日本の建物づくりを支えてきた技術-26の補足

2009-03-02 18:25:38 | 日本の建物づくりを支えてきた技術
忘れていました。
「貫」に使われる「鉤型付き相欠き」:「略鎌継ぎ」についての「日本建築辞彙」の解説を転載します。

「略鎌継ぎ」:りゃくかまつぎ
側面に於いて鎌の形を顕す(あらわす)こと図の如し。此継手は通貫(とおしぬき)などにも用ふるものなり。其(その)場合には柱の所に其継手を置くものとす。「眞(しん)鎌継」に対して此(この)名あり。[図は省略]

「眞鎌継」:しんかまつぎ
桁土台などに用ふる継手にして其下には支承物あるものなり。上端は図の如くにして横は突附の如くになしあり。又鎌は上より中程迄ありてそれより下には目違あるのみ。これ「しんつぎ」の一種なり。[図は省略]

「眞継」:しんつぎ
桁などの継手を柱等の如き支承物の上に置きたる場合に之を眞継といひ、支承物を離れて置けば之を持出継(もちだしつぎ)といふ。

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