頭の中は魑魅魍魎

いつの間にやらブックレビューばかり

店名にツッコんでください163

2017-06-25 | days
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『西行と清盛』嵐山光三郎

2017-06-23 | books
西行は出家する前は佐藤義清だった。北面の武士として鳥羽上皇の警護をしていた。同様に院の警護をしていたのが、平清盛。西行は鳥羽上皇の中宮の待賢門院に恋し、破れ、出家するが、むしろ以前よりも京都の政治と関係が深くなってきた。顔が広く、和歌の天才は重宝するのだ。清盛も力をつけて、中央に進出していった。鳥羽上皇と崇徳天皇と仲が悪く、近衛天皇を偏愛し、摂関家では父親の藤原忠実は息子の忠通とは対立し、弟の頼長を偏愛し、兄弟は対立する。源氏では、父為義は兄の義朝と対立し、弟の為朝を偏愛する。兄と弟が対立し、その原因は父にあるという全く同じ構造。そこの信西が入り、保元の乱、平治の乱へと向かう・・・

ものすごく読みやすく、ものすごく面白かった。

知っている人にとっては何を今更なのかも知れないけれど、白川上皇が60歳を過ぎて、いい仲になったがまだ10代の待賢門院。彼女を孫の鳥羽天皇の中宮にする。待賢門院が産んだ子は、鳥羽の息子として後に崇徳天皇になるけれど、実際は白河の子だった。なんともグロテスクな世界。面白い。

西行と清盛 (中公文庫)

今日の一曲

たまたま見つけた。何とも言えない味わいがある。ZAZEN BOYSの向井秀徳で、「約束」



では、また。
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『天の女王』鳴神響一

2017-06-21 | books
スペインの大学で文学を教える島本は、知り合いのフラメンコダンサー、リディアから祖母の古いペンダントを見せられる。そこには不思議な言葉が記されていた。「まったく、天上の特等席からこんな素敵なお祭り見物ができる切符なんぞ、そうざらに手にはいるものじゃあない」 その言葉を調べてみると、17世紀の劇作家の言葉だったと分かった。さらに調べていくとの意味を調べていくと、17世紀のスペインへと話が飛んでいく・・・ 慶長遣欧使節団の一員としてスペインに渡り、そのままスペインにいる二人、小寺外記、瀧野嘉兵衛はボディガードのようなことをしている。刺客に狙われている大物を守ると、だんだんと政治と宗教の中枢にまで関わっていくことになる。画家ベラスケス、国王フェリペ4世らが登場する貴族たちの闘いの行方は・・・

書店の平台にずっと置かれているのだけれど、それほどの話題作じゃないようだった。しかし、痛快痛快。意外なほど面白かった。

外記と嘉兵衛プラス美女の痛快冒険活劇。まるで「三銃士」のようだった。オススメ。

天の女王

今日の一曲

なんとなく、ラジオの音源より。奥田民生と星野源で、「シャ・ラ・ラ」



二人の歌の巧さも素晴らしいけれど、こういう曲を作った桑田佳祐はやっぱりスゴイ。では、また。
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『アップデートする仏教』藤田一照 山下良道

2017-06-19 | books
東大の大学院を中退して、兵庫の安泰寺で曹洞宗の僧侶になり、師匠の命を受けて、アメリカの禅寺で10年住持をして、帰国してからは日米を往復するいた藤田一照氏。東京外大のフランス語学科を出たのに、同じく安泰寺で修行し、後に師匠とともにイタリアに渡り、帰国後は京都の曹洞禅センターを経て、曹洞宗から離れ、ビルマで修行した山下良道氏。二人が語る、新しい仏教とは・・・

最近のマイブームは仏教。特に訳もなく、本を読んでいる。こりゃ面白かった。どえりゃー面白かった。

日本に古くからあるのが「仏教1.0」=法事や葬式といった儀式にしか役に立たず、生きるとは何か教えてくれるわけではないもの。 アメリカなど外国で流行し、日本にも特にテーラワーダ仏教などとして入って来た「仏教2.0」=心を観察することで、問題を解決しようとするもの。以上二つを超えた「仏教3.0」があるのではないかと二人で話す。

