ひとり座禅のすすめ

自分ひとり、坐禅(靜功)を日常生活の中で取り入れていくと今までと違った感覚を覚えていく。

外資依存の株高幻想の危うさと寺島実郎氏の講演会で

2014-01-28 08:45:19 | 社会・経済

 昨日は、立川で開かれたたましん新春講演会の、「2014年への展望―日本の進むべき道」というタイトルでの、寺島実郎さんの話を聞いてきました。

 なぜ日本が、安倍政権に変わってから、日本の市場が株高になったのかを、世界の金融事情から解説してくれました。

 マネーゲームを行っている(利益の確保しか考えない)外国資本は、当時、開発途上のブラジルをはじめとする新興国に向かっていましたが、経済的な不安が高まる中で、日本に安倍自民党政権が誕生し、株安感があり一気に外国資本が、日本に向かうことになりました。

 現在、外資は17兆円ほどの買い越しで、日本の投資機関は益出しで、15兆円も売り越しになっているといいます。 

 市場は株高になっても、今年の4月から消費税が8%に上がるというのに、まだ一向に景気が良くなった気配は感じられません。 

 世界の景況感に影響する米国の景気も、シュールガスやシュールガス付近の石油の開発や、次世代のIT革命が進行するにつれ、失業率の改善がなされ、実態経済そのものも、良くなっているようです。

 現在の日本の株高も、いつ何時、外国資本の顔が、ほかの国に向かうかも分かりません。 残念なことに、寺島さんが言うには、企業を育てる資本主義ではなく、ヘッジファンドを主体とした外資は、儲かるかどうか、売り抜きやすい株を買って、マネーゲームをやっているということです。