おかあちゃん牧師の日記

新船橋キリスト教会の牧師です!
日々の生活のこと、教会のこと、
家族のことなどを書いています!

感恩節

2008-11-27 23:47:21 | 文化 習慣


木曜日から、
台湾にいながらアメリカです。

宣教団体のサンクスギビング休暇を利用したリトリートが、
土曜日まで、続きます。
今年は、わりと近いところが会場なので、
毎日日帰りしています。

夕べは、
アメリカのサンクスギビングの定番、
七面鳥や各種キャセロール、かぼちゃのマッシュなどを、
ご馳走になりました。
懐かしくて、おいしかった!
デザートは、パンプキンパイかナッツのパイ、アップルパイの中から、
ひとつをチョイス。
もちろん生クリームをたっぷりかけて。
・・・カロリーを考えてたら、
アメ食は楽しめませんから。



なんだか、
アメリカに住んでいたことを思い出す・・・。

あのころは、
主人は貧しい神学生。
サンクスギビングというと、
あちこちから、
貧しい人に送られる品物(缶詰やシリアルのような)が届いたな。
あと、ターキーが配られたこともあったけ。
あの時はまわりの人の親切がうれしかったと同時に、
「与うるは受くるより幸い」を実感したんだったけ。
施される側になる経験、
はじめてでしたから。
貴重な経験でした。

で、毎年のことだけど、
このリトリート、
英語があんまりできない私にとっては、
結構チャレンジで、
気がつくと、
中国語の群れの中の方に入ってます。
少しはましなので。

そして、
これもまた毎年のことなんだけど、
もっと英語を勉強しようと、
気持ちを新たに決心するのでした。
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自転車ブーム

2008-11-24 22:55:28 | 時事問題
台湾は、今年自転車ブームでした。

もともと、
台湾の自転車生産台数は、
世界一だそうで、
海外にもたくさん輸出していたようだけれど、
台湾の中では、
どういうわけか、
自転車に乗っている人は少なくて、
バイクばかりだった。
だって、暑いですからね~。

でも、でも、
最近あちこちで、自転車屋さんがオープン。
自転車人口が増えてきた。

町のあちこちで、
スポーティーな自転車に乗り、
前後に長いヘルメットをかぶり、
専用のぴっちりしたウェアーを着ている人を見かける。

そうそう、
夏、台湾の東部に旅行に行ったときにも、
自転車でツーリングしている人たちをたくさん見かけた。
台湾縦断の旅なんて人もいるのだろう。

聞けば、台湾の大手自転車メーカーでは、
今年の冬のボーナスが、
なんと23ヶ月分支給されるとか・・・。
この不況のなかで、すごいです。

えっ?うち?
うちは、こっちに来た4年前から自転車乗りこなしてますよ。
二台1万円のママちゃりですが。(^^)
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母と息子

2008-11-20 21:43:17 | 文化 習慣
先日、教育講演会に参加した。
日本の教会でも、
よく聞かれるような内容だったのだけれど、
いかにも台湾の家庭を表しているな~と思われるような例話が、
いくつかあって、面白かった。

中でも印象深かったのは、
こんな話。

「お父さんたちが、子どもの教育にちゃんと関わって、
子どもに影響を与えられるということはとても大事なことです。
でも、よくこんなお父さんがいますね。

会社が終わるぐらいになると、
実家のお母さんから、
会社に電話がかかってくる。
「帰るときちょっとうちに寄りなさい。
美味しいもの準備してるから。」
という誘いの電話。
彼は、誘われるまま実家に寄って、
夕飯を食べ、
ゆっくりして、
夜遅くなってから帰宅。

これでは、帰ってから、
子どもの様子を見たり、
勉強をみてあげたりなんてこともできません。

お父さんたち、
なるべく早く帰ってくださいね。」

とまあ、こんな内容。

みんなうなずいて聞いていたけれど、
私は、いかにも台湾らしい家庭の様子に、
思わずニヤリッ。

最近では、少し事情も変わってきていると思うのだけれど、
基本的に、台湾ではお母さんは絶対的存在。
しかも、息子との関係はまた特別みたい。
よく言えば、すごく母親想い。
でも、日本人から見ると、
ちょっと行き過ぎ?
いや、日本人の親子関係が淡白すぎるのか。

