昨日に引き続き紹介するのは、ヤシカのメディカル100のカタログです。
81年の4月のカタログです。
倍率が変わっても、カメラ(レンズ)が勝手に露光を調節してくれる優れものです。
大昔、私もこんな写真を撮っていました。
ちょっと握りが太くて、ピント合わせがしづらいレンズでした。
ボディーが安く感じられます。
術中の写真や、倍率の高い撮影は露出倍数を考慮に入れなければならず面倒なものでした。ですがこのレンズが出てからは楽になりました。オートのカメラと相まって相当便利でした。
かなり売れたのでしょうね、同じ年にニコンもメディカルニッコール120mmを出して来ました。といっても元々ニコンはガイドナンバー方式でメディカル用のレンズを出していたので不思議ではないのですが、オートのカメラに連動するのはヤシカに先を越されてしまいました。
発売はヤシカのレンズが先だったのでヤシカを使っていたのですが、ニコンが発売されてからはニコンにスイッチしてしまいました。ニコンのレンズはピントリングが通常のレンズとあまり変わらない太さで、ピント合わせがし易かったのです。言われてみれば確かに、ヘッドの大きさはあまり変わらないのに使い易さは格段に違います。あとは、ボディーがね・・・RTSⅡが発売になるちょっと前だったのです。