『ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命』
月曜日から53氏が、
TCUの夏期伝に参加していていないので、
今日は、夕方6時から一人映画でした。
以下、オフィシャルサイトからの抜粋。
時は1938年、第2次世界大戦直前。ナチスから逃れてきた大勢のユダヤ人難民が、プラハで住居も十分な食料もない悲惨な生活を送っているのを見たニコラス・ウィントンは、子供たちをイギリスに避難させようと、同志たちと里親探しと資金集めに奔走する。ナチスの侵攻が迫るなか、ニコラスたちは次々と子供たちを列車に乗せる。だが、遂に開戦の日が訪れた。それから50年、ニコラスは救出できなかった子供たちのことが忘れられず、自分を責め続けていた。そんな彼にBBCからTV番組「ザッツ・ライフ!」の収録に参加してほしいと連絡が入る。そこでニコラスを待っていたのは、胸を締め付ける再会と、思いもよらない未来だった。
以下はネタバレになるかもしれないから、
読みたくない人はここで終わってね。
ニコラスたちは、
最終的には669人のユダヤ人の子どもを救った。
タイトルにもある6,000人というのは、
タイトルにもある6,000人というのは、
救われた子どもたちが成人して、
子どもたちが生まれ…、
今や6,000人ということ。
彼がなぜ、多くのリスクを冒してまで、
こんなすごいことができたか。
そこには彼の母親の当たり前の教育がある。
「困っている人がいたら見過ごしてはいけない」
(だっけ?あんまりちゃんと覚えてない)
そして、実際ニコラスが活動を始めると、
お母さんは、役所に掛け合ったり、
お母さんは、役所に掛け合ったり、
ビザ申請のための書類を整えたりと
重要な役割を果たすことになる。
あと、ニコラスも彼の仲間も、
自らを「普通の人」だと言う。
イギリスで人莫大な数の里親を探すことも、
そこにかかる経費の寄付を募ることも
こんな短期間ではどう見ても不可能!
でもニコラスには信念があった。
普通の感覚を持つ、普通の人なら、
心動かすはずだという。
人の善意への信頼が彼らにはあった。
人はここまで酷くなれるのかという、
悪魔のようなナチスの暴力を見ながらも、
なお、人が持つ良心と愛を信頼できるのはすごい。
結局人は、自分の持っている愛の大きさで、
人を見て、信頼し、期待するのかもしれない。
とにかく時間との戦いだった。
焦ると人は、投げ出したくなる。
けれども、彼らが、
許されている時間ぎりぎりまでがんばれたのは、
とにかく、
一人でも多くの子どもを救うのだという決意。
とにかくやるしかない。
やるしかない。
それだけ。
私も最近ちょっと落ち込むことあったけど、
やるしかない!
やっぱりやるしかないよねって、
心が燃えたよ(笑)
そして、250人もの子どもたちを乗せた
最後の電車が、
結局ナチスに止められて、
ほとんどの子どもたちもその家族も、
収容所送りになり、殺されることになる。
用意されたビザも里親も無駄になった。
ニコラスは、
自分の正気を保つために、
あの子たちは、あの後どうなったのだろうと、
考えないようにして生きてきたという。
そりゃ、そうだよね。
どんなにがんばったって、
人は後悔する。
この世の罪と悲惨を前に、
自分の無力を思うよね。
そんなニコラスに、
お母さんは、
「自分を許しなさい」と言う。
本当にそう。
私たちは神さまにゆるされているんだから、
自分のこともゆるさないといけない。
ということで、
いろいろと考えさせられる映画でした。
感謝主!!