おかあちゃん牧師の日記

新船橋キリスト教会の牧師です!
日々の生活のこと、教会のこと、
家族のことなどを書いています!

やっぱり

2017-09-30 13:33:31 | 課輔班

いや、時間と睡眠はすばらしい。
多少落ち込んでもすぐ立ち直れる。
あと、おいしいものとおしゃべりがあればなおいい(^^)

昨日はスカイプでや〇し〇先生とお話ししました。
先生は私のアカウンタビリティーパートナーで、
定期的に近況報告をして祈り合うお友だちです。

先生は日本でも牧会の経験がある現役宣教師で、
ちょうど同じころに宣教地に派遣されています。
しかも年のころもだいたい同じ。

やはり、励まされますね。
わたしもがんばろーって気になります。

先生も説教に関して、
いろいろかつて悩んだそうです。
というのも現地の教会のみなさんが、
先生の説教がわからないと言うとか。

それは、ことばの問題以上に、
おそらく文化の違いからくるのだろうけど、
会衆が、先生の論理的に話を進めていく手法に、
慣れていないのが原因じゃないかと
おっしゃってました。

だからと言って、
み言葉の解き明かしですから、
会衆に合わせて説教を準備することは、
先生としてもできず…、
だから、この問題はまあいいやと、
放置だそうです(笑)

それ聞いて、
私も放置決定!!


うちの課輔班の子は、この5年、
ずっと私のメッセージで育って来たんです。
そういう意味では、
みんな私のお話に慣れていて、
逆に他の人のお話が理解できないかもしれない(笑)

また私も教会学校育ちですから、
子どもに話すときには、
自分が子どものころ、
こんなカリキュラムで、
こんな風に話してほしかったという思いで、
おはなしを準備しています。
だからやっぱり譲れないんですよね。
いろいろと。

うちの課輔班の子たちすごいんですよ。
この間もこんなやり取りがありました。

ヤコブのお父さんは誰?

イサク!

イサクのお父さんは?

アブラハム!

神さまから代々続いてきたお約束があるよね。
それは何かな?

子孫を増やすということ!
カナンの地を与えるということ!


こんな感じで、
いつもポンポンと私の質問に答えてくれます。
子どもたちが、
聖書の知識を身に付けるだけではなく、
信仰のベースをしっかりと築いていると
私は信じています。

はい、やっぱり私は私のやり方で。
信じたところに従ってやっていきます。

!(^^)!

 

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幼稚?

2017-09-28 22:24:19 | 課輔班

今週のバイブルタイム、
ヤコブがラバンのもとで苦労する話。
子どもたちもよく話を聞いてくれていました。

ヤコブは兄のエサウやお父さんを騙して、
長子の権利や神さまの祝福を奪ったけれど、
今度は騙される側になっちゃったね。
叔父のラバンの方が一枚上だった。
だまされるってどんなに悔しくって、
どんなに悲しいことか、
自分が体験してみてやっと分かったね。

神さまは、こうやって、
愛する神さまの子どもたちを訓練されるんだよ。
だれでも弱点はある。
ここさえ治れば…ってことがある。
神さまは時々集中治療をなさるんだよ。

ヤコブのハランでの20年、
辛かったけど、
大切なことを学んだね。

そんなおはなしをして、
楽しく過ごしたバイブルタイム。

ところがところが、
昨日、スタッフでお昼ご飯を食べているとき、
バイブルタイムが、
5,6年生には幼稚だという話が出ました。
高学年と低学年を分けようかという話も。

4年生の男の子、
彼の家は、台湾の伝統的な宗教にとても熱心。
だけど、聖書のお話の時、
一番熱心に聞いてるよね、
反応もすごくいい。
そんなことを私が言ったら、
彼は、まだ小さいからね。
だって…。

そんなことない。
5,6年生の子たちだって、
いつもしっかり前を見て、
一生懸命話をきいてるよ。
決して幼稚じゃない…と言いたかったけれど、
言えなかった…
(´・ω・`)ショボーン・・・

