昨日は、立川で開かれたたましん新春講演会の、「2014年への展望―日本の進むべき道」というタイトルでの、寺島実郎さんの話を聞いてきました。
なぜ日本が、安倍政権に変わってから、日本の市場が株高になったのかを、世界の金融事情から解説してくれました。
マネーゲームを行っている(利益の確保しか考えない)外国資本は、当時、開発途上のブラジルをはじめとする新興国に向かっていましたが、経済的な不安が高まる中で、日本に安倍自民党政権が誕生し、株安感があり一気に外国資本が、日本に向かうことになりました。
現在、外資は17兆円ほどの買い越しで、日本の投資機関は益出しで、15兆円も売り越しになっているといいます。
市場は株高になっても、今年の4月から消費税が8%に上がるというのに、まだ一向に景気が良くなった気配は感じられません。
世界の景況感に影響する米国の景気も、シュールガスやシュールガス付近の石油の開発や、次世代のIT革命が進行するにつれ、失業率の改善がなされ、実態経済そのものも、良くなっているようです。
現在の日本の株高も、いつ何時、外国資本の顔が、ほかの国に向かうかも分かりません。 残念なことに、寺島さんが言うには、企業を育てる資本主義ではなく、ヘッジファンドを主体とした外資は、儲かるかどうか、売り抜きやすい株を買って、マネーゲームをやっているということです。