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昨日の課輔班のお話は、
ヨセフ物語の第一回目でした。
父ヤコブのヨセフに対する偏愛と
兄たちの嫉妬と憎しみ。
ストーリーとしてはとても面白いので、
子どもたちも息を呑んでお話しに聞き入っていました。
最後にいつものように師母が、
お話の補足とお祈りをしてくれました。
「みんな、世の中不公平だなって思ったことある?」
大部分の子どもたちが手を上げる。
「そう。それは正常な考えね。
世の中不公平なものなのよ。
私にも2人子どもがいるけど、
小さい頃よく不公平だって文句言われた。
子どもが小さいときは、はいはいごめんね、
って言っていたけど、
あるとき言ったんだ~。
『そうだよ。
公平になんてできないよ。
神さまじゃないんだから。』
って言ったの。
いい、みんな。
世の中も世の中の人々も公平じゃないんだよ。
みんながおかれている環境も
与えられている容貌も能力も健康もみんな違うの。
親も先生も欠けだらけの人間だもの、
みんなのこと公平になんて扱えない。
でも、それに文句を言うのはやめなさい。
人と比べるのもやめなさい。
自分の生まれてきた環境をのろったり、
親や先生を責めるのもやめなさい。
そんなことしたって何にも変わらない。
むしろ自分の環境やまわりにいる人を受け入れて、
自分が変わる努力をしなさい。
最大限の努力をして、
自分を高めなさい。
神さまは公平なお方だし、
私たちの環境も私たち自身のことも
一番よく知っていらっしゃる。
だって、みんなにその容貌と能力と環境を与えたのは、
神さまなんだから。
神様が目的を持ってそうされたの。
そして神様だけが唯一公平なお方。
神さまのご真実に信頼して、依り頼もう。」
お~、すごいこと言うな~って、
感心して聞いてしまった。
課輔班に来ている子どもにきれいごとなんて通じない。
こんな風に現実と向かい合わせて、
それに立ち向かえる強い子になってもらわなくては。
子ども以上に私が教えられた時でした。