とにかく講師の先生は、
結婚したら、
しっかり自立して、
むしろ夫婦の関係を大切にするようにおっしゃっていた。

でも、
そんな話しを聞きながら思った。
台湾の最近の若いお母さんたちは、
家で自分で食事を準備しない人が多い。
子どものいる家庭の7割が、
夕食を外食にしたり、
弁当を買ってきて食べるという統計を見たことがある。
まわりの私と同じ世代のお母さんたちをみても、
食事をたまにしか作らない人が、結構いる。

だったら、
温かい手づくりの食事を準備して待っている
母親の引力が強くなるのも無理ないよな~。

うちのことを考えても、
食事を作ったり、
お弁当を作ってあげたり、
っていうので、
私の存在価値がぐんとアップしているはず。
もちろん、
それがすべてじゃさびしいけどね。

外食産業が盛んな台湾。
女性も男性と同じように働いている台湾。
子どもは、学校が終わったら塾通いに忙しい台湾。

う~ん。

健康な家族関係を築き上げるためには、
強い意志と努力が必要かもしれません。
それは、日本も同じか・・・。
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廻轉刷刷火鍋

2008-11-19 00:15:38 | 食べ物
今日は、教会の集会の後に、
みんなでお鍋を食べに行きました。

前にも書きましたが、
台湾の人は鍋が大好きで、
夏でも汗をかきかき食べています。

そして、今日行ったのは、
また、台湾独特のお鍋やさん。

回転寿司って言うのは、
日本で発明されたものみたいだけど、
それをまねたのがこの「迴轉刷刷火鍋」。
「迴轉」は、「回転」のこと、
「刷刷」は、「しゃぶしゃぶ」のことで、
「火鍋」は、「お鍋」の意味だから、
だいたいどんなものか想像出来るでしょう。

まずは5種類のお鍋のおだしを選べます。
ちなみに私は、「韓国キムチ味」でした。

あとはベルトコンベアーにのって流れてくる
お肉や海鮮、それに練り物を好きなだけとって、お鍋に入れる。

それ以外にも、
別のコーナーでは野菜やきのこ、
麺類や・・・もういろいろ、
好きなだけ持って来られます。
日本人的には、えっ!?こんなの入れちゃっていいの?
みたいなのもたくさんあるけどね。

そうそう、
これは、個人鍋なんです。
カウンターに並んで座って、
目の前に電熱ヒーターとお鍋が準備されていて、
個々人が好きなダシで、好きな具材を取って食べるのです。

何だか、みんながそれぞれ黙々と食べていると、
お鍋の大事な要素が失われている気がしてくるのですが、
まっ、こんな勝手なお鍋もたまにはいいです。

168元(600円ぐらい?)で食べ放題。
飲み物やサラダ、アイスだって飲み放題、食べ放題でこのお値段。
安いですよね~。

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台湾語

2008-11-13 21:53:32 | 文化 習慣
台湾の公用語は北京語(中国語)。
でも、台湾の特に中部南部の人は、
台湾語をよく使う。

もちろんこちらが中国語を使えば、
中国語で返してくれるのだけれど、
台湾語が使える相手には、
台湾語を使いたいようです。

家に帰ると台湾語、
市場などに行くと台湾語。
井戸端会議も台湾語。
商売になると台湾語。
民族意識の強い長老教会などは台湾語。

ちなみに私たちは、中国語しか学んでいない。
台湾語は、一方言などというものではなく、
まったく違う言語なので、
ぜんぜんわからない。

台湾語を使うのは、
主にいわゆる内省人と呼ばれる
ずっと昔から台湾に住み着いている漢民族で、
台湾の7割を占める。

でも、戦後に大陸から来た外省人と呼ばれる人たちも、
ぜんぜん別の言語を話す客家(ハッカ)人も、
必要に迫られ、
台湾語を話す。

私は台湾語はできませんという人もいるけど、
結構みんな聞けてはいるようだ。

でも、でも、
学校教育が中国語でなされるようになって60年もたつし、
そのうち、中国語に移行していくのだろうと、
淡い期待をもっていた。

でも、
この間、台湾のお友達の一人に、
こんな話を聞いて、
そんな淡い期待ががらがらと崩れていった。

彼女に言わせると、
子どものころは、
家で台湾語を話すだけだったらしい。
外で話すとおばさんっぽい感じがしていたからと言っていた。

ところがどっこい、
年齢が進むにつれて、
外でも台湾語を使うようになっていった。
つきあいや仕事などで、
使う場面が増えたのだという。
だから、若いころより、
格段に台湾語がうまくなっているというのだ。
もちろん話すだけ。
読み書きはさっぱりだめだというけれど。

