おかあちゃん牧師の日記

新船橋キリスト教会の牧師です!
日々の生活のこと、教会のこと、
家族のことなどを書いています!

日本人は冷静で…

2011-03-23 22:34:54 | 時事問題

今回の日本の大震災は、
世界中で報道され、注目を集めている。

そんな中で、
よく言われることは、
日本人は、こんな悲惨な状況の中でも、
とても冷静で落ち着いており、
お互い助け合い、秩序を守って行動している。
こんな国は他にはない、すばらしい国民だ。
ということ。

確かにこちらで報道される被災地の皆さんは、
家族や親しい人を喪い、涙を流し、悲嘆に暮れながらも
歯をくいしばり、しっかりと耐えている。

台湾の921大地震の時には、
人々は泣き叫び、政府に向かって怒り、
カメラを向けられると、
水がない、電気がないと大きな声で訴えていたらしい。

それに比べると、日本人はなんて「いい子」なんだろう…。
私の周りの台湾の人たちは、そう言う。

 

ふと、私がアメリカで出産したときのことを思い出した。

お産の際、
アメリカ人の女性達は、よく叫んだ。
大声で泣いたりわめいたりする声が聞こえていた。

日本だったら、あんな大声でわめいてたら、
助産婦さんにしかられるよな~、
なんて私は思っていた。

私は帝王切開だったので、
お産の苦しみはなかったのだが、
お腹を切るわけだから、
術後の痛みは、相当なものだった。

それでも手術をしたその晩には、
もうトイレに歩いて行かされた。
次の日は、歩く練習。
長い廊下を往復させられた。

私は、日本人だから?
お医者さんの言うことには従わなきゃいけないと教えられているから?
痛み苦しみは、耐えるものだとしつけられているから?

私は、いやだ、できないと、泣きわめいたりはしなかった。
ひたすら、言われたことに従って、黙って耐えた。

そんな私に、看護婦さんたちは言った。
「She is tough!」

そして、本来お願いすれば、5日間入院できたのに、
4日で退院させられた。


確かに日本人は、相対的に見れば、タフな国民だと思う。
でも、痛み苦しみを感じていないわけではない。
痛み苦しみを感じているのに、
それを外に出すことに慣れていないのだと思う。

周りは、それを評価し、ほめるけれども、
こちらは、内心複雑…。

テレビに映される被災地のみなさんを見るたびに、
この方たちの痛み苦しみを本当の意味で知っている神様が、
皆さんを慰め、励ましてくださるように祈る。

そして、黙って政府の言うことに従っている彼らを
政府は決して裏切ってはいけないと思う。
国民に真実を知らせてほしい。
声にならない国民の声を聞いてほしい。

 

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為日本祈福!Pray for Japan !

2011-03-21 22:40:53 | 時事問題

為日本祈福!Pray for Japan !

東日本大震災に義援金7億8854万元

東日本大震災の被災者を支援するため、中華テレビなどと赤十字会が18日夜、開催したチャリティー番組「希望を信じるFIGHT&SMILE」に、義援金7億8854万元が集まった。馬英九総統夫妻をはじめ、サッカー元日本代表の中田英寿さん、日本在住のジュディ・オングさん、林志玲さん、ビビアン・スーさんら100組ほどの芸能人が登場し、募金を呼び掛けた。

(『な~るほど・ザ・台湾』より)

 

台湾の多くの人たちは、
本当に日本を兄弟国だと思って、
心から心配し、
援助の手を差し伸べたいと思っています。

7億8854元と言えば、
日本円にすると20億円以上。

台湾と日本の物価の格差、
平均収入の格差からすると、
この額は、信じられない額です。

台湾の人たちのこの想いが、
日本に伝わって、
復興の力になることを祈っています。



 

 

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大災害から

2011-03-19 22:30:16 | 時事問題

大災害から一週間がたちました。
被災された方には、心からお見舞い申し上げます。

台湾でも、この一週間は日本の地震のニュース一色でした。
たくさんの台湾の方からもお見舞いの電話をいただきました。
町で出会った人たちも、
日本人だと分かると、日本の親戚知人は大丈夫かと、
声をかけてくれました。

台湾の人たちは、
1999年9月21日の台湾921大地震のときに、
どの国よりも早く、援助に駆けつけてくれた日本への恩を忘れていません。
そして、今回は、
台湾政府からの人的支援、多額の援助金に加えて、
民間レベルからも多くの募金が日本に届けられています。

