休日出勤があったり、深夜の残業があったりと、何となく儘ならない日々が続いていますが、流されてばかりではいけないので、昨日は意を決して午前中を潰す覚悟でニコンミュージアムに行ってきました。
入り口です。創立100周年記念企画展『植村直己 極地の撮影術』を見に行ってきました。
100周年のロゴがドアに描かれています。
犬ぞりが展示してありました。すごいです。
F2のウエムラスペシャルの展示もありました。普通のF2との違いが記してあります。
お土産コーナーですが、27日より新商品が加わっていました。ここ、以外と暗いんですよ。Pで撮ると開放になってしまうし、Aにするとシャッタースピードが何秒にもなってしまうのです。以上、ピントを外した言い訳です。(笑)
ついでなので(ゴメン)、キヤノンへも行ってきました。奈良原一高かと思っていたのですが、鋤田正義でした。
図録です。フリー(タダ)です。
昔はこうした極地の本をよく読みました。そんな時代でもあったのだと思います。何年か前(かなり前)にニューヨークのアメリカ自然史博物館でエンデュアランス号の展覧会がありました。何が繋がるというのかというと、エンデュアランス号にはフランク・ハーレイ(Frank Hurley)なるカメラマンが乗り込んでいたのですが、その時のコンパクトカメラというのがVPK(Vest Pocket Kodak)でした。ほとんどが大判のガラス乾板で撮られていて、遭難した時にほとんどを捨てたと言っていましたが、それでもかなりの写真が残っています。翻って、植村直己はニコンのF2です。こことかここにカメラの画像があります。当時 F2があったらフランク・ハーレイはかなりの枚数の写真を撮ったことでしょう。ソニーマガジンズからエンデュアランス号ーシャクルトン南極探検の全記録なる本が出ていましたが、カメラに関する訳がきちんと書かれていません。海外のサイトが頼りです。
毛皮の防寒服を見ていたら、やはり南極探検で有名なロバート・スコットを思い出しました。スコットはバーバリーの服を着て南極に行き、亡くなりました。一方同時期のアムンゼンはイヌイットに倣い、(習いか?)アザラシの毛皮で防寒服を作りました。それが今から100年くらい前の話ですが、それから70年も後、70年代の後半に植村直己がやはり毛皮の防寒服が良いと思ったのが、なんだか不思議な感じがしたのを思い出しました。そのアムンゼンも北極近くで行方不明になりましたが。
北極といえばジョン・フランクリンですが、こちらもみんな亡くなってしまいました。時代でいけば江戸時代なので、ちょっと北極に行くこと自体に無理があるとも言えます。何年か前にエレバス号が見つかりましたが、昨年テラー号も見つかったとニュースになっていました。
そんな植村直己も亡くなってしまいました。不思議なものです。
鋤田正義はデヴィッド・ボウイを撮影したことで有名ですが、私のデヴィッド・ボウイのエピソードは70年代の頭でしょうか、David Bowieの発音をデイヴィッド・バァウィーと聞いた時にデヴィッド・ボウイと繋がらなかったことです。(笑)
2月のブログで、行きたいと書いていましたが、ようやく行くことができました。