熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

体験レッスンで即決!

2005年02月23日 | チェロレッスン

新しい先生に出会えてすごく喜んでいます。
屈強な男性より、女性の先生の方が悩みを理解してもらえる気がして期待してたのです。
予想通りでした。
最初から最後まで右手脱力の方法を手取り、手取り(足取りではなく)指導して下さった。

男の先生は女性生徒におおいかぶさって肩、腕、手をさわる教え方はしないことになっているとおっしゃった。
そりゃそうでしょうね。
私も今回のこんな方法があるとは知りませんでした。

女性の場合やはり体の大きさや力の上でハンディがあるし、
体や指を痛めてはいけないので負担のない弾き方をマスターしましょう。と先生。
そう!そうなんです。それを待ってました。
初心者でも最初から大音響を出せる男性とは気をつけ方が違うのですね。

腕の重さを弓に乗せる。肩の力を抜く。
指はまあるくクッション性を持たせて、親指は力を入れない。などなど
どこ見ても書いてあるのですが、体が覚えるのはなかなかです。
しっかりした音を出すための脱力でもあるのに、今は逆にふらふらして情けない音。
人差し指、中指、薬指の関節がしっかりしてきたらもっと安定します、とのことだった。
今は情けない音でもかまいませんと言われたし、
先生があれだけ熱心に手を取って教えて下さったので「きほんのき」を練習しなくっちゃ。

グループレッスンだからこそ学べたこともあったけど、
今一度、ゼロから出直しの心境です。
もともと限りなくゼロに近いけどさ。

おっと、それから、レッスンは本物のチェロです!
まったく初めて弾いたのですが思ったよりずっと弾きやすかった。
やっぱり生は、楽器から大きな音がしますわ。あたりまえか(^^ゞ
サイレントSVC50を3ヶ月前に買ったのですが、ヘッドフォン無しで練習してました。
(単にめんどくさいから)
前の教室ではもちろんスピーカーで結構大きな音でしたが。

マイサイレントは「ぎいのすけ」とネーミングしたくらいで、きいきいぎいぎい鳴る。
サイレントは音が出し易いと言われるけど、うちの「ぎいのすけ」は全然だ。
(自分の腕を棚に上げる。)
逆にレッスンの方がうまく弾けるのも悪くないか…

ひとつ意外だったのが、弓の毛を全部べた~っとつけて弾いて下さいと言われたこと。
やはり少ない力で大きな音を出すためらしい。
サイレントのおまけビデオで古川センセイは駒と平行、前の先生は床と平行。
山本直純氏の息子さん著「チェロがひける本」は毛の80%。
いろいろあらあね、ですね。

次回シューベルトの子守唄と喜びの歌を弾くことに。
やっと曲を教わるのだ。
不安だけど楽しみ、楽しみ。
「ぎいのすけ」がんばってくれよ。

早速入会手続きして思ったのですが…
レッスン料って教室によっていろいろです。
今回1時間当たりの個人レッスン料が前回グループレッスン(4,5人)の1.4倍。
入会金がなかったのでそれを考慮すると1.3倍とかになる場合も。
経営する側になるとグループレッスンの場合、一人の先生の売上はかる~く3倍以上になるのだよ。
今の教室さま、値上げしないでね。