「太陽って何で出来てるか知ってる?」
「え?知らないよー」
「水素でできてるんだよ」
「へえー 水素なんだ」
「でもね、むかしは太陽って鉄で出来てるって科学者は思ってたんだよね」
「鉄?」
「うん。だけど、英国人女性がアメリカに留学したときに、太陽が発してる光線を分析して、これは、『鉄』とも『水素』とも解釈できるって考えたんだけど、当時の科学者には無視されたのさー」
「うんうん」
「でも、鉄があんな巨大なエネルギーを発することできるわけないし、原料だとしたらすぐになくなっちゃうはず。だから水素だと考えたのさ」
「うん」
「で、そこに出てくるのがE=mc2」
「あ、聞いた事ある。アインシュタインでしょ?」
「アインシュタインがすごいのは、先に理論を発表するんだけど、その理論が正しいとはなかなか自分では証明できなかったのに、後の科学者がことごとくそれを証明してるんだよね」
「自分ではできなかったんだ」
「そう。そもそも証明が難しいし。アインシュタインはノーベル賞取ってるけど、それはあの有名な『相対性理論』じゃなくて、光が粒子であるって理論なんだ」
「へええ、そうなんだ」
「それでね、その英国人の後に、別の人が太陽は水素で出来ているって証明したんだ」
「へええ」
「どうなっているかと言うと、中心に水素の塊があって、回りからすごい圧力がかかってるのさ」
「ふむふむ」
「で、水素に強烈な圧力が加わると、それがヘリウムに変わるんだ」
「そうなの!」
「うん。で、そこで重要なのは、水素が4つ集まって、それがヘリウムに変わったとしたら、そのヘリウムの質量は水素4つ分になるはずじゃない?」
「えっと質量って重さのこと?」
「重さは、地球の重力の違いによって変わるでしょ?月に行けば、君の体重はずいぶん軽くなるし(笑)」
「そうだね(笑)」
「なので重力に左右されないのが質量だけど、重さだと思って構わないよ」
「うんうん」
「で、ヘリウムに変わったときに、質量がほんのちょっとだけ、そうだな0.000000000003ぐらい減るんだ」
「減るの?」
「そう。そこが大事かも。じゃ、そのほんのちょっと減った分がどこに行っちゃたのかな?」
「え?どこだろう?」
「エネルギーに変わるんだ。太陽が発する熱や光線だね」
「そうなんだ。質量が減ったら、その分エネルギーか」
「うん。質量とエネルギーの変換と言ってもいいかな。そこでさっきのE=mc2になるんだけど、細かい説明を省くと、ほんのちょっと減った質量分をmとして光の速度という超早い、すごい大きな数をcとするんだけど、そうだな、簡単に言えば、
『ほんのちょっと』X『超大きな数字』2=『超大きなエネルギー』
が生まれるってこと。相対性理論ていうのは、必ずしもこの式のことじゃないんだけど、この式が色んなことを証明してることは確かだよね」
「ふうーん」
「E=mc2的世界は日常ではちょっとお目にかかることはないけど、太陽もそうだし、原子力を使った兵器や発電とか。僕らの日常生活だったらE=mv2だったら普通に体験してるはずだけど、それはま、いいかな(笑)ただ、太陽の中では、ほんのちょっと減った水素によってすごく大きなエネルギーが生まれてるってことだね」
「なんか段々難しくなってきたね」
「ごめんごめん」
「ううん。すごーい。物知りなんだね」
「いやいや。本を読めば書いてあるわけだから、その本を書いた人の方が物知りだし、それよりそんなこと思いついた人の方がよっぽどすごいよ」
「またまた。ねえ?一つ質問があるんだけど、その水素ってヘリウムになっちゃうんでしょ?だったらいつかなくならないの?」
「うーん。なんて鋭い指摘なんだ。さすが。いつか無くなります」
「そうなの?そうしたらどうなるの?」
「ふむ。逆に問題です。太陽はいつかなくなると言われてますが、あなたならどっちを選びますか?地球の地下にシェルターを掘って暮らす。ロケットに乗って別の星に向かう」
「えええ、そうだなー。ロケット!」
「OK! 数十億年後とももっと後とも言われてるけど、太陽の言わば原料の水素はもちろん無限に閉じ込められているわけじゃないから、いつか無くなる。すると、太陽の中はヘリウムだらけになるはずだけど、科学者が言うには、このヘリウムが膨張するんだって」