でもそれはそれでいいのだという。
もともと台湾語は音だけの言語だったのだから。

ちなみに彼女は、
わたしと同じ年代。

彼女の話を通して、
とにかく、
台湾語とは、長い付き合いになることがわかった。

ただここに住んでいるだけなら、
中国語だけで通しますよ。
一応、生活する分には、特に問題ないのだから。

でも、
私たちは宣教師。
彼らの心に届かなくてはいけない。

台湾に住みながら、
まったく台湾語がわからないじゃね~。
やっぱり、勉強しなきゃいけないかな~。
台湾語。
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感動!

2008-11-12 17:45:19 | 信仰 聖書
日曜日の午後、教会で婦人の集まりがあり、
みんなでDVDの鑑賞会をした。

その内容が、
すごく感動できだったので、
ちょっと紹介!

このDVDは、一人の日本人女性の半生をたどるものでした。

彼女の名前は、丸山陽子さん。
山梨の副市長だか県副知事だかの娘という
ちゃんとしたところのお嬢さん。
そんな彼女が、
日本の神学校で学んでいた顔金龍(ユエン ジンロン)
という台湾原住民の青年と出会い、結婚。

(ここで補足説明。
日本では「先住民」という呼称が一般的に用いられるが、
台湾では、先住民というと、
すでに滅んでしまった部族をあらわすことになってしまうため、
正式名称として「原住民」が使われている。)

台湾の原住民は、
台湾では2パーセントぐらいなのだか、
独特の文化を持ち、
政府による様々な援助、対策がなされてはいるが、
大学進学率が低かったり、
いわゆる3Kと呼ばれる仕事や、
女性なら夜のお仕事に従事することが少なくない。

神学校を卒業した顔金龍牧師は、
そんな自分たち原住民の現状を憂い、
台湾に戻ってからは、迷わず彼らへの伝道に専念する。
もちろん、妻陽子もいっしょに。

しかし、陽子の結婚生活は、
当初、大変なものだった。
日本人と台湾原住民とは、文化が違いすぎる。
歌や踊りが大好きで、楽観的な彼らは、
その日暮らしで平気、
計画性を持たない。
個人の所有という概念が希薄で、
日本から持ってきた高価な食べ物でも、
冷蔵庫に入れておけば、
誰かが知らない間に食べてしまう。

しかも言葉の問題がある。
嫁いだ当初は、中国語が話せなかった。
買い物ひとつするのも一苦労なのに、
夫は忙しくて、ついてきてくれない。
そんな中で、ストレスを募らせ、
何度も国に帰ろうとしたとか。

夫の伝道方法は特別だった。
夜になると教会の仲間と繁華街に出て行き、
そこで働いている原住民の「小姐」(バーなどで働く女性)に伝道する。
お店が終わる遅い時間に、
何人かの小姐と一緒に聖書を読んで、
イエス様のことを伝える。
そんな中で、多くの女性たちが救われていくのだという。

DVDの中で、
陽子は、はじめ涙ながらに当時のことを振り返るのだが、
その表情は、どんどん明るくなっていく。
いつの間にか、原住民の文化に慣れ、
受け入れられるようになっていったのだった。
それどころか、彼らに対する尊敬の念も生まれてくる。

彼女は言っていた。
当初は、「自分たちにはある。彼らにはない。」とずっと思っていた。
だけど、今は違う。
「彼らにはある。自分たちにはない。」
そんなところに目がいくようになったらしい。
彼らのおおらかさ、前向きは明るさ、豊かな感情。
どれもすばらしい神様からのプレゼント。
今は、そんな原住民の仲間が大好きだという。

彼女は、今では、
家庭に恵まれない原住民の子どもたちの友達であり、お母さんでもある。
彼らの駆け込み寺のような役割を果たし、
一緒に遊び、勉強も見る。
何かあれば相談にのってあげる。
彼らの卒業式には、必ず行って一緒に祝い、喜んであげる。
親のような仕事を望まない子どもたちのために、
仕事も一緒に探す。