日本の「役に立たない」仏教も、外国における仏教も知り尽くしている二人だからこその対談。

日本で、教義上や修行上の問題で坊さんたちが真剣に議論しているところなど見たことがないという話。(儀式的な宗教でしかないのだからそりゃそういうことになるのだろう)
いわゆる「マインドフルネス」。 自分の心は猿のようなもので押さえつけようとしても無理。そういう風に無理して瞑想することはできない。頑張って抑え込むのではなく、自分=猿だという勘違いから離れる。

他にも沢山面白い話があった。

アップデートする仏教 (幻冬舎新書)

今日の一曲

何となくYoutubeで見つけた。最初に聴いた時は何となく右寄りの臭いが嫌だっただけれど、動画で観れば素晴らしい。椎名林檎で、「長く短い祭」



かわいい、キレイ、白い肌、そしてセクシー、なのにいやらしくない。脇汗すらご馳走になってしまう。一緒に歌ってる人も脱力してて、カッコいい。では、また。
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『芸能人寛容論 テレビの中のわだかまり』武田砂鉄

2017-06-17 | books
前に何度かラジオにゲストで来ていて、興味深いことを話してくれていた著者がテレビに登場する芸能人についてあれこれ語るコラムと多数集めた本。

意見に100パーセント同意するわけじゃなけれど、5本に4本は頷けるし、なるほどと思ったり、鋭い表現にニヤッとしてしまう。面白かった。

(みのもんたについて)冷静に振り返ってみれば、わからないことを人に教えてもらうことを恥ずかしがならない人物ではあった。この辺りは、知らないことを知ってるふうに装うことにひた走りがちな小倉智昭などには持ちえない気質だったと思う。

(能年玲奈についてのコラムで、)視聴者から、どうせ養殖でしょ、と思われていることを知っているから、風呂場で小さなおじさんを見たと公言し続けた釈由美子のような、キャッチャーもいないのに受け取りにくい球をいつまでも投げ続ける厄介者は珍しくなった。
 
(黒柳徹子は若者に苦言を呈さないというタイトルのコラムで、)私たちは「私は私」的なことをスローガンのように使う人を見かけると多くの人は「芯が強い」などと思うわけだが、実は、他者がどうであるかを気にしまくっているからこそ「私は私」と発するわけである。黒柳徹子はリアルに「私は私」だからそんなことを口にしない。

(女子力高い織田信成だけが男らしかったというタイトルでは)移動中の新幹線で富士山を見ながら長渕剛の「乾杯」を聴いて泣くのがストレス解消法だと語る織田信成。富士山と長渕の掛け合わせは女子力から最も遠いはず。しかし「(富士山)X(長渕剛)÷織田信成=」という数式の答えは不思議と「女子」だ。どんなに雄々しいものを掛け合わせてみても、織田信成で割ると女子になる。

腹筋がよじれるという類の爆笑じゃないけれど、腹斜筋が縦に揺れるぐらいのインパクトが、3頁に1回あった。

芸能人寛容論: テレビの中のわだかまり

今日の一曲

芸能人と言えばアイドル。Billy Idolで、"Eyes Without A Face"



では、また。
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『プロテスタンティズム 宗教改革から現代政治まで』深井智朗

2017-06-15 | books
1517年10月31日(今年500周年!)、神聖ローマ帝国のヴィッテンベルク城の教会の壁に「95ヶ条の論題」を張り付け、「宗教改革」の導火線に火をつけた、修道士マルティン・ルター。なぜ彼がカトリックに反旗を翻そうとしたのか、宗教改革とは何か、プロテスタントとは何か、ルター以降、プロテスタンティズムはどう変化していったのか、説明してくれる本。

