似ている香酢と
陰油膏(とろっとしただし醤油)をうまく調合して、
日本のお好みソースの味を出しました~!

日本からのお客さんとCoCoやMaiMaiも手伝ってくれたので、
人手も十分でたのしくやることができました。
子どもたちもすぐにお客さんたちになついて、
とても楽しいひと時になりました!

感謝主!!
聖誕節快楽!! 

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聖誕晚會Part2

2015-12-21 10:46:23 | 教会

久しぶりに愛家教会のクリスマス祝会に参加しました。
昨年は台湾にいなかったし、
その前の3年は立新教会の祝会に重なったので、
行けなかったのです。 

久しぶりの愛家教会の祝会。
日本語クラスのメンバーでも特別賛美をしました。
歌った賛美歌はこちらも「すばらしいHoly Night」

よく考えたら、
短い人は日本語を習い始めて、
まだ15時間です。
よくここまで歌えるようになったなと、
本当に感心することしきりです。

そして、愛家教会祝会の出し物の見ものは、
なんと言っても劇!

ヨセフ物語を40分ぐらいかけて演じました。
全く役者ぞろいで驚きました!

恐らく100名を超える人が集まっていたことでしょう。
蒔かれた福音の種が、
いつか芽を出すように願いつつ。

笑いいっぱいの愛家教会のクリスマス祝会でした!

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牛乳不買事件

2015-12-18 21:26:03 | 時事問題

https://www.ys-consulting.com.tw/news/60923.html

味全牛乳に返品運動、頂新の無罪判決に反発

2015/12/11 15:47

 頂新国際集団の不正食用油事件の関係者6人に先月末、一審の彰化地方法院が無罪判決を下したことに消費者が反発し、頂新集団傘下の食品大手、味全食品工業の牛乳「林鳳営」の不買運動が一部で返品運動に発展している。味全は10日、同社は頂新集団から40%の出資を受けているが、すべての製品で食品安全の法規を順守して生産に取り組んでいるとして市民に理解を呼び掛けた。彰化地方法院検察署は同日、一審判決に事実誤認があるとして上訴した。


というわけで、今台湾では不買運動の勢いが止まりません。
スーパーに行くと、
他のメーカーの牛乳は売り切れているのに、
林鳳営の牛乳は山積み。
1本買うと1本ついてくるというようなセールをしているのに。

事は2年前廃油ラード事件にさかのぼります。
台湾の高雄にある「強冠」という製造元が、
回収した廃油や、香港から輸入した工業用ラードで製造した油を
取引先に卸しているところから始まりました。

「強冠」には台湾でかなりの数の取引先があり、
その多くがシェアの大きい食品加工工場などでした。
食品加工工場などで、油として使われるのはもちろん、
さまざまなところでこの廃油ラードが使用されていたのです。
廃油の中にはクロムなどの有毒物質が含まれており、
健康被害を訴える人々が多くいたそうです。

この「強冠」の国際的な資本組織が頂新国際集団。
そして、彼らが40パーセントの株を所有しているのが、
この牛乳のメーカー「味全」という会社なのです。 

そして、二年越しの今回の裁判の判決で、
なんと無罪!!

国民の怒り沸騰!!

国が裁けないなら我々が制裁を与える!
ということで今回のボイコットに及んだということです。
ネット上でも今回の判決を下した裁判官たちの
名前や顔写真をあちこちで見かけました。
裏で金が動いたのではないかとの憶測も。 

まあ、このボイコットで、
関係のないお店まで被害を受けているので、
いろいろ議論もあるのですが。

国が裁けないなら国民が!
という姿勢に、台湾人の逞しさを感じます。
日本人には、こんな気概はないですからね。 
さてさて二審はどうなるのか…。 

 

 

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幼稚園のクリスマス

2015-12-18 17:30:35 | 課輔班

今年も幼稚園に行ってきました。
クリスマスイベントの出前です(笑)

こちらの公立の小学校付属幼稚園、
昨年までは年中、年長さんの30人だったのに、
今年は年少さんも加わって、
なんと58人!

しかも幼稚園の教室ではなくて、
小学校の広い映画館みたいなホールを借りたので、
なんか落ち着かな~い!
子どもたちとの距離もあるし。
小さい子たちだから、
いすの背もたれが高くて
二列目以降の子どもたちの顔も良く見えないし、
ちょっとやりにくかったかな~。

でも、クリスマスが何の日なのか
知らない子どもたちがほとんどなので、
おばちゃん二人がんばって
イエス様の宣伝してきましたよ♪

はじめにWe with you a Merry Christmas♪を歌いました。
英語の指導は私ですよ私!
笑っちゃいますね。

で、クリスマスのおはなしも私。
今年のお話は「名犬バリー」
(知らない人はググってくださいな。)

そこからイエス様がお生まれなさったのは、
私たちを救うためだったんだよというお話。

そして、クリスマスまでの1週間分の
アドベントカレンダーの色づけ。
そしてそこにこちらで準備した
アメやお菓子を貼り付けて終わり!

