熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

8回目のレッスン

2009年07月11日 | チェロレッスン

また先生をコケさせてしまったレッスン。
バッハ・アレグロモデラートのフルフルハウスプランは大失敗。
「のだめ」なら目茶苦茶弾いても、才能を認めてもらえるけど、
コチラは匙を投げられかねません。アワワワ。。。

バッハのメリハリの乏しい楽譜を見て、フレーズを分類していく方法が理解できません。
熱心に解説して下さっているのに、なんか上の空の返事をしています。(by録音)
フレーズを理解していないと、弾き方が決まりません。

死守すべきルールと、そうでないルールが区別できていません。

2拍子なので、1拍目、3拍目を強調して弾いたのですが、そうはならない小節もありました。
結構変則的。それが読めない。

リズミカルに躍動感を出して弾いているつもりでも、全然足りない。
(録音練習を怠っていた。)

音符の長さ1:3の弓使いが6回続く箇所、一弓で3つの音符の時弓を使い過ぎ。
当然弓元に、どんどん移動する。
1で戻す時に勢いをつけて音が強くなりすぎる。

この箇所は一番練習したところ。
結果、同じ場所に戻れないのもアリで、弓先から始めてフレーズの最後弓元で足りればいいわ、という合理的な結論を導き出しました。
これには先生唖然。断固イエローカードが!

指示通り同じ位置で弾くと、少ない弓の分量では音が劣化する。
原因究明タイム。
自分では左手の押え方も悪いと感じていましたが、右手が原因。
移弦のタイミングらしいです。
要・移弦の練習。
実音が鳴る速さで→超ゆっくり。

前に貼ったyoutubeのチビッ子は、ちゃんと弓の同じ位置で楽々弾いていました。
こういうテクニックって誰でもすぐできるもの? 泣

先生曰く、「難しいです。」
(慰めて下さってるのかな)
「ここを早く弾くのはまだまだ先の話。まずはゆっくり。」

さて、今までレッスンで見て頂いて、気になる点は左手より右手だそう。
左手は結構回ってますと。
(本人が思っているのと逆でした)

勢いで音をしっかり出そうとして、弓を使い過ぎる悪いクセ。
弓のスピードが速すぎて、弓が浮き、音が繋がらなかったり、
音がきつくなったり、アタック音がしたりするのはそのせい。

弓は休符でない限り、滑らかな連続的な動きをするもの。

ここぞとばかりエイヤッとがんばってしまうんですねぇ。

この他にも、気をつけないと変な癖が発生しがち。
弓の動かし方の癖で、リズムも歪む。

この曲、サクサク弾けたら(弾けませんが)それで良しと思っていましたが、内容を突っ込まれるとかなり難曲に思えてきました。
先生は、鈴木の教本はあまりご存知なく、この曲もはじめてだそうです。
バッハとなると、こだわりがあると見え、生半可な教え方は出来ないという姿勢。
初級の本にしては解釈の難しい曲が入ってますねとも。
でも、改訂を重ねてもこの曲は外されないということは、良い課題曲なのでしょう。
(指番号とかが前の版と変っていました。)
ちなみに前の版では金婚式はありませんでした。

ボウイングの技をはじめ、課題満載。
出来ることからコツコツと。