台湾の国民投票、
もう一つ特記すべきことがありました。
原発のことです。
台湾の今の政府は、
2025年までに、
すべての原発をストップさせると
宣言していました。
ところが今回の国民投票で、
原発廃止を反対する票の方が、
多かったのです!
台湾の電力発電の現状は、
未だに石炭を使った発電が多いらしい。
政府は、原発に代わる再生可能エネルギーの開発を
進めると謳っていたのに、
思ったように進まなかったのか…。
そうすると、
風の少ない季節になると、
大気汚染が深刻で、
わたしたちが台湾にいたころにも、
人体に影響を及ぼすぐらい空気が汚くて、
子どもたちを外に遊びに出さないように、
やむを得ず外出するときには、
マスクをするようにと、
政府が注意を呼びかけていました。
本当にもやがかかって見えるほどひどかった。
たぶんそれが影響していいるのでしょう。
台湾も地震大国。
もし、原発事故があったら、
今の大気汚染なんて比じゃない、
人体に非常に有害な
放射能に汚染されるのに。
しかも100年もの長期にわたり…。
この件については、
今回惨敗した民進党の政策が
よかったと思うのだけれど。
なかなか思うようにはいかない…。
だけど、矛盾してるよね。
福島近隣5県の農作物も魚も肉も
一切輸入しないぐらい放射能汚染を恐れているのに、
自分たちもそのリスクを背負って、
原発廃止に反対するなんて…。
その点はようわからんわ。