私達が協力している協同会でも、
30教会あまりの小さい教団ですが、
祈りに覚え、精一杯の献金をしてくれました。
本当に感謝です。

私達は、遠くにいて何も出来ないけれど、
祈りに覚えつつ、
主人は、被災地の教会の祈りの課題や必要を
教団のホームページを参考にしながら、
中国語と英語に翻訳して現地教会やTEAM宣教師に流しています。

今は、とにかく福島原発の早い修復をと願い、祈っています。

聞けば、福島原発の電動パイプを接続する作業リーダーは、
クリスチャンだとか。
福島第一バプテストの佐藤さんという方だそうです。

どうかこれ以上、放射能漏れによる被害が広がることのありませんように。
心から祈っています。

 

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卒業

2011-03-09 10:12:18 | 家族

先週の土曜日は、中三の息子の卒業式でした。
卒業生は全部で5人。
本来なら在校生、父兄とも退屈してしまう卒業証書授与式も、
あっという間に終わりました。

勉強だって、スポーツだって、
日本の大きな学校に行っていれば、
それ程目立つものでもないのだろうけれど、
なにしろ小さな学校。

いつも大活躍で、
行事の度ごとに、
活躍するわが子を
親ばか丸出しで応援したものでした。

自分の中学生の頃を振り返ってみると、
友達関係や先輩との関係、おしゃれや恋愛、
それに勉強、進学に対するプレッシャーの中で、
気持ちがいつも散乱していて、
本来エネルギーを注ぐべきところには、
全然注げていなかった気がします。

でも、ある意味守られた環境の中にいる息子は、
本当に「的を得た」エネルギーの注ぎ方ができてたなと、
うらやましく思うほどです。

 

息子は、2週間ほど春休みを過ごして、
3月の21日からは、
今度は、英語の環境の中で高校生活を始めることになります。

今まで、小さな学校で、
家族兄弟のように先生や友達と過ごしてきた彼にとっては、
おおきなチャレンジです。
言葉の問題も大きいです。

でも、若いときの苦労は買ってでもしろと言うし、
無駄な苦労ではないはず。

がんばれっ!

 

 

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二つの国のはざ間で

2011-03-03 09:24:33 | 家族

長女は、インターナショナルスクールの高校二年生。

先生方は、全てクリスチャン。
宣教師の子どもが二割を占めるクリスチャンスクールで、
学校生活を送っている。

そして今学期、彼女はアメリカの歴史を履修していた。
日本などに比べると、短いアメリカの歴史。
でも、その分細かく、つい最近のことまでしっかり学ぶ

長女いわく、
先日、やっと第二次世界大戦が終わったとのこと。
「はぁ~、やっと終わったよ。つらかった~。」とぼそり。

学年としては、70人ぐらいいるのだけれど、
その中でどれだけの人がこの授業をとっていたのか分からない。
だけど、日本人は長女ひとり。

真珠湾攻撃やアメリカによる原爆投下や、
長女にとっては緊張せざるを得ない場面が幾つかある。
また、様々な映像や風刺画などもいくつか見たらしい。
そして、先生はその度に長女に気遣ってくれる。

そうそう、原爆についてのレポートも書いていた。
図書館にあるアメリカで書かれた英語の資料を何冊も読んだ。

二つの国のはざ間で、
両者の立場を知る者として、
今学期は、随分いろいろ考えさせられることが多かったらしい。

長女はこうも言っていた。

「私は、日本もアメリカも大好きだし、
両方の顔が見えている分つらかった。
大好きな二つの国が戦争をし、
殺し合いをし、
多くの人の命が失われた。
たくさんの悲劇も生まれた。
宿題をしながら涙が出たことが何度もあったよ。」

お疲れ様でした。
よくがんばったね。
今度は、あなたが両国のはざ間に立って、
平和をつくり出し、つないでいける役割がになえるといいね。

 

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牧師家族退修会

2011-03-01 09:37:42 | 旅行

牧師家族日帰りリトリートが、
台中から車で1時間ぐらいの南投というところでありました。
きのうは、台湾では祝日。
それで、皆さんお子さんも連れていらっしゃってましたが、
うちの子ども達が通っている学校は、
どちらも休みではなかったので、
主人と二人の参加になりました。

自然がきれいなところで、
みんなで食事をして、
交わりをして、
会議をしました。

台湾中部地区の協同会の教会は、
全部で11教会ですが、
なかなか、皆さんが一同に会することはないので、
とても貴重ないい時間になりました。

新しく赴任された先生方、
それに結婚されて、
新しく加わった牧師の奥さん。
神学生の家族。

今まで知らなかった人とも知り合えて、
いろいろお話できて、
本当に楽しい時間でした。

感謝主!

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