熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

37回目のレッスン

2010年11月08日 | チェロレッスン
足ふみ状態、鳴かず飛ばずが続きましたが、ちょっと鳴いてちょっと飛びました。
「急によくなってますけど、どうしました?」と先生。

注意されたことが出来るまで、今までかかっているというだけでしょう。
強いて言えば、最近、針仕事が多く、その間レッスン録音を何度も聞いた結果でしょうか。
レッスンで出来たとしても、すぐ出来なくなるのを防ぐ効果はあったと思います。

未だにクリアできていないのが、ヘミオラ部分のリズム。
抜き出してその部分を弾くと出来るのに、通して弾くと、そこが詰まった感じになり、
繰り返しになるともっと詰まってくる。
メトロノームやピアノがなかったらリズムが狂うというのは悪い癖。
伴奏を頭の中で流すように。
間に入るピアノのパッセージを覚えると良い。

ちなみにこのレッスンはマスタークラスを聴講する前に行きました。
マスタークラスはバッハでしたが、付点の弾き方、リズムの取り方の指導もあったので、試しています。
付点はターータと弾かず、ラーンラと少し抜く。
これはレッスンでも言われてきましたが、逆に抜き過ぎを注意されています。
休符があるように聴こえると。
テクニックのない素人は、いつも極端から極端で、頃あいというのが難しい。

リズムをはっきりさせるには呼吸すると良いらしい。
前のめりになる拍は息を吸うと、急がずにすむようです。
次のレッスン、楽しみ。

バッハで付点の16分音符を次のアウフタクトみたいに弾くというものありましたが、
今度やってみよう。
何て言われるか。

一番問題なのは、転調からの中間部分。
まだ迷いながら弾いている感じだそう。
前後のテーマは、どう弾きたいか一応わかりますと。

フレーズの最後の音が出しっぱなし。
「出たとこ勝負ですね?」とワタシ。
「いいえ、勝負できてません。出しっぱなし。」と先生。
ガダ兄は残響が長い楽器だそうで、弓を離しても鳴る分、最後までボウイングを丁寧にしない癖がつきそう、というかついている。
弓は弦から離さない。離すから、次に出遅れる。
堤先生は「弓は糸から離さない。」と言われた。お琴みたい。

良くなればなったで、今まで大目に見ていたことがクローズアップ。
何度も出て来る装飾音が、均一な弾き方でない。
速さがバラバラ。
原因は、ハーフポジションの拡張が辛いこと。
手が大きければ、どんだけ楽かしらん。
でも、半ばお手上げだと思ってたけど、時間はかかるけど何とかなるもんですね。
最後の4小節のトリルも慣れてきました。

先生に嘆いてみました。
正面向いて、鏡を見ながら弾いたら左手指が固い動きで大ショック。
手の形も、理想型でなくイビツ。

先生曰く、
またそこばっかり気にして練習しないで下さいね。
手が小さいと、理想のフォームにならないこともあります。
無理に形を作って音をはずしたら何もなりません。

それより、両手のバランス、全体のバランスを考える方が大切。


近視眼的な人に思われてるような。。。