熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

時系列 メモ

2014年01月08日 | 音楽
アントニオ・ストラディバリ1644年 - 1737年
葛飾 北齋1760年 -1849年

「富嶽三十六景」の頃より、ストラドの楽器は100年も古い。
それらはどうやって運搬、保管してきたのかしら。
ケースまでは残っていない?

異国の300年以上も前の楽器を、日本でも使われていると思うと不思議。

300年以上前の日本の楽器で現役のものってあるのかしら。
邦楽になると、自国なのに益々無知。

北斎より4年先にモーツァルトが生まれている。
どちらも天才。
モーツァルト1756年 - 1791年

昨日、モーツァルトのクラリネット五重奏曲を生で聴いて、深く感動。
つづく。

子供の音楽教育

2013年08月08日 | 音楽
昨日の新聞に、指揮者、大野和士さんのインタビューが載っていました。
都響の音楽監督に決まったそうで、抱負を語っておられたのですが、
その中で子供の音楽教育を上げられていたのが印象的でした。

クラシック界も様々な面で先細りの危機感が強まっているのでしょう。
子どもや若い世代にどれだけアピールできるかが、もはや音楽家の必要条件です。

フランスやベルギーでは子供に音楽を聞かせるノウハウが発達していて、
ただ受動的に聴くだけでない参加型が主だとか。

大野氏の例、一つのテーマを取り上げ、絵や詩を書いたり、音楽を聴いたりするアイデアは面白そう。
豊かな情操が育ってほしいものです。

実はコンサート記録もサボり気味なのですが、
ベルギーからお里帰り中の日本人妻カップル二組の演奏家がなさった「子どものための音楽会」に行きました。
まさに参加型質疑応答型で、「ステージの楽器に中で、ぞうさんのダンスを演奏するなら、どれがいい?」などの演奏者の質問に、子供達は元気に答えていました。
コントラバスだって、何となくわかるんですね。


主催者は「育てなきゃ!」という意欲に燃えておられました。
お子様達はステージの前の特設こどもコーナーでおとなしく聴いている時もあれば、
走り回ったり、親の席に行ったり、ステージに上がろうとしたり、寝っ転がったり、泣き喚いたり。

私は目まぐるしい変化を観察するのに気が行ってしまいました。
子供は元気で正直です。

子供の心をつかむのは難しそうですね。
でも、これって一つの特技、才能で、亡き親友が本当に上手で、子どもの心ワシ掴みのヒトでした。
そして音楽的才能も豊かでした。
そういうスタッフと音楽家と協力してもいいかもしれないと思いました。


うれしい話題

2013年04月09日 | 音楽
前回の記事ですが、満開の桜で舟遊びが目的ではありませんでした。
一応、仕事。

女性3人でミーティング。
クライアントさんと機織り姫さんと、私。
織り姫さんがバイオリンケースのような荷物をご持参。

なんと笙でした。
初めて見ましたが、温めないと鳴らない楽器とは知りませんでした。
電気が無い時代、夏でも火鉢を使っていたのだとか。
結婚式の最初のテーマソングを演奏。
「音取」と言ってチューニングの音楽らしいです。
次に越天楽でしたが、内声部なので旋律なし。

来られる前に、結婚式で代理で吹いて来られたそう。
アマチュアですが、時々頼まれるのだとか。

小さい楽器なのに、大変よく通る音色でした。

笙と出会ってなかったらヤサグレていたと彼女。
何と言っても神々しい音楽ですから?

笙の入れる袋など、優美な織物は自作。
夢を追う困難に向かいながらも、和の美しい世界の中でキラリと輝いてお暮らしです。
感動的なひととき。

ここから楽しい雑談に!
チェロを習っていることを話すと、なんとクライアントさんが一番弾いてみたい楽器がチェロでした。
今すぐは仕事に追われて無理だけど、いつか習ってみたいと。
お二人からチェロ大好きというコメントが聞けて、すごく嬉しい。

こんな話題が出るとは思いませんでした!

いい仕事が出来そう!


音楽が広がる

2012年08月11日 | 音楽
Adele - Someone Like You, Cello and Piano

前にも書いたことがありますが、知り合いの若いお嬢さんのお友達がNYジュリアードでチェロ修行中。
彼女の動画がアップされました。
まだ21、2才のはずですが、大人っぽくセクシー!