なんか気持ちが萎えた。

私の中国語の問題かな
ことばが簡単すぎる?
視覚教材に頼りすぎてる?
語りかけの言葉が幼稚?
それともお話し内容が幼稚だってこと?
私はいつだって、
スタッフの人にも聞いてほしいと思って
語ってるんだけど。


そういえば、主人も昔
「齋藤牧師の説教はそんなに深くない。」
って言われて、へこんでだっけ。

絶対そんなことないのにな。
聖書のみ言葉を
だれでも理解できるような言葉で、
かみ砕いに話してるだけで、
内容はしっかりした釈義の中で生まれて来た
深いメッセージなのに…。

台湾でウケるような例話をふんだんに使って、
面白可笑しく聞かせるようなメッセージではないけど、
み言葉が心に沁みこみ、
人を変える力のあるメッセージなのに。

いや、主人のメッセージと、
自分の子ども向けのお話と並べるのは違うな。

でも大丈夫。
これは自分と聴衆、そして神さまとの問題だから、
他の人の評価は気にしない…と
自分に言い聞かせて一晩過ごしたけど、
あかん、まだ引きずっている。

加油(ジャーヨウ)自分( ;∀;)

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温水

2017-09-26 19:41:29 | 文化 習慣

今日も得勝者の授業のために、
近くの小学校に行って来ました。

先週は、なにしろ暑すぎて、
背中はあせもでかゆくなるし、
夕方には熱中症でしょうか、
頭痛がしてくるしで、
さんざんだったので、
今週は心して、
いろいろ暑さ対策をして行きました。

それにしても学校の飲水機、
なんとかならないんでしょうか。

こんな立派な飲水機が、
各フロアに二つずつあって、
非常に助かるのですが、
せっかく高性能な飲水機なのに、
冷たい水がないのです!!

左が100℃の水、
真ん中が温水、33℃、
右も同じく温水、33℃…。

常温ならまだしも33℃!
いや、気温がそれぐらいだから常温なのか。

冷たい水が飲みたいよ。( ;∀;)

台湾の人は、
冷たい水は体に良くないと信じている。
暑い時期が長いので、
冷たいものを飲んでいると内臓が疲れるのだと、
誰かが言っているのを聞いたことがある。
だけど、ここまで徹底されると辛いものが…。

教会の飲水機も同じ。
熱水、温水、冰水(冷水)とあるのに、
冰水は機能しないように設定してある。

そうそう、空港の飲水機は、
冰水もありましたよ、確かに。
でもうちの娘たちが、
冰水を押そうとしたら、
台湾のおせっかいなおばさんが、
横から、
「冷たいのはだめよ」って、
温水を押されてしまったとか。

外では冷たい水は飲めないってことです。
諦めましょう…。

温水ばんざい ヽ(ToT)丿

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60周年記念礼拝

2017-09-23 22:41:22 | 教会

今日は、竹子坑教会の60周年記念と、
新会堂建設15周年記念の礼拝がありました。

はじめに、竹子坑教会の若い子たちが、
賛美をリードしてくれたのですが、
よく見ると、
みんな課輔班で育った子どもたちでした。
もう、竹子坑を離れて5年半も経ってるし、
子どもたちも成長するよね。
立派に奉仕している姿に、
なんだか感動して泣きそうでした。

いろんなことのあった教会でした。
一番大きな出来事は、
18年前の台中大地震。
謝恩堂と呼ばれていた会堂が倒壊しました。
教会員の家も全壊したり半壊したり、
本当に大きな災害でした。
ところが、教会員のいのちは、
一人として失われなかったのです。
感謝主!!

そして3年後、
いろんな奇跡を見るような出来事があって、
今の立派な会堂が建ったのです!

