glimi

生きること:過去と未来とエスペラントと

細いサツマイモ

2021-06-19 20:45:45 | rememoro: 思い出
 醤油麹が無くなった。乾燥麹はスーパーで売っているけれど生麹が美味しい。とっても出来立てではない。今回も秋田の道の駅に頼んで冷凍したものを買うことにした。送料とクール代がかかる。いつも友人に一緒に買ってもらう。昨日麹を受け取りに来た友人が、地方の友人から頂いたという沢山のパプリカ・茄子・サツマイモを持ってきてくれました。

 今回のサツマイモはとっても細くてと彼女。泥付きなのでとても新鮮でした。太いところで直径2センチほど。

 戦争中のことを思い出しました。秋田の神宮寺というところに住んでいました。住所は変わったと思うけれど鉄道の駅名は今もあると思う。

 隣のおばさんは農家出身でした。私たちは食料に苦労していました。隣の家には娘が多分3人で、その下が私と同い年の男の子がおり、アボチャンと呼ばれていました。おばさんはGちゃんアボチャンと遊んでねとおやつをくれました。きれいに洗った生のサツマイモでした。私たちはそれをポリポリと食べたのでした。
 飽食の時代と言われる現代、生のサツマイモを喜んで食べる子供の心は信じられないことでしょう。当時は燃料もなく茹でるなどと言いう贅沢はできなかったのです。母はこのおばさんに誘われて薪ひろいにも出かけていました。その時、弟とアボチャンの子守は私の役目だったのです。

 

 今は生で食べる勇気はありません。蒸しました。
まったく繊維もなく、美味しかったです。
 でも子どもの私が、そのサツマイモをどんなに楽しんで食べた事か!
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 散策:6月16日(’21) | トップ | エスペラントの日 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

rememoro: 思い出」カテゴリの最新記事