知り合いのお嬢さんもモデルみたいにカッコイイので類友かしら。
今時、みんなつけまつ毛すんの?
白いサイレントチェロとドレスが決まってます。

あら、ヴィジュアル系ばかりで失礼。
せつなく見事に歌いあげておられます。

聴いたことないけどいい曲だと思って調べたら、
いっぱい出てきて。。。

Adele - Someone like you (OFFICIAL VIDEO LYRICS) HD Live from Brit Awards 2011

この方の作品。
ものすごく売れっ子なんですね。ひぇ~、弱冠23才の映像。
わざとオバサンぽくしているのはなぜ?

つれづれ

2012年06月10日 | 音楽
書こうと思っていたことはたくさんあったのですが・・

思いつくままバラバラに。

◯定期的かつ間をおいて行っているチェロデュオで大爆笑。
原因はやっぱり私のリズム音痴。
先日のトリオで挑戦したケッペンを弾いてみたところ、チェロを叩くリズムが狂った上に、手が指板にもどるのが遅れる。
戻る時のポジションが変化すると早オロオロ。
「ポン!」の合いの手、ひょっこり間の抜けたリズムでこんなに笑えるとは。苦笑

Vivaldiのチェロ・ソナタ5番1楽章、
前にちゃんと合わせられたのに次第に合わなくなる。
何度弾いても合わなくなる。
原因は私の伴奏にあり。
しばらく弾かないとすっかり忘れたり、勘違いをしています。
だめねぇ。

チェロ・ソナタ1番は難しかった。

相棒さんは凝りずに又次回の予定を決めて下さいました。感謝。

◯紫アスパラガスをまた入手
珍しいものだと思っていたら、なんと!いつもの宅配の某生協カタログに載っていたので注文。
北海道のよりも器量は悪いけどお味は同レベル。値段はずっとお安い。
熊本産というのも意外。
友人には内緒。

◯基礎練
毎日、曲と同じくらいの比重で必要と思われる基礎練というかエクササイズをしています。
簡単な楽譜ですが完璧を目指して。
難は、気を確かに神経を研ぎ澄まして弾けない時は睡魔に襲われる。

効果を実感中。
一日でもサボると後退するのも実感。
先立つモノは身体能力の開発。
スタミナがなさすぎるんですの。

◯ヨージさん
ゲストが今まで心に響いた曲を10曲選ぶ番組を興味深く見ました。
コシノさんの時についで2回目。
どうしてもこの業種に興味があるもので。
だいたいクラシックは少なくて、ヨージさんはナシ。
やっぱり音楽を歌詞で聴く方が圧倒的ですね。

この方の感性と服作りがすごい憧れだった(20世紀末)時代があったのですが、音楽は接点はありません。

中島みゆきが2曲も。
人生最後に聴きたい曲が彼女の「愛だけを残せ」。
知らない曲。
選んだ理由は、人を幸福にできただろうか自問自答している時に、この曲に出会って答えが見つかったように感じたから。
人生の目的、言い得て妙。

なるほど。

個人的には音楽をするより服を作る方が人を幸福に出来る可能性はずっと大きい思っとります。
アタシ、チェロ弾いて隣近所を不幸にする自信はあります。

「人生は女、女、女」とおっしゃる。
。。。異性の服を作る方は、同性が好きな場合が多いから???と勘ぐる。
はて女性でメンズの有名デザイナーって誰?って全然別のことを考えてしまった。

ボサボサ頭のゲンズブールもお好きらしいですが、
ヨージさんの髭や長髪も昔は仙人みたいで清らかさすら感じられたのですが、
お年と共に違和感が。
浮浪者ルック?もほどほどになさって欲しい一ファンであります。

Greatest love of all

2012年02月14日 | 音楽
Whitney Houston - Greatest Love Of All

若い頃、やっと留守電(FAX付き?記憶あいまい)が買えて応答メッセージのバックに入れた曲がコレ。
懐かしさと、再評価で胸いっぱい。
歌のように生きてほしかったです。
合掌。



オマケ。
イネスの本に載っていたショップのサイトから拝借。
プレゼントする日なのですね。
一個一個見たら、欲しい物はないんやけどね。

音楽講座 (初見の力、洞察力)

2011年09月18日 | 音楽
母の具合は、相変わらず辛そうですが、ほんの少しずつよくなっています。
私も、いろいろ手抜き息抜きで好きなことをさせてもらうように。

今までのレッスンも再開。
赤ちゃん、見るたびにスクスクご成長。
レッスン記録はのちほど。

それから楽譜の読み方について、友人M子さんの中学の同級生が講師をなさるので、こんな講座にも行ってきました。

ピアノ向けでしたが、音楽共通のお話が大半だったので予想以上に面白かったです。
初見でどれだけの情報が頭にインプットできるか?
それには深い読解力、事前の知識が必要です。
読解力、読譜力ですね。