私たちが奉仕した4年間も
いろいろ問題があった教会でした。
でも、広いところですべてが主の御手の中にあり、
教会は守られ、成長していくのだなと、
改めて思った感謝礼拝でした。

そして最後に、
感謝礼拝に参加した立新教会のみんなで記念写真。
みんないい笑顔!
やっぱり大好きだ、うちの教会!

あれ?後光が差している人がいる!(笑)

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自殺者1万人を救う戦い

2017-09-22 17:18:34 | 時事問題

SAVING 10,000 - Winning a War on Suicide in Japan - 自殺者1万人を救う戦い - Japanese Documentary

一時間のドキュメンタリー映画です。

以下はこのドキュメンタリーの説明文の抜粋です。

自殺との戦いにおいて、「敵」はいったい誰なのか。映画『Saving 10,000 - 自殺者1万人を救う戦い』は、日本の高い自殺率の真の原因究明に挑む一人のアイルラン­ド人の物語である。作品を通じて、日本のマスコミによる自殺報道のあり方、経済的圧力­、うまく機能していない精神医療制度などの重要な問題が浮かび上がってくる。第一線で­活躍する専門家から一般人まで、約100人へ取材し、日本がどうすれば自殺との戦いに­勝利できるのか、具体的な方策を提示している。しかし、自殺の話題がタブー視されてい­る日本で、一体どのくらいの人が耳を傾けてくれるのだろうか。

 この映画が公開されたのは2013年。
今年初めにはこんなニュースを目にしました。

自殺者、22年ぶり「低水準」2016年2万1764人 

ピークは2003年の3万4427人でしたが、
その後ずっと減少を続け、
とうとう年間1万人以上の減少になったわけです。

もちろん政府や民間団体の取り組みが、
一定の成果を上げたのでしょうが、
ひょっとしたら、
この映画が訴えていた
『Saving 10,000 - 自殺者1万人を救う戦い』
の影響もあるかもしれません。

とにかくこの映画、
まだ見ていない人は見てほしいです。
自殺は私たち日本人にとって、
本当に身近な問題なのです。

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921大地震

2017-09-21 23:51:44 | 教会

王牧師夫人が、18年前の921大地震を振り返っての記事をFBに書いていました。当時の様子がとてもよく分かり、感動したので、翻訳してここに載せます。

9月21日、壁の時計はすでに夜中の1時45分、わたしはそろそろ休もうかと準備にかかる。47分、突然激しい揺れ!辺りは真っ暗になった。一回目の強い揺れ。私は壁伝いに歩き、ドアの枠に手をかける。立っていられない。停電!隣の家の朱さんが大きな声で叫ぶ。「地震だ!早く外に出て!」私は大急ぎで子ども一人を抱きかかえ、もう一人を背中におぶり、外に飛び出した!足はまだちゃんと立てない。そしてまたも大きな揺れが!

真っ暗な夜、近所の人たちが、教会の近くの草むらに避難してきた。ある人はおびえてずっと樹に抱きついていた。人々の喧噪、パトカーや消防車の音が通り過ぎて行き、私たちの不安をあおった。ラジオから聞こえてくるニュースから、この災害が非常に大きなものであることがわかった。教会堂はいつ倒壊するかもわからない状態が続いた。台中市ほぼ全区が停電、断水、小学校は休校になった。

しばらくの間、大小の余震が続いた。災害に乗じて、泥棒が入らないように、20人ぐらいの隣近所の人々が交代で夜の番をした。3日後、日本人の寺田宣教師が南部の教会から物資を運んで来た。寝袋やテントなど、災害時に必要とする物を知っているようだった。こうして私たちのテント生活が始まった。そして次に必要な物資は南投の災害地区にも送られた。地震の後、隣近所の人々はいっしょに住んだ。お互いに助け合い、必要なものを分け合い、この困難な時を乗り越えたのだ。