子どもたちの心に、
クリスマスの本当の意味が
いつまでも残っていればいいな。 


はい、こちらは課輔班です。
こちらもアドベントカレンダー!
日本からのアメやお菓子を貼り付けて完成しました!
知立教会の家の教会立新牧場から送られて来たものです。

台湾にもパクリ賞品(失礼!)はいろいろあるけど、
本当の日本のお菓子はやっぱり珍しいです。
子どもたち大興奮でした!!

みんなみんな、
良いクリスマスを~!!! 

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聖誕晚會

2015-12-14 10:07:08 | 教会

夕べは立新教会のクリスマス祝会でした。
準備したプレゼントの残った数からすると、
たぶん80人ぐらいの参加。
普段の20人前後の礼拝をしていることを思うと、
大盛況ぶりでした!!

課輔班のピアノを習っている子どもたちによる演奏。
そして、ダンスの披露。
課輔班の子どもたちみんなによる賛美がありました。

そして、日本語クラスの皆さんによる特別賛美。
『すばらしいHoly Night』
みなさんとても上手に歌えてました。

お話は主人の「三本の木」
映像とBGMがついていて、
とても良かったです♪

そして、今回のスペシャルゲストは、
課輔班の子どもたちのドラムの先生と、
その仲間の皆さんによる歌と演奏。

流行歌と賛美歌を
交えて歌ってくださって、
みなさん心を開いて聴いていくださっていた感じ。
これまたなかなか良かったです!

台湾の教会のクリスマス祝会は、
昔の日本の教会祝会のようななつかしい雰囲気です。
どことなく忘年会的な…(笑)

でも、課輔班の子どもたちの家族や
ご近所のみなさん、
日本語クラスの生徒さんなど、
たくさんの方に来ていただけて
本当に感謝でした♪ 

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アドベントカレンダー

2015-12-11 11:07:11 | 課輔班

今年も知立教会の立新牧場のみなさんから、
課輔班の子どもたちに
アドベントカレンダーと
カレンダーに貼り付けるお菓子を送っていただきました。

今年で4回目です。
本当に嬉しいプレゼントです。

お菓子は1週間分ですから、
昨日子どもたちと一緒に色付けして、
来週お菓子を貼り付けます。

1週間、毎日違うお菓子が楽しめる予定。
感謝です~!

実は知立教会の立新牧場は、
今年解散になりました。
というのは牧者夫妻が海外転勤で引越しになったから。
ですから今年が最後です。
立新の開拓当初から、
私たちの働きを覚えて支えてくださったこと、
本当に感謝です! 

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以馬內利

2015-12-10 10:41:13 | 課輔班

子どもたちや教会の人と作った星たち、
こんな風に飾ってます!

えっ?色に統一性がなくて派手?
いやいや、いいのです。
台湾はこれぐらい派手じゃないと! (笑)
 

昨日の課輔班のお話のテーマは、
「以馬内利(インマヌエル)」。
意味は「主があなたとともにおられる」です。 

せっかくイスラエルの王様をたどって、
聖書のお話を聴いたばかりなので、
その流れで、
イザヤの預言から入りました。

「見よ、処女が身ごもっている。
そして男の子を産む。
その名はインマヌエルと呼ばれる。」

こうして救い主イエス様の誕生が預言され、
イスラエルの民は約700年もの間待ち続け、
とうとうイエス様がお生まれになるときが
やって来たのです!

マリヤにみ使いが現れたとき、
み使いは言います。
「主があなたと共におられます!」と。 

そして、同じくみ使いが、マリヤの夫となるヨセフに、
おなかの子どもは聖霊によるものだから、 
安心してマリヤを受け入れるようにと
説得するときも、
イザヤの預言を引用するのです。
「その名はインマヌエルと呼ばれる」と。

私たちはアドベントのこのとき、
インマヌエルの主を待ち望むのです。

孤独でさびしくて、
何をするのも勇気がなくて、
プレッシャーでこわくて、
押しつぶされそうで。

そんな私たちにインマヌエルの主が与えられる。
もうさびしくない。
ひとりじゃないからがんばれる。
前を向いて、
何が起ころうとも立ち向かえる。

それがインマヌエル。
主がともにおられる。

最後に子どもたちに聞きました。
イエスまはインマヌエルの主だから、
いつでも一緒にいてくださるんだよ。

子どもの今も。
みんなが大きくなっても。
おじいちゃん、おばあちゃんになっても。

じゃあ、死んじゃったらどうなるのかな?

子どもたちは大きな声で答えました。

死んじゃってもいっしょだよ!
そして天国に連れて行ってくれるの! 

お~~!
みんなわかってる!!

感謝主!! 

 

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