またも、明日の週報の牧会コラムから。
この夏、会堂のエアコンが一斉に故障しました。8月最後のあの暑い中で行われた礼拝は忘れられません(笑)
そして、メールでの役員会で、急きょ会堂のエアコン全部の取り換えが決議されて、4台とも取り換えることになりました。そして今週は、まず2台を設置。明日は、涼しい中で礼拝をささげることができ、感謝なことです。
エアコンといえば、先週こんなことがありました。この度、「フードシェアしんふな」として、船橋市の地域支援のための助成金を申請したことに伴って、8/29に官民連携会議が行われ、私はそこに出席しました。会議も終盤になり、質疑応答の時間に、私は一つの質問をしました。「私たちのフードパントリーに、家のエアコンが壊れて、この5年エアコンのない生活を強いられているひとり親家庭があります。猛暑が続く夏、命に関わる問題だと思いますが、市として何か支援対策はありませんか?」という質問です。それに対し、社会福祉協議会の担当者が、一時貸し付けの制度はあるとの返答を下さいましたが、申請書類審査を通り、貸付金が下りるまではかなり時間がかかることは想像できましたので、その時点で半ばあきらめていました。ところが、会議が終わった後、子ども食堂ネットワークの一つのこども食堂の代表の方が、私のところに来て、「私たちの食堂でその人の家にエアコンをつけましょう!」と申し出てくれたのです。そして、あれよあれよという間に話が進み、1週間後には、その家にエアコンを設置し終わったとの連絡が来、当事者の方も大変喜んでいました。このことを通して、私は、何か大切なことを学んだ気がします。皆さんはいかがでしょうか。
なぜエアコンを5年も付けられなかったか。
もちろん一時的にたくさんのお金がかかるからです。
ひとり親の彼女はダブルワークをしていたのですが、
最近、一つの職場を辞めさせられて、
日々の生活にも困っておられました。
子どもは高校生。
4年制の高校なので、
子どもが18歳になり、
児童扶養手当なども打ち切られました。
どんなに切り詰めても、
エアコンを新調するお金は出ないのです。
わたしは、フードパントリーを始めて3年。
当初から彼女がエアコンなしで
夏を過ごしていることを知っていました。
ちなみに冬はこたつだけです。
電子レンジが壊れたと聞いた時には、
ジモティーで2,000円ぐらいの中古のを探して、
彼女に渡しました。
でも、さすがにエアコンまでは無理だと
思い込んでいたのです。
そして、
「大変だね、暑いね、大丈夫?」
との声かけだけずっとしてきました。
結局、他人事なのよね。
自分の家のエアコンが壊れれは、
間違いなく、
直ぐに直すなり、
新しいものに取り換えるなりします。
教会のエアコン4台も、
躊躇なく取り換える決断をしました。
あんな暑い礼拝はこりごりだからです。
そうそう、教会のエアコン取付のためにも、
遠隔地に住んでいる教会員から、
25万円の指定献金がありました。
なんというか…。
結局、神さまが全部してくださったってこと。
神さまは、クリスチャンであってもそうでなくても、
すべての人を愛しておられ、
ひとりひとりの生活に関心をもってくださっている。
そして、今回のように、
人を用いて助けてくださる。
教会のエアコンも、
そのひとり親の方のエアコンも。
すべては神さまの恵み。
それにしても、
世の中には愛にあふれている人がいるな~。
自分って愛がないな~。
クリスチャンって愛がないな~。
この間のかき氷案も、
もったいないとか、
もらい癖がつくとか、
食料だけで楽しみはいらないとか、
悲しいことばがいっぱい出てたしな~。
神さま、ごめんなさい(-_-;)