921大地震の後、心がすさんだ日々が続いた。生活はなかなかもとに戻らなかった。水を飲むことやご飯を食べること、身体を洗うこと、洗濯すること…、どれも簡単ではなかった。近所の人たちで、順番に水を借りて身体を洗ったりした。日常生活をこなすために多くの時間を費やした。「ご飯をお腹いっぱい食べるのは、地震が終わるまでお預け!」とよく近所の人たちと苦笑交じりに話したものだった。

地震後の多くの人の温かい援助と祈りを感謝したい。中でも忘れられないのは台北の哲輝兄、俊明兄。仕事が終わってから、夜に車を走らせて竹子坑教会に来てくださり、洗剤、歯ブラシ、トイレットペーパーなどの日用品や蚊取り器や虫よけを持ってきてくれた。その他にも怡貝は、夜中に町まで行って、卵や食品を箱いっぱいに持ってきてくれたし、吳哥(政宏)率いる団体がたくさんのきれいな水と浄水器を、小嬸嬸は懐中電灯を一箱、そして学生時代の先輩は、一台の水タンク車を送ってくれた。苦しい時に私たちに多くの愛と援助をくださった方々のことを私は今でも忘れてはいない。神さまが必ずみなさんを祝福してくださっていると信じている。

地震から18年がたちました。神さまは今も私たちと共にいてくださることに感謝しています!地震の後、教会堂も建て直され、今は安心して楽しい日々を過ごしています。振り返ってみると、べて主の恵みですすね!!

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4コマ

2017-09-19 19:24:26 | チャンピオンズ

今日から得勝者課程(チャンピオンズプログラム)が
始まりました!

いきなり4コマも…。
あと木曜日にも2コマあるから、
今学期は全部で6コマ…。

さすがに疲れた一日。

このプログラム、
それぞれのクラス週一回のペースで、
8週間続きます。

台湾はまだまだ暑くて、
今でも昼間は優に30℃越えてるし。
もちろん教室にエアコンはないので、
常時汗タラタラ💦
老体にはきついぜ…(^_^;)

いや、学校の先生ってえらいね。
改めて尊敬です!


さてさて、朗報です!
チャンピオンプログラムの性教育のカリキュラム、
『真愛守門員』が日本語に翻訳されます!
(ってか、翻訳するのは自分だけど…)

私たちの派遣団体、
日本同盟基督教団の家庭教育部から、
『真愛守門員』を翻訳したテキストが
発行されるのです!

まずは教会の子どもたちの性教育に用いるのが目的。
もちろん、学校でも用いられれば嬉しいけど。

子どもたちにきちんと
キリスト教的価値観にのっとった性教育をするのに、
もってこいのテキストです。

最近は、
教会員子弟や青年たちの中でも、
早い時期に異性との性関係を持ったり、
いわゆるできちゃった結婚したり…
ということが増えています。

その一因として、
やはり家庭や教会できちんとした性教育が
なされていない現状があると思うのです。

学校で性教育をしたとしても避妊の方法などで、
純潔教育はしてくれません。
彼らに情報を与え、
大きな影響を与えているのは、
実はメディアなんですよね。
芸能人たちやドラマです。
視覚教材はAVだったり…、
そんなのおかしいですよね。

子どもたちにキリスト教信仰にのっとった
正しい性教育をしましょう!

みんさん期待してくださいね~!!

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エサウとヤコブ

2017-09-18 22:19:47 | 課輔班

夏休み前の課輔班のバイブルタイムでは、
アブラハムから始まって、
イサクまで来ました。

そして9月、
新学期が始まって、
ヤコブにイサクとヤコブが生まれたところから
再開しました。

お腹を空かせて帰って来た兄エサウに、
一杯のレンズ豆の煮ものをあげるから、
代わりに長子の権利をくれと迫る弟ヤコブ。
そして、そんなヤコブの交換条件を
いとも簡単に飲んでしまうエサウ。

