ノーベル賞のシーズンになると必ず名前が挙がるのが村上春樹。残念ながら今年も受賞出来ませんでした。いつも、もらうもらうといわれながら何故か受賞出来ない。日本でも彼の受賞を予想している人達がいますが、他の○○さんが受賞しても、『あー、あの人なら納得だわ。』なのでしょうか? それとも『選考者は何を考えているんだ。』なのでしょうか?
そんな村上春樹が書いたコラムが新潮社から84年に発売された大コラムという本に掲載されています。今だったら出版出来ないかな?この表紙。
30年前の本だけに中身はまっきっ黄に変色して、カビだらけです。(笑) デニスは83年の12月に亡くなりましたが、その事を基にコラムを書いています。あまり良い事は書いていないので、悲しいコラムです。
村上春樹はこの何年か後にダンスダンスダンスという本を著し、さらにノルウェイの森も著します。ダンスダンスダンスというタイトルはビーチボーイズとは関係無い(デルズの曲との事)旨の発言があったようですが、このコラムを先に読んでいる私としてはそうは思えないので、単なるシャレなのかなと。きっとインタビュアーにビーチボーイズと何か関係があるのですか?という愚問を繰り返され、辟易としていたので編み出した答えなのではと思っています。要はそんな事(タイトルがビーチボーイズの曲でも)どうでも良いじゃんなのではないかなと。
後年(2008年)ペットサウンズという本の翻訳をしたり、昨年(2013年)も文藝春秋に一躍有名になったドライブマイカーを著した時に文中にビーチボーイズの名前が出て来たりするので間違い無くビーチボーイズファンです。(多分:笑)
ちなみにペットサウンズを書いたジム・フジーリへのインタビューはこちら。
デニスの事を書いた私のブログはこことここ。ま、このコラム今読むと笑ってしまうのだけれども、時代だったのかな。こんなバイアスを掛けてこんな風な文章を書きたいな、好きなビーチボーイズに絡めて・・・みたいな。だって2年前には結成50周年記念でコンサートもして(私のブログはここ)復活どころか現役バリバリじゃないですか。ひょっとしたらカリフォルニア神話は緩慢な死を迎えたかもしれないけど、そもそも無いかもしれないし。
84年なんて独立記念日に歌って、元気そうだったもんね。レーガン夫妻のお陰ですかね。それにしても何かみんな神格化するの好きですよね。(リンク先の写真は83年でした)
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