そんな子どもたちの中には、
お父さんは日本人だという子どもも少なくない。
お母さんは結婚しないまま子どもを生み、
一人で育てている。
そんな時、陽子の胸は痛む。
日本人としての負債を感じるのだろう。

丸山陽子さん、
DVDで見る限り、
私と同じぐらいの年のようだ。
いつか会う機会もあるかもしれない。
私なんて足元にも及ばないけど、
彼女のような日本人が、
台湾で伝道のために汗を流していることには、
とても励まされる。

そうそう、でも、
婦人会が終わったとき、
心なしか、周りの人の視線が気になった。
やばい・・・比べられている?

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習慣の違い

2008-11-07 20:54:37 | 文化 習慣
台湾で生活する中で、
どうしても気になる習慣がいくつかある。
そのうち慣れるのかな~とも思うのだけれど、
今のところ、
やっぱり気になってしまっています。

そのうちの一つ。

物を渡すときに、
投げたり、転がしたりすること。

婦人の集会。
一通りのプログラムが終わると、
お茶の時間になるのだけれど、
そのときよく見る光景。

たとえば、
テーブルを囲んでいる人たちに、
一つ一つビニール袋に入っている肉まんを渡すとする。

そうすると、
なんと、配る人は、
その肉まんを投げたり、転がしたりして渡すのだ!

はじめは驚いた!

でも受け取る人は、
ぜんぜんなんとも思わないらしい。
ニコニコして、
「ナイスキャッチ!」とばかりに受けとる。

小さいことだけど、
人に食べ物を勧めるときには、
特にそれがお年寄りだったりしたら、
そばに行って置いてあげるものでしょう。

お皿にのったケーキでも、
テーブルを滑らせて、
遠くの人に渡すのも何度も見たし。

ん~~、慣れないな。

でも、日本人の物への扱いの丁寧さは、
やっぱり世界の中でも特別なのだろう。
そんな特別なものさしではかっちゃいけないんだろうな。

そうそう、慣れないと言えば、
うちのすぐ上の12階の住人。
ベランダから、下に向かって水を捨てる。
バケツの水を捨てているようなんだけど、
下に通行人がいたらどうするんだろ。
ってか、通行人はいなくても、
自転車やバイクが止めてあるのに・・・。

そうそう、
食事中、そばで大きなげっぷをされるのもな~。

台湾の生活、
随分慣れたけど、
実は、こんな小さな習慣の違いに遭遇しては、
ため息がもれてしまう私なのでした。
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子どもって・・・

2008-11-03 20:57:11 | 家族
最近は少し落ち着いてきたけど、
一時期、マイマイ(小1)が、
夜になると怖がってこまった。

何が怖いのかと言うと、
「地震」が怖いのだという。

9月21日は、10年前台中で地震があった日。
その日学校で、その当時のことを先生が赤裸々に語ったらしいのだ。
たぶんそれ以来だろう。
夜になると、怖いと言い出す。

しかも、そこから始まって、
「ママもいつか死ぬの?」
「マイマイより先に死んじゃうの?」
と目に涙をためながら聞く。

子どもって、みんなこんな時期があるのだろうか。
上の子達も、こんな時期があった気がする。
私自身も、まだ幼いとき、
夜になるといつも「死ぬ」ことを考えて、
恐怖におびえていたときがあった。

そういえば・・・、
子どもの賛美歌には、
天国をテーマにした歌詞がとても多い気がする。
「まもなくかなたの」
「青い空より」
「主が私の手を」など。

死など、
子どもにとっては、
遠い未来の事とおとなは思う。
だけど、実は、しっかりと死に向かいあっているのは、
子どもなのかもしれない。

マイマイが、怖がるときには、
抱っこしてお祈りをする。
「今晩も神さまがマイマイを守ってくださるように。」と。
それでも怖がるときは、
「マイマイ、お祈りしたら、信じるんだよ。
神さまが、絶対守ってくださるって信じて、
安心していいんだよ。」
という。

祈ったら、信じて、安心していい・・・。

子どもにそう言いながら、
自分に言いきかせている気がする。

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