子どもたちはお話に引き込まれて、
うんうんと頷いたり、のけぞったり…。
話しているこっちが楽しくなってくる。

そして、最後に子どもたちにこんな風にお話しました。

「この中には、
お勉強のできる子いるよね。
頭の回転早い子もいるよね。
それは神様のプレゼントだよ。
感謝したらいい。

でもね、
その賢さを何に使うかが大事なんだよ。
人をだましたり、
罠にはめたり、
自己中心な目的のために使っちゃいけないよ。
神さまを喜ばせるために使うんだよ。
人を幸せにするために使うんだよ。」

師母は、こんな風に言っていました。

「もし、みんなの家のお父さん、お母さんが、
おいしいおやつあげるから、
おこずかいあげるから、
教会で教えている神さまを信じるのやめなさい。
って言ったらどうする?
おやつやおこずかいをとる人?」

シーン

「神さまとる人」

「はーい!!」
はい、全員一致で神さまでした。(笑)

ちと誘導尋問っぽいが(^_^;)


というわけで、
今学期も楽しくバイブルタイムしています!

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私たちのミニストリー

2017-09-15 16:50:51 | 教会

必要があって、私たちのミニストリーをまとめてみました。
私たちは台湾でこんなことしてます!

 

台湾宣教   齋藤五十三・千恵子宣教師

  2004年に台湾宣教師として同盟教団から派遣され、一期目は主に語学研修をしながら、愛家教会で奉仕。二期目からは、立新教会の開拓に備えるべく、王牧師夫妻と共に親教会である竹子坑教会で協力牧会し、2012年には王牧師夫妻と共に台中市大里区にある立新という町で教会開拓を始め、今年6月には開拓5周年を迎えました。

 立新教会では、開拓当初から、地域に仕える教会としての理念を掲げ、様々な取り組みをして来ました。

1, 課輔班(学習支援)
 台湾は日本以上に学歴社会ですから、教育格差がそのまま経済格差に影響します。そのため貧困家庭やシングルペアレント家庭の子どもたちへの学習援助は、子どもたちの将来に大きな意味を持ちます。現在、週日の放課後、小、中学生合わせて約40人の家庭に様々な事情のある子どもたちが集まって来て、教会で宿題をしたり、試験の準備をしたりします。
 また課輔班では、週に一度バイブルタイムがあります。たくさん賛美して祈り、聖書のおはなしを聞く時間です。ほとんどの子どもたちの家の宗教は、台湾の伝統的な宗教なのですが、子どもたちにとって、聖書のおはなしはいつも新鮮で、みんな喜んで耳を傾け、夏のキャンプの時には信仰の決心に導かれています。
 また、本人が希望し、親の理解を得、賜物のある子どもたちに楽器(ピアノやドラム)を教えています。何年か続けてきたかいあって、今では礼拝の奏楽でも大活躍しています。

2,  チャンピオンプログラム
 主に二つのプログラムがあります。『問題処理』と『真愛守門員』です。20年ぐらい前にアメリカ人宣教師が、台湾における青少年の自殺の多さに心を痛め、若者たちが問題に遭遇した際に、どのように向き合い、対処していったらいいのかを学ぶプログラムを立ち上げましたが、それが『問題処理』です。もう一つ、『真愛守門員』は、10年ほど前に作られたプログラムで、主に性教育をします。台湾の離婚率の高さ、性犯罪の多さ、性病の蔓延は、深刻な社会問題です。子どもたちが、自分の性を受容し、大切に守り、将来幸せな家庭を築き上げていけるように教えるカリキュラムです。今年も地域の公立小学校の6年生全クラスで、この授業を行うことが、すでに決まっています。

3,  フードバンク
 台湾では教会によるフードバンクの利用が盛んです。フードバンクから食料を受けとり、自分たちの地域の貧困家庭に配布します。立新教会でも、現在二か月に一回、7家庭を訪問し、食料を届け、祝福を祈っています。

4,  日本語クラス
 週に一回の午前中のクラスは、千恵子が受け持ち、夜のクラスは五十三が受け持っています。親日と言われる台湾では、日本語を学びたい人がたくさんいます。語学クラスから教会につながる人は、多くはないのですが、地道な種まきと関係づくりが、ミニストリーにつながると信じて取り組んでいます。

