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勉強量は結果で判断したい

例えば1週間に解かなければいけない算数の問題が20題なのか、30題なのか、100題なのか、定量的に決められてしまっている子どもたちが多いのではないかと思います。

1週間のカリキュラムが決まっているから、このテキストを6ページ、この問題集を10ページ、みたいな決められ方なのですが、しかし、それをやればいいのか?ということでは本当はない。

その1週間のテーマとなっているカリキュラムの問題がそこそこ解ければいいということであるから、ある子はもう5ページもやれば充分だ、ということは本当はあるはずなのです。

でも、そういう決め方はされていない。何ページやる、何問やる、と決まっているから、それをやると結局終わらない。

毎週、毎週終わらないということになれば、当然、達成感は出てこないし、本人がついていけているかもはっきりしなくなります。

実際に子どもたちができる量は決まっているし、その中でできるようになる範囲もある程度決まってくるはずだから、そこまでやればいいじゃないか、という判断は本来はあっていいはずなのに、今の受験体制はそれがない。

結果として、ついていけている少数の子どもたちと、何らか消化不良を起こしている多くの子どもたちが存在する、という形になっているのです。

これが漢字だったり、知識だったりすれば、実はよくわかる話であって、決められた20個の漢字が書けるようになれば練習は終わりでしょう。

歴史の室町時代のことがある程度答えられていれば、これも練習としては終わりにしていいはずです。

しかし、終わりにしないところがたくさんある。

で、塾の先生に聞くと

「全部やる必要は当然ありません。」

という答えが返ってきます。でも、課題として出されている以上、やらなきゃ、と思う家庭は多いので、だから負荷が大きくなりやすいのです。

ここは家庭がある程度リードしていく必要があり、ここまでで終わり、にした方が本当は良い。

今週の勉強は良くやったね!と褒められている子があまりに少ないのは、やはりちょっと問題ではなかろうか、と思います。

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今日の田中貴.com

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