分かったような気になっているけれど、実はちっとも分かってなかった「宗教改革」と「プロテスタンティズム」。読んだら、なんだか分かったような気になってしまった。

面白いなと思ったことを箇条書きで。

・ カトリックのミサや教義は理解できなかった。ラテン語で行われていたから。

・ ルターの「信仰義認説」(神が人間を救うという行為をただ受け入れるだけ)は、浄土真宗の「他力本願」に似ている。(なるほど)

・ ルターの後、カルヴァンらスイスの改革者たちは、カトリック教会の伝統にあった「魔術的要素」を徹底的に排除していった。

・ アメリカの笑い話。バプティストやメソジストのような庶民的な教会に属する人が、成功すると、中流のための長老派の教会に移る。さらに上に行くと、アングリカンになる。アングリカン(英国ヘンリー8世のせいでできた、カトリックとプロテスタントの折衷みたいな宗教)は国家と結びついた思想だから。

プロテスタンティズム - 宗教改革から現代政治まで (中公新書)

今日の一曲

完全にネタ切れを起こしているこのコーナー。なぜこの曲が浮かんだのか分からないけれど。Red Hot Chili Peppersで、"Can't Stop"



では、また。
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店名にツッコんでください162

2017-06-13 | laugh or let me die
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『サイレント・ブレス』南杏子

2017-06-11 | books
大学病院の総合診療科で10年働いた主人公、水戸倫子。教授から訪問診療のクリニックへ異動を命じられる。左遷だったのか・・・ 訪問診療は今までとは違って忙しくない代わりに、人の死と向き合う機会が多い。末期の乳がんの45歳の患者、胃瘻を拒否したにもかかわらず息子に強制的に胃瘻を付けさせられた84歳女性、身元不明、言語障害のある10歳の少女、膵臓がんの治療を拒絶する大学病院の元教授の話。そして倫子自身の父親は、脳梗塞を繰り返し、意志の疎通ができなくなっていた・・・

いい。とてもよかった。さすが現役の医師が書いただけあって、リアリティ医師の苦悩がよーく伝わってくる。

自分の親族が重度の脳梗塞で入院中で意志の疎通がかなわなくなっている、という状況なのでなおさら他人事とは思えないで読んだ。しかし、そういうことがなくても、十分に楽しめるメディカル小説だった。

どうやって生きるかよりも、どうやって死ぬかを考えてしまう今日この頃。周囲に迷惑をかけることなく、そして本人も苦しまないで死ぬにはどうすればよいのだろうか。終末期医療の在り方についてとっても考えさせてくれた。オススメ連作短編集だった。

サイレント・ブレス

今日の一曲

先日の寺尾聡のつづき。「出航~SASURAI~」



これ、好きだった。では、また。
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『北海タイムス物語』増田俊也

2017-06-09 | books
1990年、東京の大学を出て、大手新聞社に入りたかったがほとんど落ちて、唯一合格した北海道の北海タイムスに入社した主人公、野々村。周囲は柔道部や空手部出身の猛者たちなど一癖もふた癖もある者ばかり。徹夜で臨む新聞社対抗の野球の試合。社内の組合活動。厳しい上司。そして金がない。北海タイムスは異常なほどに給料が安い。来年は別の新聞社を受験しよう・・・

面白い。とっても面白かった。作者自身が北海タイムスに勤務していたせいか、強烈なリアル感。

新聞を作るってことの面白さと大変さが、ものすごーーくよく伝わってくる。(明日からもう少し新聞を丁寧に読もう)(配達してくれる人に、お小遣いをあげよう) お仕事小説+青春小説。ドラマにもなった「重版出来」に近いけれど、もっともっと熱くて、リアルで、汗臭い。

主人公野々村がやや人として小さくて、親近感が湧くのと、自分が昔勤めていた会社のことを思い出だした。会社内の風通しが妙によく、必要なら平社員が専務と直接話すこともあるし、他の部署との連携も抜群にいい。仕事さえちゃんとやれば、何色のネクタイしようが、パーマかけようが、黄金色のロレックスしようが関係ない。上司が忙しすぎて部下の管理などしてる暇がないから、やりたい放題(仕事中に新宿の某店のバーゲンに行ったこともあった)だった。しかし給料が安い。それだけがネックだった。北海タイムスもそれに近い会社で、同業の新聞社と較べても信じられないほど安い。