5,  日本語世代の方への伝道
 50年の日本統治の歴史を持つ台湾では、学生時代日本語教育を受けた世代の方がおられます。この世代の方たちは、戦後、公教育に北京語が使われ始めたころには、すでに中学校、女学校を卒業していたために、北京語を習得する機会に恵まれず、今でも読み書きは日本語が一番自由だという世代です。この世代の方たちへの伝道と聖書の学びにおいては、わたしたち日本人宣教師が活躍できるところです。五十三が、主にこのミニストリーに携わって来ましたが、年齢が上がっていることもあり、すでに天に送った方もおられます。

6,  神学教育
 台湾においては、主に教会に仕え、建て上げる働きをしていますが、同時に五十三に与えられている賜物と使命を生かした働きを進めて行くために、神学教育を志しました。5年もの歳月をかけて、台湾に住みながら、博士論文執筆に取り組み、オランダのフリー大学神学博士課程を修了、2016年12月に卒業しました。広くアジアの神学教育に貢献したいとのビジョンを与えられ、現在、働きの場を模索中です。今年5月には、日本のTCUで教鞭を取る機会が与えられ、また来年1月には、台北にある改革派神学院での集中講義が決まっています。

7,  その他
  伝道を目的としたクッキングクラスや日本からのミッショントリップの受け入れ、地域の幼稚園でのクリスマス会やイースターのお祝い、他教会での説教奉仕。その他TEAMミッションや台湾の同盟教団(協同会)での様々な責任があります。

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過保護の…

2017-09-11 10:08:34 | 映画・ドラマ・本

『家政婦のミタ』を手掛けてきた遊川和彦氏が脚本を書いた
『過保護のカホコ』
今、マイマイとはまっています。

カホコは就活中の大学生。
ところが過保護に育てられたせいか、
なかなか内定がもらえない状態。
そんな中、麦野君という絵描きを目指す青年と出会い、
カホコは驚くほどの成長をみせて行くのです。

いや~、面白いです。
母と娘の依存関係がよく問題視され、
子どもの自立の遅さが言われていますが、
親からの愛情をいっぱい受けて育つこと自体は、
悪いことではないはず。

カホコは親からたくさんの愛を受けて育ったせいで、
心に愛がいっぱい詰まっていて、
それをまわりの人にシェアすることができる子なのです。


こんな話を聞いたことがあります。
子どもは生まれた瞬間から、
心に幸せと愛、安心を蓄えて行きます。
そして、ある年齢に達したときに、
今度はそれを使い始めます。

たくさん心に蓄えている人は、
人生の困難に遭っても、
それに立ち向かい、乗り越えていけます。
でも、蓄えの少ない人は、
困難に遭うと、
すぐに使い切ってしまい、
力尽きてしまうのだと…。


あと…私の子育て論からすると、
歴史の中で愛の奉仕をして、
世界中で知られている女性は、
たいてい子どもの時は、
親から愛をたっぷり受けて、
何不自由なく育って来たお嬢様です。
ナイチンゲール
マザーテレサ
マリア・モンテッソーリ
澤田美喜
などなど…。

もちろん親が教育に力を入れていたり、
信仰教育をしっかりとしてきた背景もあるでしょう。
それでも、当時の社会背景を考えると、
自分よりも他者を思いやり、
社会の底辺にいる人々に仕えるということは、
やはり自分自身が十分愛に満たされていなければ、
できないことだと思うのです。

男性?
男性はハングリー精神というか、
恵まれない境遇にあっても
それをバネにして大成する人もいるでしょうね。

でも、女性はやっぱり、
愛され、保護され、安心感の中で育った人が、
やっぱり強いと思うのです。

これはあくまで私の感覚的な詩論ですから、
合ってる保証はありません。(笑)

とにかく、
『過保護のカホコ』
今週が最終回です~!

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