熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

地域密着型コンサート

2009年07月13日 | コンサート
昨日は伊丹市の小じんまりしたホールまでVn&Vcコンサートを聴きに。
友人の歌の先生が司会されるコンサートに、チェロが登場するので知らせてくれました。
チェロはご存知林裕氏。

クラシックをお手頃価格で身近に楽しめるよう企画されたコンサートでなんと72回目。
近くの年配の常連からお子様まで300席くらいが満席。

司会者も言われてましたが、驚くほど和気あいあいの雰囲気。
ステージから笑顔がいっぱい見えます、と。
そう言われると仏頂面も出来なくなります。うまい!
彼のお話が自然体で面白いのも、コンサートが続いている理由のひとつかなと思いました。
演奏家へのインタビューも興味深くうかがいました。

司会「今年はメンデルスゾーン生誕200年です。」
客席「へ~~~」
司会「来年はもっとすごいですよ!シューマンとショパンです。」
客席「ヘ~~~!ホ~~~~!」
司会「再来年、リストでおしまい。」
客席「フ~~~ン」

反応がとってもいいのですねぇ。フレンドリーな客席です。

「チェロの林さんとピアノの林さんはアカの他人です。」
「ヴァイオリンの横山恵理さんが奥様です。」

受けてました。私もビックリ。
奥様は大フィル所属だそうで、先日のいずみホールでも出ていらしたのかも。

ご夫婦のエルガー「愛の挨拶」さすがにバッチリでした。

カサドのお話で、「奥様は日本人ピアニスト原智恵子さんです。」
ちょっとざわざわ~ (年配の方はご存知みたいです)
「原智恵子さん知っている方、手を上げて下さい。」
少なかったです。

昔、原智恵子さんのことをココに書きましたね。

今は好きな曲の一つ「親愛なる言葉」ですが、当時は印象が薄かったことを思い出しました。

あ、話が脱線。

ポッパー「妖精の踊り」の超高速演奏たまげました。
初めてです。スゴイ!の一言。

最後、「次は皆様の番です。」
全員起立で、夏の思い出を歌いました。
ちゃんと勉強なさっている美声がいっぱい聞こえてきます。
目の前のステージの演奏家に伴奏して頂くなんて、思いがけない体験でした。
ドキドキ。



~プログラム~

◎トリオ

ピアノ三重奏 第一番 1楽章:メンデルスゾーン
春の歌 :メンデルスゾーン

◎ヴァイオリン

美しきロスマリーン :クライスラー
タイスの瞑想曲 :マスネ
チゴイネルワイゼン:サラサーテ

◎チェロ

白鳥 :サンサーンス
妖精の踊り :ポッパー
ライムライト:チャップリン
親愛の言葉 :カサド

◎トリオ

ピアノ三重奏 第一番 4楽章 :メンデルスゾーン
愛の挨拶 :エルガー

ピアノ 林明美さん
お話 足立 勝さん