褒めまくる映画伝道師のブログ

映画の記事がメイン。自己基準で良かった映画ばかり紹介します。とにかく褒めることがコンセプトです。

映画 デジャヴ(2006) なかなか斬新なカーチェイスシーンが見られます

2014年07月15日 | 映画(た行)
 タイトルのデジャヴとは既視感のこと。もう少し説明すると、実際は一度も体験したことが無いのに過去に体験したことがあるように感じること。まあ、俺なんかは毎日がデジャヴの連発みたいなものだ。例えば、街を歩いていて綺麗な女性を見掛けると、『確か、この女性出会ったことがあるような気がするんだけれど、どこかでナンパしたんだったけ、アリャ?』と感じたりすることがあるが、ナンパした女性の事など忘れるはずが無く、このような感覚をきっとデジャヴと言うんだろう。
 比較的最近の映画でブルース・ウィリスとジョゼフ・ゴードン=レヴィットが共演したLOOPER/ルーパーと言うタイムトラベルを扱ったSF映画があったが、あの映画に出てくるタイムマシンは30年前の過去、そして同じ場所にしか行くことができないような欠陥製品みたいな物。しかし、行きたい時や場所を自由に行けるような、とても優秀なタイムマシンを扱うよりも、ちょっと使いにくそうなタイムマシーンを登場させる方がストーリーとしては面白い発想が生まれやすいということがわかる映画だった。そして今回紹介する映画デジャヴも、かなり欠陥品に近いタイムマシーン及び、過去を覗き見することが出来るのだが実際はかなり使い勝っての悪いハイテク(?)機器が登場する面白いSF映画だ。
 個人的には本当にタイムマシーンが存在するならば、チョッと乗ってみたいと思ったりするのだが本作のような下手すると命を落としかねない運まかせのような乗り物には乗りたくないし、また過去を覗き見できる機器にしても犯人探しや憧れの女性の着替えシーンを見るために『バッチリ使えるじゃん』と思ったりするのだが、実際は有益な情報を探そうとすればするほどイライラしそうな機器。面白いストーリーを考え出すのに、あえて欠陥製品を登場させるアイデアが抜群だ。

 ド派手な爆発シーン、斬新でドキドキさせるカーチェイスシーンなど見せ場たっぷりの映像が堪能できるストーリーとは如何なるものか。
 海軍の水兵及びその家族を乗せた豪華フェリーが運航中に大爆発。そこへATF(アルコール・タバコ・火器及び爆発物取締局)捜査官であるダグ(デンゼル・ワシントン)が、とても格好良く登場。現場を捜査したところテロ事件だと判明。しかも爆発現場近くで女性の遺体を発見するが、実はその遺体は殺害されて遺棄されたことも判明。事態を重く見たFBI捜査官のポール(ヴァル・キルマー)からダグ(デンゼル・ワシントン)は、ある監視モニターを見せられる。
 しかし、その監視モニターはそこら辺に取り付けられているような普通の機器ではなく、FBIが極秘裏に開発しようとしている未完製品の監視モニター。ところがこのモニターには驚くような仕掛けがあるのだが・・・

 このモニターだが、前述したように犯罪対策用としてはまだまだ完璧ではないレベル。なんせ色々と制限があり過ぎる。この映画の前半は殆んど不良品に近いモニターの説明書を読んでいるかのようなシーンが続き、少々脳ミソを使い慣れていない人は疲れる。しかし、この映画が面白くなるのは説明書を読み終わった後。
 ここから斬新なカーチェイスシーンが観ることができる。何が斬新かと言うと右目と左目で違うシーンを見ること。自分でもよくわからない説明だが、このシーンは実際に映画を見てもらえれば、その凄さに感動するはずだ。何だか冒頭から変な感覚に襲われるが、斬新なカーチェイスシーンからはノンストップの面白さ。爆発、撃ち合い、痛覚、タイムリミットなどの要素がスリル感を満足させてくれる。そして、なんだか素敵な気分になれる結末も良い。今、考えるとツッコミどころも多いような気がするが、ちょっとばかしアクション映画に見飽きた人、もちらんアクション映画好きの人には映画デジャヴはお勧めだ

デジャヴ [DVD]
デンゼル・ワシントン. ポーラ・パットン. ヴァル・キルマー. ジム・カヴィーゼル. アダム・ゴールドバーグ
ブエナ ビスタ ホーム エンターテイメント


デジャヴ [Blu-ray]
ジェリー・ブラッカイマー
ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン


 監督はトップガンを始め、ビバリー・ヒルズコップやウィル・スミス主演のエネミー・オブ・アメリカなど大ヒット作品多数のトニー・スコット。これだけ大ヒットを飛ばす映画監督ですが、なぜか自殺してしまったのが本当に惜しい気がします。他にもお勧め作品多数ですが、本作と同じくデンゼル・ワシントンとコンビを組んだ作品ではサブウェイ123 激突をお勧めしておきます。

 主演は名優デンゼル・ワシントン。今さら説明不要の大スター。お勧め作品多数ですが今回はロバート・ゼメキス監督と組んだ重厚な人間ドラマを味わえるフライトをお勧めしておきます。

 FBI捜査官の役でトップガンでトム・クルーズのライバルあるアイスマンを演じたヴァル・キルマーが出演しています。しかし、本作ではマジか役作りがわかりませんがかなり太った。この人のお勧めはファンタジー映画ウィローを挙げておきます。

 犯人役でジム・カヴィーゼル。この人のお勧めは、本作と同じくタイムトラベル的な感覚を味わえるオーロラの彼方へがお勧め、そして心臓に強い人はメル・ギブソン監督のパッションもお勧めです。

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