金が人生のすべてなのか、あるいは人生における最も需要なパーツなのか。なんてこともちょっと考えさせられた。

北海タイムス物語

今日の一曲

特に意味もなく、ヨコハマタイヤで使われていた寺尾聰の曲ってなんだったけ?と調べていたら、そっちじゃなくてこっちを思い出した。寺尾聡で"HAVANA EXPRESS"




終わりのない恋なんて、多分恋じゃないさ。なるほど。あと、寺尾聡ってこう見ると、マイルドな北方謙三って感じ。ではまた。
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『雨月物語(21世紀によむ日本の古典』立原えりか

2017-06-07 | books
江戸時代、上田秋成が書いた、中国や日本の古典を材料にした小説。なんとなく知っている話もあるけれど、ちゃんと読んだことがないし、子供向けの訳でも読んでみるかと読んでみた。

人を呪う崇徳上皇VS西行の話、本当の兄弟の契りとは、遠くにいる夫を思う妻の話、鯉になる夢を見る話、高野山に行ったら死んだはずの豊臣秀次が出現する話、良い知らせなら吠えて知らせる釜の話、などなど。

これらが意外なほど面白かった。怪談に近い話が多い。「吉備津の釜」が特に印象に残った。

「菊花の契り」のラスト、「あさはかな人とはつきあうな」とは誰のことを指しているのか。丹治のことかと思ったけれど、簡単に約束をしてしまうという意味では、左門と赤穴のことを指しているのだろうか・・・ ワカラン。

雨月物語 (21世紀によむ日本の古典 17)

今日の一曲

雨月物語。雨ということで、 稲垣潤一で「ドラマティックレイン」



では、また。
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『比ぶ者なき』馳星周

2017-06-05 | books
大化の改新で活躍した中大兄皇子と中臣鎌足。中大兄皇子が天智天皇になるが、死後壬申の乱が起こり、大海人皇子と大友皇子が争って、大海人皇子が勝つ。中臣鎌足の息子、藤原史(ふみと)は不遇の時を過ごす。天武天皇となった大海人皇子が死に、妻の讃良が政を行っていたが、息子の草壁親王が死んだ時からドラマは始まる。史は讃良の信頼を得て、讃良の孫、死んだ草壁の息子軽皇子を天皇とすべく、権謀術数を使う・・・後に藤原不比等となる男の物語・・・

なかなか面白かった。古代史ってあんまり興味を持てなかったのだけれど、こんな風にドラマっぽく描いてくれると、すごく楽しめる。

歴史を捏造するために、聖徳太子の話をでっち上げた話なども興味深い。

元正天皇や元明天皇など、天皇になったときに何と言う名前になったかを表記してくれないのが玉に瑕。

比ぶ者なき

今日の一曲

藤原不比等。ということで、藤原さくらで「春の歌」



では、また。
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『洞窟ばか すきあらば、前人未踏の洞窟探検』吉田勝次

2017-06-03 | books
洞窟にハマってしまい、国内国外の未知の洞窟を探す男による自伝風ノンフィクション。

面白い。どえらく面白い。

山登りを始めたはずが、なぜか洞窟に入ることになり、そしてハマっていく様。洞窟の面白さや、難しさが本からはみ出るような迫力で描かれている。

深い縦穴に入りたいとは全く思わないが、洞窟そのものの奥深さを堪能できた。高野秀行のエンタメノンフィクションに近い面白さがあった。オススメ。

洞窟ばか

今日の一曲

曲じゃなくて、著者の吉田自身が出演した、バラエティ番組「クレイジジャーニー」より。



この番組は割と最近になってから、毎週録画して観ているけれど、これはそれよりも前の放送だった。では、また。
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店名にツッコんでください161

2017-06-01 | laugh or let me die
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『源氏姉妹』酒井順子