最近の小学校の音楽教育の弊害もあって、楽譜が読めなくても音源があれば音楽はOKみたいな風潮を憂いておられました。
しかしCDやYouTubeで聴かないと曲がイメージ出来ないのは、私も同様でございます。
体で覚えて楽譜を見ずに弾ける暗譜というのではなく、楽譜が頭に書けるという暗譜が良いそうで。。。
あと、曲の分析とか和声の進行とかについて、初歩的なお話。

それにしても、生徒役になった小学生から高校生の方、初見力はお見事です。
プロのピアニストの方も飛び入りで参加されて、芸高の入試問題を弾かれたのですが、初見なのに名曲の名演に聴こえてしまいます。
問題の曲はもちろん新曲。すご~~い!!!

そうそう、ピアノと違ってチェロの楽譜がものすごく易しく見えて、うれしい!
チェロ弾きの読譜力とは何か今度先生に聞いてみましょ。

一難去ってまた一難

2011年08月29日 | 音楽
いつも楽天的な母が弱気になり、
思い立って、昨日小澤征爾さんの「入魂の一曲」の録画を一緒に見ました。
食道ガンから復帰して、腰痛と戦いながらサイトウ・キネン・オーケストラの指揮をするドキュメント。
昨年のお話で、来年こそは絶対に完全復帰しますと。
ルックスは病気で変化しても、他は昔のままにお元気で若々しいこと。
次々に困難に会ってもめげない姿、それどころかピンチをチャンスに変えて、
新境地を開く意欲も伝わってきます。
母は大いに驚いて、ちょっと元気になりました。

腰の手術もなさってお元気になられたのかと思ったら、
今年は肺炎になられたり体調不良とか。
今日のニュースで中国公演も中止になったそうで心配です。

昨年末はニューヨークで大成功だったのですね。


更新が遅れて

2011年07月16日 | 音楽
コンサートもいくつか行きましたが、マメに更新できておりません。

忘却の彼方に行ききれてない「感じたこと」をメモ。

・若い人のコンサート。
 音大の学生・若い卒業生の実力というのはピンキリなんですね。
 関西の音大が少ないせいかしらん。

・チェロアンサンブル。
 イッサーリスの次に藤森氏が貸与されている「フォイアマン」の音。
 エルガー・チェロコンチェルトのフレーズを4人が順次弾くところ、しびれました。
 憂いのある優しい音色(高音)は、奏者と楽器の相乗効果!?
 ウェン・シン=ヤンさんはノリノリでとても楽しそうにリードされてました。

ヴィヴァルディ:合奏協奏曲より
メルカダンテ:詩
ロッシーニ:涙-主題と変奏
ロッシーニ:「セヴィリアの理髪師」序曲
エルガー:チェロ協奏曲(ソロ:ウェン=シン・ヤン)

●アンコール曲
1.美しく青きドナウ(ヨハン・シュトラウス二世)
2.Die Juliska Aus Budapest―喜歌劇『青い仮面』より
  (フレッド・ライモンド作曲/カール・クレメント編曲)

・アマチュアのチャリティコンサート。
 4人の男性アカペラ、チェロアンサンブル、何度も日本一になっている混声合唱団、
 フィナーレは全員でフォーレのレクイエム(これ最高!)。
 チェロアンサンブルは玄人はだしのグループ。
 男性アカペラは関学グリー時代からの同期生でやはり独自でコンサートをするレベル。
 日本各地単身赴任でバラバラになっても練習を続けてきたという話、いいですねぇ。
 混声合唱団(銀行の)も厳しい時代になり人数も激減で存亡の危機だとか。
 厳しい仕事をしつつ、趣味の音楽はハイレベルの皆さんに敬服しました。
 
 趣味を貫くといえば、学生結婚をした友人を思い出しました。
 彼女の夫は学生ロックバンドのリーダーでした。
 バンドを続けるため、メンバー全員(転勤のない)公務員になったそうです。
 (当時、就職は民間企業に人気があったはず)
 妻も公務員になり財政を支えました。
 還暦過ぎた今でもライブハウスで現役です。
 やはりロッカーになったご長男の結婚披露宴で高血圧の薬を飲みながら
 レッド・ツェッペリンのコピーをしたそうな。ローカルTVの取材も受けました。
 趣味優先で職業を選んだ彼らもスゴイと今になって思います。