書こう書こうと思いつつ、ついつい今まで放りっぱなしにしてしまいました。
ニコンのニッコール18mm F4です。これは2代目なので正面からは何の文字もありません。(初代はレンズ名、社名、製造番号等が彫られています)
正面から見るとフードがデカ過ぎて、訳が分かりません。横から見るとこんな感じです。
フードを外すとレンズの鏡胴部分が少し見えます。(ちょっと角度が違うけど)
横から見た所。
専用フードです。
フィルターはシリーズフィルターです。
大きさはシリーズⅨ(9)です。このフィルターを押さえる為にフードは必需品です。
実はシリーズ9は86ミリなのでコンタックスの86ミリ径のねじ込みフィルターが装着可能。ですが、着くというだけで、実際には画面がケラレるかも知れないです。(未確認:笑)
なので、φ89のK-84というコンタックスのキャップも出来ます。出来るというだけで意味は無いです。
別の角度から。
コンタックス(通称ヤシコン)の18mmとニコンの18mmと素のままで並べてみました。
後ろです。
別の角度から。
コンタックスの18mmとニコンのこの18mmは素のままだとコンパクトな広角レンズです。ディスタゴンの18mmはフードと呼ばれるものはありません。ですが、フィルターを装着する時に70/86リングと呼ばれるアダプターが必要なのですが、このリングが多少フードの役割をします。(多分) 先程のK-84と呼ばれるレンズキャップ(メタル)は元々のレンズキャップではなくフィルターを装着した際にそのフィルターを保護する為に後から発売されたキャップです。元々レンズに付属して来るキャップはゴム?プラスチック?なキャップです。
ニコンの18mmはフードを着けなくても口径が89mmあるレンズですが、何も着けなければそれなりにコンパクトに見えるレンズです。しかしフィルター無しで使うのは精神衛生上よろしくないのと、あまり機能していないであろうフードですが、使おうと思って装着すると口径は110mmにもなります。コンタックスとは逆にレンズにフードを着けてその上からフィルターを保護する様なキャップは存在しません。ニコンの元々のレンズキャップはメタルで、N-86といいます。Nはネジ込みで86は口径です。
写真工業の1980年4月号です。
超ワイドレンズの特集です。
ニコンの18mmのページです。
コンタックスの18mmのページです。
これを見ながらどのレンズにしようかなと悩んだのは懐かしい思い出です。レンズを選ぶ事はマウントを選ぶ事、そしてボディーと会社を選ぶ事に繋がります。昔は重大な事柄だったのです。
で、何でこのレンズについて書こうかと思ったのかというと、ニッコール千夜一夜物語に、多分今月(7月)の頭にニッコールの18mmの事が載っていたからです。ここはいつも日付が入っていないのですが、日付を入れるか、新しい記事が出ましたよと、案内が来ると嬉しいです。
作例ではありませんが、今年の頭に何枚か撮ったものをこのブログでも紹介しています。意外と?それとも真っ当に・・・写ります。千夜一夜物語でも褒めています。ただ像面湾曲は陣笠状で凄いです。これは誰もが認める所です。
ゴーストも凄いです。千夜一夜物語では太陽が正面近くにありますが、それだとこんなにひどくは出ない様です。
少し逃げた位では状況はあまり変わりません。
ま、楽しいっちゃ楽しいです。
ニコンの後藤さんのカメラにも装着して頂いた、名誉あるレンズです。(笑)
千夜一夜物語によれば、市場から姿を消したそうです。それほど人気と言いたげです。今のレンズは優等生ですが個性が無いのでしょうか?使い物にならない程では困りますが、やんちゃな優等生を望んでいるのでしょう。それならいっその事復刻しましょう。(笑) あ、でも像面湾曲とゴーストは直してからね。でも、それじゃつまらないのかな? 皆んなわがままですね。(爆)
追記
続きを書きました。
初代(非Ai)の18mmについて書きました。
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