「うん」
「すると太陽がものすごくでっかくなっちゃうんだ。水星の軌道を飲み込むぐらい。するとね、地球にいる僕らから見たら、太陽がすっごくでかくて、近いんだよね。空いっぱいに広がる太陽、みたいな?」
「えー こわーい」
「太陽が近いんだから、気温は猛烈に上がるし、地球上の水分は全て蒸発。生命は全て死んでしまうでしょう」
「そうなの?じゃあ、シェルターに住んでいればいいのかな?」
「ふむ。そうは行かないんだよね(笑)ヘリウムで巨大化した太陽もいつかちっちゃくなっちゃう。強烈な小さくなり方をするので、ブラック・ホールになると言う人もいるけど」
「うん」
「するとだよ?それまでは、太陽系というのは太陽を中心にして、絶妙な引力のバランスで出来てたのに、太陽がなくなってしまうんだから、この配置がめちゃくちゃになる」
「そっか」
「すると、太陽の引力に引かれなくなった地球は、どっかとんでもない所に飛んで行ってしまう・・・ するとどっかの星にぶつかって地球が粉々になってしまうかも」
「ええ?そうなの。じゃいつか地球って滅亡しちゃうんだ」
「どうやらそうらしいね。だからさっきの問題は、ロケットに乗るが正解だね(笑)」
「やったー」
「だから、地球も生命も全て永遠にあるものじゃないんだ。永遠なんてもんがないとすれば、あるのは、確かにここにあるのは君とボクという存在だけ。いつかなくなってしまう地球にいるんだから、今このときを楽しもう。だから、ほら、ここに見えるだろ?このホテルのスイートルームの鍵さ。ほら、勇気を出して、地球なんていつかなくなってしまうんだから、ボクと一夜を・・・
あーーれーーーー
いーーなーーーいぞーーーー
いぃーーなぁぁーーーいっぞぉぉーー
あ、あそこにいた。
妻夫木聡似の男と・・・
ふぅぅ。結局こうなんだよな。分かってはいたけど。
うぅぅ。
自分で今日の教訓でもひとり言するか・・・
策士 策に 溺れる
策士 柵に 転ぶ
作詞 阿久 悠
あ!バーテンさんが笑ってくれた。
ずっと聞いてたんですか?ボクの話?」
バーテン「ええ」
「えっとー・・・何がいけなかったんでしょうね?」
バーテン「あの、お客様には、大変申し上げにくいのですが・・・歯を磨かれたことはございますか?」
不可能を可能にできない男、トム・ふるーズの困難な闘いはまだつづく・・・
「次の任務は?え?これですか?・・・・・」
理系の話ですよね?!
めためた文系ですからーσ(o´ε`o)
読んでいて・・・ほうほうwとは思いつつも
いまいち理解しきれない自分が情けなくもありますwww
むむむーー。
ふるさんのブログを読まなければ一生知らなかったに違いないですw
でも最後に口説くとは・・・ww
しかも失敗してるし・・・
いやいや、為になりました
『ミッション・チ○ポッシブル』
『みっちゃん・いいこちゃんぶる』
すみません。
一部、木更津キャッツアイからパクリました(恥)。
ふるさんかっこいいかも!!
あたしならー お・ち・るvv
ちと難しいかと・・・
でも、勉強になりました
ふるちんの「頭の中は 深い脳」
次は某国の「総体制理論」やってね♪
大好きなジャンルだったし。
ロケットに乗ってどこかに行きたい~
もうすぐ地球がなくなっちゃうなら
好きなことして好きなもの食べて、、、
いつそうなるかわかんないから
なにごとも我慢はしないのダ
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mig(M→映画ではジュディデンチ)からトムふるーズへの指令~
早く『007カジノロワイヤル』を観よ
「君がぼくを見つけてくれたから、ぼくはぼくでいられるのさ。君が波と見るならぼくは波だし、粒子と見るならぼくは粒子だ。世界は君によって姿を変える。さあ、あそこで実験しよう。君とぼくとの核融合でどれだけ大きなエネルギーが生まれるか」
「あなただれ?」
でも難しすぎて何度も読まないとわからなかった
こんな話聞かされたら、
ふるたんにクラクラしちゃうか
難しすぎて寝ちゃうか
でも口くさいのはいーやー