この国を・・・・21: 政治判断?

2012-04-08 19:04:53 | この国を・・・
1週間ほど前に撮った写真です。まだ5分咲きほどでした。
今日あたりは、もう散っています。桜はこれから。


[追補追加 9日 10.15]
[「地元、国民の安全はどこへ」(東京新聞0415社説)リンク追加 15日 9.48]
   その中から抜粋
   ・・・・
   枝野氏は「電力不足が社会の弱者に深刻な事態をもたらすことを痛感した」とも会見で述べた。
   関電はこのまま再稼働ができないと、一昨年並みの猛暑になったとき、最大約二割の電力不足になると試算した。
   政府はそれを再稼働を急ぐ理由としているが、その見通しは広く検討されたものではない。
   節電の効果や電力融通の実態も、国民にはよく分からない。
   そもそも、
   電力不足の影響が病人や高齢者に及ばないように工夫をするのが、
   政治本来の仕事ではないのだろうか。

   ・・・・

原発の再稼動に向けて、訳の分らない動きが見えます。
再稼動するかしないか、その判断は「政治判断」なのだそうです。
「政治判断」とは、いったい何もの?

思わず「政治」という語を「辞書」で調べてしまいました。
「政治」という語は、意味を変えてしまったのでしょうか?
それは違います。
「政治家」と自称する方がたの「勝手な思い」によって「判断」をする、そんな意味は、「政治」という語の何処にもないのです。

語を適当に、というより「都合のいいように」使うのは、「政治家」という方がたの思い上がりに過ぎない、と私は思います。

言葉は正しく、本来の意味で使いたいと思います。そうしないと、言語の重さがなくなってしまいます。

そんな風に思っていたら、またまた、東京新聞の社説(下記)は明解、明快な論調です。
とりあえずは東京webにリンク。

「花拾うがごとく丁寧に」

以下がプリントアウトした全文です。
文中にある文言を抜粋。

   歴史はなぜ繰り返されるのか。
   その答えなら明らかです。
   歴史自身には、繰り返しなどありません。
   ・・・・・
   今、水俣が、東北が、福島が、威儀を正して日本に問うています。
   私たちは、いつ、どこで、何を、どう間違えたのか。
   私たちは、散り敷いた花びらを拾い集めるように丁寧に、
   その問いに向き合わなければなりません。
   ・・・・・



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