glimi

生きること:過去と未来とエスペラントと

ノラ(猫)よ、美味しかったでしょう!

2013-02-22 07:11:50 | 家族・友人・私
 新鮮な鯵を買ったのは良いけれどどうしても調理するのが嫌になってしまった。外は雪。塩とお酒で味付けをし冷蔵庫の中で網に乗せて水分を抜きました。雪の翌日は晴れ、外で干すことにしました。魚用の網籠もですが、出し入れが面倒なので直接干すことにしました。

 干し場所は物置の上。2階のベランダで干せば猫に狙われることはありませんが、物置の上に魚類を干すとノラがやってくるのです。その猫の様子がとても面白くてからかってやりたい気持ちもありました。物置の前のは通り狭くて下から私ですら上にあるものが見えません。その狭い通路がノラの通り道なのです。1メートルほど離れたところに駐車場の上に作ったウッドデッキがあります。ウッドデッキの上は前日の雪が凍りついていました。

 さてノラですが、この場所に気がつかないらしくある時はデッキの上をクンクンかぎまわっていましたし、またある時は尻尾を高く掲げ、首もありったけ上にのばして空中を嗅ぎ回っていました。あまりにもおかしな動作をするので、ちょっぴり揄ってやりたかったのです。

 夕方、今日はノラが来なかったなと思い魚を家に入れたら1匹無くなっていました。気がつかないうちにノラに持ち去られたようです。

 夕食に出した干物は薄味でとても美味しかったです。ノラも美味しかったでしょう。今日の収穫にきっと満足しただろうと家族と笑いました。全く腹は立ちませんでした。ノラがどんな思いで物置の屋根まで跳んだのか、どんな顔で魚をくわえて逃走したのか、どこでどうやって食べたのか想像するだけで楽しかったのです。

 もう2度と物置の上に魚を干すことはないでしょう!ですが臭いの残っているそのが所にノラが跳び乗ることはあるでしょう。

 まだまだ物語は続くような予感がします。
コメント
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