2017-05-31 | books
ある同一の女性とやってしまった男たちのことを「兄弟」と言う。1000年も前に書かれたプレイボーイ小説「源氏物語」 主人公光源氏ではなく、彼に「やられ」てしまった女たち。彼女らは、光源氏を通した「姉妹」ということになる。姉妹(しすたーず)から見た源氏を、やや(いや、かなり)エロティックな目線で描いた、小説じゃなくて、「小説の登場人物の心の内を、勝手に想像して描く」フィクション。

これは面白かった。たいそう面白かった。

源氏物語は、なんとなく登場人物について聞いたことはある、ごく一部のエピソードは読んだことがある、漫画「あさきゆめみし」は途中まで読んだ、という程度。イケてない女子(=紫式部)による、超ウルトラスーパープレイボーイの「架空の」「夢物語」など、正直そんなに興味がなかった。

しかししかし。「エロ」を中心に置くと、これが面白い面白い。



光源氏と「しちゃった」年表! わお!なんてハレンチ。

空蝉や、六条御息所、末摘花、藤壺、葵上、花散里、明石上、紫上たちが自分の視線で、源氏や、自分の境遇を語る。

一人の男性に一人の人間として認められたい、愛されたいという気持ちは、女を不幸にします(六条御息所)

花散里は、ひがむことなく、おっとりと対応し、言いつかった仕事を粛々とこなしたいた。その辺りは、同じ不細工でも末摘花とは大違いです。(中略)源氏が、とにかく「嫉妬をしないおっとりとした女性」が大好きな”おっとりフェチ”だということも知っている。だからこそ、源氏の前ではおっとりとした様子を見せ、(花散里)

セックスレスは、今や日本人の多くが悩む問題です。しかし花散里のように、男性から性の対象と見られなくなってもムカつくことなく過ごしていれば幸福に恵まれるのです。セックスレスくらいで騒ぐな、と今の世を見た花散里な言いたくなるにではないか。

女の人格を認めているフリだけはしながらも実は全く認めていない源氏(明石上)

てな感じ。

ちゃんと源氏物語を読んでみたくなった。酒井さんありがとう。それと「おっとりフェチ」という言葉、胸にしみた。私も、そうではないかと思う。

源氏姉妹

今日の一曲

色んな女を侍らせたい、という源氏さまの欲望。ということで色んなタイプの女がいる、乃木坂46で、「インフルエンサー」



では、また。
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『黄砂の籠城』松岡圭祐

2017-05-29 | books
1900年、義和団事件勃発。「扶清滅洋」を掲げ、北京の在外公使館を襲撃する。紫禁城の近くにある東交民巷に公使館がまとまってあるのだ。日本、フランス、英国、アメリカ、ドイツなどの公使館は籠城することになった。しかしまとまらない列強の意向。ちゃんと戦略を立て、リーダーとなったのは、日本の武官柴五郎だった。彼と、外国語の堪能な櫻井の二人が中心となって、迫りくる義和団から籠城を続けられるか・・・ 味方の援護はいつ来るのか・・・実話がもとになった小説。

とっても面白かった。

義和団事件というと思い出すのは、1900年というキリのいい年号。アフリカの戦争で忙しく軍を送れなかった英国は、日本と日英同盟を結ぶことになったとか、軍を送ったロシアと日本が対立するようになり、日露戦争にきっかけになったとか、清が弱体化したとかいうこと。

東交民巷で籠城している人たちの立場からなんて考えたことがなかった。でも大変だったよな、そうだよな、ってことがよく分かった。

清=ヒドイ、欧米=役立たず、日本=すばらしい、という「日本礼賛臭」が若干しなくもないのだけれど、その臭いを十分に無視できるぐらい、ストーリーも登場人物もよくできていた。

黄砂の籠城(上) (講談社文庫)黄砂の籠城(下) (講談社文庫)

今日の一曲

本とは関係なく。ずっと前、乃木坂46の高山一美が薦めていた曲。UVERworldで、"O choir"



では、また。
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