おかあちゃん牧師の日記

新船橋キリスト教会の牧師です!
日々の生活のこと、教会のこと、
家族のことなどを書いています!

小さな死

2023-03-21 17:56:03 | 信仰 聖書

YouTubeで「心のともしび」というシリーズがあって、その中の渡辺和子氏の「キリストの香り」シリーズが好きで、何度も聞き返しています。その中の「小さな死」の抜粋です。


 私が修道院に入りました時に目上の方に、「私はイエスのように十字架の上で死ぬ覚悟ができています」と生意気に申し上げました時に、目上の方が「いいえ、これからのあなたの十字架は、毎日毎日針の先でチクチク刺されるような、そういう痛みを笑顔で受けることなのですよ。決して華々しい死ではなくて、本当に人知れず、人知れず自分が受ける小さな苦しみを人に悟られることとなく受けていくこと」と、おっしゃってくださいました。
そして、修道院に入りましてから今50年経っておりますが、私は、日本語ではちょっとおかしな言葉かもしれませんけども、「小さな死」という言葉を自分の一つのモットーにしております。
 それは、人は誰しも迎えなければならない「大きな死」のリハーサル、それを毎日繰り返すということです。リハーサルをすればするほど本番が落ち着いてパフォームすることができるように、毎日の生活の中で「小さな死」を事あるごとに繰り返すことによって、しかも美しく繰り返していくことによって、もしかしたら大きな死を、心静かに美しく迎えることができるかもしれないと思います。わかりませんけれども、自分の毎日の体の不調とか、むつかしい人間関係とか、どうしても人様に話さなければいけない嫌なこととか、腹が立つこと、たくさんそういうことがございますけれども、そういうことを一つ一つ逃げないで自分らしく受け止めていく。
 そしてもう一つ大切なのは、頭で「小さな死」を遂げるのではなくて、口の中で「小さな死」と、人に聴こえないようにつぶやくことなんです。これはわたしが経験して習いました。頭だけで、心だけで思っているだけでは駄目なんですね。やっぱり自分の口で「小さな死」とつぶやく。そうすることによって何か「小さな死」を意味あるものに変えることができると思います。つまり私たちは人に殺されるのではなくて、自分が主体性をもって死ぬんです。しかも、それは意味のある死に変えることができるんだと思います。


今年の受難節の私のテーマは、
この「小さな死」です。

「だれでもわたしについて来たいと思うなら、自分を捨て、自分の十字架を負って、わたしに従って来なさい。」(マタイ16:24)
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いのちと性の授業

2023-03-20 23:30:41 | チャンピオンズ
3月19日の【牧会コラム】を少し編集して…

17日(金)、急だったのですが、永原先生のピンチヒッターで、都内の公立小学校、2年生のクラスで「いのちと性」の授業をしてきました。小学2年生で性?と驚くかもしれませんが、それぞれの年齢に応じた性教育はとても大事です。

まずは子どもたちに、いのちのはじまりの映像を見せます。受精の瞬間、細胞分裂を繰り返し、すぐに心臓が鼓動を始め、神さまの設計図通りに体が出来上がっていきます。そしてわずか8週で、大人が持つすべての器官が完成します。ただそれはとても小さいだけです。人間は他のどの動物よりも未熟な状態で生まれてきます。誰かにお世話されなければ生きられないように造られているのです。それも神さまの知恵でしょう。私たちが今ここに生きているのは、たくさんの人の愛があったからなのです。

性はいのちと直結しています。性を抜きにしたいのちはありませんし、いのちを無視した性もあってはならないのです。ですから、早い段階で体の境界線を教えます。体にはオープンゾーン(青信号)とデリケートゾーン(黄信号)、プライベートゾーン(赤信号)があります。子どもたちと、体のどの部分がどのゾーンに入るか考えました。「頭はどこに入るかな?」「手は?」「耳はどうかな?」「おしりは?」という感じで。
オープンゾーンとプライベートゾーンは、個人差がありますから、相手の感覚を尊重してください。プライベートゾーンは、水着を着るときに隠すところです。いのちと直結しているところなので、大事に扱いましょう。他の人に見せたり、触らせたりしてはいけません。もし、誰かがプライベートゾーンに勝手に踏み込んできた時には、勇気を出して拒絶しましょう。そして実際に子どもたちといろんなケースを想定してロールプレイをしてみました。あと、大きな声で「やめて!」という練習! あっという間の45分でした。 


たのしかったな~😌 
ちゃんとお話し聞けるし、
積極的に手を挙げて授業に参加するし、
いいクラスだった♪

やっぱりもっと対面で、
子どもたちに「いのちと性」のクラスしたいな~
特に公立学校で!
誰か呼んで~~~!!
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする