頭の中は魑魅魍魎

いつの間にやらブックレビューばかり

父島旅行記その14(ナイトツアー)

2006-04-06 | 『父島旅行記』

前回の事件勃発後、

6時に夕飯。献立は忘れたが、旨かったっす。

で、朝と晩だけ隣にいるいきあたりばったりガールズと今日どうしてたかって話になったら、

朝から晩までサーフィンしてました

と言うので、俺が昔制覇したビッグ・ウエンズデーこと大波の話をしてやったら、素直に聞いてくれた。ほんとうにいい子たちだ。

なんかの話の流れで、おれがまじすか!って言ったら、「わかぶってんじゃねえよ!」と突っ込む鬼とは全く違う。しかし、「日焼けしましたねー」と言うので、「サングラスの跡ついちゃったぞ」と言って、俺が眼鏡をはずしたら、うける!と言っていたあたりは近頃の若人あきらだ。(現:我修院達也)

そう言えば、田中キャプテンが船上で「あそこでサーフィンやってますね」と言ってたので写真をいちおう撮った。

上がそうなのかは結局不明だが。あまりにも鮮明じゃないので個人のプライバシーの辛亥革命にはならんだろう、と孫文も言ってた。

食後、どうするかで、Yちゃんに夜の父島案内してくれって行ったら、

じゃ、星見に行きましょ!とかわいらしく言われた。○に爪の垢を煎じてフリーズドライしたものを一日三回服用させたい。

車で宿まで来てくれたYちゃん。無口でニヒルなTちゃんも一緒。

確か、中央山だったかどっか見渡しのいい所に行って星を見た。

満天に輝く星たち。うーん。なんてロマンチックなんだ。メンバーがメンバーでなければどうにかなってしまいそうだった。

こんなにたくさんの星を見たのは初めて。それでもTちゃんいわくは、天気いいともっとよく見えるんだよ。うーん、ぼくはこれでおなかいっぱいさ。

天文研究会中退した俺は星のことがまったく分からないのだが、博学のTちゃんが、あれがオリオン座、北斗七星、北極星と教えてくれた。コリン星に帰っていく小倉優子の姿まで見れた。

 

.     ‥ .     ・ .     ・    ☆.  +     .....................
   .               uuu  /   + .   .  ..:
・     +    ∂、  ~~~\(^_^) /         ..:::::.................+
  ☆ .    ・  と⊃ー── 丿)⌒)    ...::::::‥¨       +
 .            < \ ( 川囗囗 ....:::::‥¨  . ★        ・
      .       \      ̄ ̄..... ̄ ̄ ̄

  .          .                              .......................

 

                  ○/       
                  /□    
                 ___||___    


うーむ。どうやら俺は真性のアホだ。

それ以外にもナイトツアー。グリーンペペという夜光るキノコが有名なんだが、それは見つからなかった。穂積ぺぺも発見できなかった。他にもなんか見たが忘却の彼方へ。

ちなみに自宅に帰ってからシートピアのサイトを見たら、マッチくんが星に詳しいと聞いたので、次回はマッチと星の王子さまのコスプレをしながら星を見ることにしよう。

 

 

今日の教訓

 

夜空に浮かぶ星よりも

君の方がずっとすてきさ

と、言える相手と行くべし

 

 

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父島旅行記その13(姉さん、事件です)

2006-04-05 | 『父島旅行記』

パパヤのホエールウオッチングツアーが夕方5時半頃終了した。ちなみに田中船長が危篤な肩なのは、ん?奇特な方なのは、ほんとはツアーは4時半終了なのに、いるか探しのため、長いことねばってくれたのだ。ガソリンだかディーゼル燃料もかかるのに… 原油価格高騰の折り、すばらしい!

ほんでもって、宿シートピアに戻る。歩いて行けるのだ。夕飯は6時。腹減ったあ~

ここで事件勃発!

マッコウの間(俺たちの部屋)に入ると

 

ああああああ

どろぼうだああああ

 

物がなんにもない!

 

テーブルの上にぶち撒けて行った、コンタクト液だの、携帯だの、一緒に寝てるくまさんだの、地図だの、六法全書だのありとあらゆる物どもがどこにもない。そこら辺に置いたような気がしたLとVのマークが入ったバッグもない。なあーんにもない。

鬼と俺は顔を見つめあった

気持ち悪かった

じゃなくて、

よーく見ると、

 

片付けてある。

テレビの下の台の中に本やらキーホルダーやら全部収納されているし、そしてバッグ類は押入れの中!

なーんてぇこと!

こんなこと初めてだ!シートピアはきれいな宿とは聞いていたが、ここまでしてくれるとは… 死ぬほどぶちまけていったので、死ぬほど片付けるのが大変だったに違いない。

この話、後でYちゃんに言ったら、

うちにもそんなひとほしいなあ

 

今日の教訓

 

発つ鳥

後を濁しても

大丈夫

 

内心怒ってたのかな?でもそのこと後でなんにも言われんかったばい。

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父島旅行記その12(面白人祭り)

2006-04-04 | 『父島旅行記』

MISS PAPAYA船内にいた面白人たち:

・カメラおじさん

ウエットスーツなど着ないで、一眼レフ2台、コンパクトカメラ1台を首からぶら下げたおじさん。デジカメじゃなく35ミリのフィルムカメラ。ものすごくでかい望遠つけてた。俺が撮ってたとき、たまたま隣でそのどでかレンズで撮っていた。しかし、どう見ても、手ぶれしまくっていた。そしたらおじさん曰く、

 

これ、手振れ補正ついてんだよ

なんも言ってないよ!視線を感じたのか?その後、釧路や根室へ撮影に行った苦労話をえんえん語ってくれた。でも、その割りに海の潮風からカメラを守ることを何もしてなかったので、今頃ぶっ壊れていることは想像に難くない。

 

・怪しいカップル

やはりウエットスーツ着ない男女 船の後ろにずっといて、微動だにしない。旅行と言うより、そこら辺歩いてるカップルにしか見えないので、なんかどっかから逃亡してるとしか見えなかった。お昼のときもみんなから離れたとこにいたし。しかも歳がすごーく離れてる。親子じゃねえ?と鬼に言ったら、それはねえよ!と一喝。父島はパスポートも要らないし、不法に入国して潜伏するにはもってこいの場所である。実際あやしすぎる人たちがそこらかしこを歩いているし。

・たかちゃん(仮名)

クルーの一人で、えらく元気がいい。俺に「あと30分は大丈夫!」と優しく声をかけてくれたキュートな女性だ。しかし一人でこっそりポケットからミルク飴取り出してなめてた。俺が物欲しそうな顔をしたら、なんも言ってないのに、くれた。進駐軍の兵隊さんぐらいいい人だった。でも、ここから落ちたらどうなります?と聞いたら、

すぐには助けられないし、

ここからだと…

 

スクリューに巻き込まれてミンチだわね

と言った時に軽く殺意を抱いた

・ウエットスーツマン 

船内でやる気満々で黒光りしたマイ・ウエットスーツに着替えていた。しかし、南島上陸の際にも上まできちんと着ていく。なぜ?暑いぞ。

しかし上陸後、速攻で、

 

すみません、ここで脱いでいいですか?

なべさん&たまちゃんに却下される。暑いから可哀相ではあったが… しかし笑った。

もっと意味不明なのは、その後の海中公園のときには、なぜか参加せず、後になってまた着替えるという無駄な動き。しかし、とっても悲しいのは、彼が着替えた後には2度ドルフィンスイムの機会がなかった。結局一度も使用してないマイ・ウエットスーツであった。

その後、島でよく彼を見かけるのだが、つい笑ってしもうた。

そうそう。大切じゃないことを言い忘れた。今回のパパヤツアーはもちろん、父島旅行では

カップルが少ない。

女性同士・おとこ同士・ひとり旅 が結構多いのだ。ウエットスーツマンもカメラおじさんも他にもたくさん。

 

 

今日の疑問

 

なぜアベックすくなし?

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父島旅行記その11(ドルフィンすいむ?)

2006-04-03 | 『父島旅行記』

我々はミナミバンドウイルカを発見した。バンドウエイジでもないし、バンドウタマサブローでもない。

こいつは人懐こいので、ドルフィンスイムにもってこいだそうだ。

で、ウエットスーツその他の装備準備万端で待つ一行 船後ろで待機

しかし、おれは前回の竜宮城でサムイサムイ病にかかってしまったので、上は脱いで乾いたTシャツ&ウインドブレーカー状態。正直もう水には入りたくない。 だらーっと待機

田中船長

ここは岩に近いので、ここでドルフィンスイムは危険なので、しばらく待ちます

 

で、大勢が待ってたのだが、結局ドルフィン・スイムは出来なかった。

俺が小さくガッツポーズを取ったのはたぶん誰にも見られていないであろう。

ただし、ちゃんと書いておかないといけないのは、むしろドルフィンとスイムが出来るときの方が多いので、もし父島に行くという気持ちになってる人には、よっぽど運が悪くないと大丈夫だってさ。翌日ミスター田中に会ったときも、今日はドルフィンスイまくったよーって言ってたし。

いるかと泳ぎたいとずっとほざいていた鬼さんはちとかわいそうだったが。

ぴぃぴぃ泣くので、帰って来てからイルカなごり雪海岸通りを唄ってやった。

 

 

今日のトリヴぃア

 

イルカの本名は

神部 としえ

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父島旅行記その10(竜宮城に誘われて…)

2006-04-02 | 『父島旅行記』

やあ、みんな元気?

おいら竜宮城に行ってきたんだぜ。

なんだって?

うらやましー太郎?

ちょっとイマイチだね。

そういう訳で御座いまして、噺を続けまする。

兄島海中公園というのがございます。そこでなんとも幸運なことに、べんべんべん!MISS PAPAYAが座礁してくれたのであります!ですからごゆるりと海中を見られたご一行であった!そこへ現れたるは海上自衛隊の駆逐艦!!

いやいや座礁したら大変だった。駆逐されても大変だった。停泊して、そこからシュノーケリングってやつが出来る。正直言って大して期待してなかったが…

その前に、ウエットスーツの件

借りたウエットスーツ、あるいはマイ・ウエットスーツは船内でほとんど全員が着用している。季節柄風が寒いというのもあるが、ドルフィンが現れたとき、すぐ一緒に泳ぐためだ。ただし、着た後、上半身部分ははだけて、だらんと腰辺りにたらすというちょっと渋谷辺りのガキでも真似できない「腰履き」だ!

で、海中公園に到着。実際公園になってるのではなく、そういう名称なのだ。

 

すごいざます!

ほんまに竜宮城でおます!

 

船の上からでも膨大な数の魚、サンゴ礁がばっちり見える。

喜び勇んで、ゴーグル&管を着用し、いざ海中へ

いやいやすごかった。ダイビングじゃなくても、キレイでしたよー

田中さんが初めてここに来たとき、「ほんとに竜宮城かと思った」と言っていて、

んなわけないでしょ と小さく突っ込みを入れていたふるちん(仮名)だったが。ナポレオンフィッシュそっくりのでかい魚もいたし。一生食いきれないほどの魚だらけだ。しかも、船上からご飯つぶを撒くのでその近辺海域にはまさに芋を洗うがごとく魚だらけ。でも、誰かがご飯撒きすぎて、魚よりご飯だらけになっていたが。

残念ながら写真はない。水中に入れられるカメラではなかったので。海中遊泳を続ける俺、

しかし、

 

寒い 寒すぎる…

 

寒くて死にそうになった。立ち泳ぎもできないくせに、竜宮している鬼に寒くねえか?と聞いたら、「んにゃ!」だと。

確か50分ぐらい停泊してると言ってたので、もう45分ぐらい経っただろうと、海上から、たかちゃん(仮名のクルー)に「後、何分すか?」と聞いたら、船長に聞いてくれて

 

あと、30分は大丈夫!

 

と、人の気も知らないことを言われた。鬼だけではなく、他の婦女子もすいすいエンジョイ・シュノーケリングしているのを見ると、

ここで上がったら男がすたる

とやせ我慢。  負けるなふるちん ここにあり

  ここはオホーツク海か!

しょうがないのでウエット・スーツの中でお○っこした。まさにウエットだ。暖かかった。パパヤのみなさん、ごめんなさい。

やっとそろそろ行きマース!と声がかかったので、オホーツクから開放された。水揚げされた蟹の気持ちになった。

船上に上がって、ふと下を見た

 

なぬ?なぬなぬなぬーー!?

 

足首のジッパー止めてない!( ̄ロ ̄lll)

 

んだよー

そういうことかよー。解けて見れば謎は実に簡単であった。金田一を呼ぶ手間が省けた。

そして、誰もその点を指摘してくれなかったという事実は日頃の行いが全て起点となっていることを自覚した。

でも、きれいだったし、楽しかったですよー。竜宮城でしたよー。

 

 

今日の教訓

 

足元を見れば

その人が分かる

 

 

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父島旅行記その9(いるかに乗ってない少年)

2006-04-01 | 『父島旅行記』

今日は「いるか料理」についてご説明致します。メモのご用意を。

1.まず、遠くに目をこらします。

写真で見るとジョーズのように見えますねえ

 

2.もそっと近くに寄ると…

ほーら、おいしそうないるかちゃんですよー

 

3.さらにがぶり寄りしてみると

そこのあなたー!よだれがキーボードを濡らしてますよ。

まあ、どう考えても食べるものではないし、全日本かわゆい動物を守る会が抗議デモを起こしそうなので、やめておこう。

と言う訳で、いるかはメチャメチャ近くで見られるのだ。まさにドルフィン踊り食い!

いやいや食っちゃいけない。

結構人肌恋しいらしく、船・人に寄って来るのだ。しかし写真のはハシナガイルカで、現状に満足しているらしくそれほど人肌恋しくはないと言ってた。つまりいるかと一緒に泳ぐというドルフィン・スイムには向いてないそうだ。逆に俺たちを踊り食いの血祭りに上げるような凶暴な顔つきはしてなかったが。

なので、ここはウオッチングするだけ。その合間に鯨が出てきたりで、結構忙しい。

なぜか上下常時情事のときもウインドブレーカーを着用している田中船長が

みなさんも一緒に探しましょう

とかなりご無体なことをおっしゃるので、乗客全員がずーーーっと海を見つめていた。俺の人生で朝から晩まで海をこんなに見つめていたのは初めてだ。いかした俺のグラサン(レイバンRB38佐藤琢磨モデル)が買ってから初めて役に立ったことも明記しておこう。全てが初めてづくしの旅だった… ←遠くを見る目

その後、ドルフィン・スイムが出来たのか?竜宮城から帰ってこれたのか?

つづく…

 

今日の教訓

 

ちょっとセンチなとき、

海を見つめていると、

目が疲れる

 

 

 

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父島旅行記その8(南島上陸)

2006-03-31 | 『父島旅行記』

南島というのが父島の南にある。すぐそばなんだが無人島。ここに上陸すると言うのがいちおう予定には入っていたが、

ホエールをウオッチ&ングしてる最中に、帽子取ると髪型がナイスな田中船長

南島には1日100人までしか上陸できません。いま現在60人突破したと無線で連絡ありました。本船は33人おりますので、ただちに上陸致します!

なぬ!?行列の出来る無人島なのか?

東京ウォーカーには載ってなかった。小笠原ウォーカーは売り切れてた。

で、僕らを3回か2回に分けて上陸した。僕ら第一班にはなべさんというどえらく渋くダンディな人がガイドとして同行した。サングラスをこれほどパーフェクトに着こなしているひとはまず北半球には存在しない。MISS PAPAYAは大きすぎるので小船に乗り換える。上陸すると、岩場を登り、見たこともない草花が出迎えてくれる。

タバコの花なんて初めて見たぞ。ほんとに僕らが吸う、あのタバコの花だ。密売とか密輸の匂いがしたが… ふるちん愛用のマイルド・セブン・スーパー・ライトはここから来てるのかと思うと感無量だった。

すると、前述のレンジャー・たまちゃんがまたいた。

あ、たまちゃんだ!と言ったらあからさまにイヤな顔していたのは気のせいか?

なんか説明を僕らにしてくれた。内容は忘れた。

しかし、無人島に朝から夕方までひとりかあ… 船が迎えに来てくれなかったから帰れないんだよな… 同行した酒井法子がつぶやいた。寂しすぎて死んでしまうわ 青いうさぎだから。

たまちゃんを放置して、とぼとぼ歩いて行くと、下の写真のような景色が眼前に光り輝く。

扇池といって、海から波がざぶうーんと押し寄せてくる。水がめっちゃキレイだし、ちょと今まで見たことない不思議な快感であった。

 

これが俺たち一行。なべさんと熱く語ってしまった。水蒸気が上がってるのが見えるだろう。30年ぐらい前(なべさんの記憶もかなりてきとー)から彼は父島に住んでるなど、為になる話をうかがった。忘れたが どっかになべさん&ふるちんがいるが、どうしても見たい人は虫眼鏡もしくは顕微鏡を使ってくれたまえ。なべさんだからと言って、なべかぶってる人を探しても無駄である。他にウエットスーツマンという愛すべきキャラがいるのだが、それについては後日「船内面白人特集」で語ろう。

上は前衛芸術家が上陸して3年がかりで作り上げた作品。というのももちろん嘘。名前は忘れたが、貝の化石だかが大量に撒かれている、んじゃなくて自然にこうなってる。地層を掘るとうじゃうじゃこの貝が出てくるとなべさんが言ってた。かなりシュールだ。この写真では分からないが左右に広く貝の会が盛大に開かれておる。

なんちゃら池と言う淡水の池もあった。なべさんがどうしてここに淡水の池があるか説明してくれたが、彼のサングラスウエアリングを自分のものにすべく努力していた俺の耳には届かなかった。そもそもぼそぼそ話すのだが…

扇池の前で昼飯。朝、パン屋でパンを買った。2個買おうとしたら、鬼がそんなに食えるわけねえだろ、ってことで1個にした。そして腹が減った。鬼のバカ!

昼食後、南島を後にして、ドルフィン・スイムと竜宮城へと向かう一行たち。南島は、もし万が一父島に訪れることがあったら、ぜひ訪問することを薦める。ただし泳いでは行けない。北島康介がチャレンジしたそうだが、3日3晩かかってやっと到着したのはサイパンだったと言うのは小笠原では知る者はいない。

 

今日の疑問

 

たまちゃんが、タバコの栽培に従事している

ってことはたぶんない

専売公社がJTに変わったことは知らないようだが

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父島旅行記その7(デジ一)

2006-03-30 | 『父島旅行記』
前回まで写真が冒頭にどかーんとアップされていた。gooでは写真が一つしか載せられないと言うので、強引に一つに連結してアップしていたのだ。しかし、「できるブログ」を読んでみたら、裏技が存在したので、今回から強引な連結をしなくて済むようになった。

で、前回くじらの写真をアップした。

ただし、船上で、しかも遠めの写真を撮るのは至難の業。携帯ではまず無理でしょう。コンパクトデジカメ(通称コンデジ)も悪くはないんだが、上手く撮るのはちょっと難しいと思う。画素数だけじゃなく、手でしっかりホールドするのが難しいこともあり、デジ一(デジタル一眼レフ)がハゲシクオススメ。ルールとして確か鯨の200メートル以内には近づいてはいけない(だったかな?)ので、ま、近づきすぎると逃げてしまうのかもしれないが。肉眼で見られたとしても、鯨のブローが何秒も続く訳でじゃなく、その瞬間を撮るのは運がある。シャッタースピード・露出も変えられないといつもオートだとどうかな?ただしコンデジでも上手く撮れた人もいるかもしれないので不明。

前に某セミプロカメラマンのKちゃんに、ホエールウオッチングに行くと行ったら、
露出優先モードで、一番明るい露出に固定して、シャッタースピードは自動にしなさい」「失敗しまくるから、取り捲りなさい」とアドバイスされていたので、その通りにした。

デジカメがいいのは、撮ってとってとりまくって、その内何枚か成功してればいいって思えること。

結局300枚以上撮影したが、写っていたのは3分の1以下でしょう。ただ、鬼が撮ったのは失敗率が高く、仙人が撮ったのは成功率が高かったことは声を小さくして言っておく。300ミリのズームレンズを装着していったので、確かに遠くは撮れるが、船上だと特に手振れの問題もあるし、肉眼で見つけたとしても望遠がきついと、どこにいるかファンダーに収めるのがむつかしい。

個人的オススメは、広角から望遠まで網羅してるズームレンズを着けること。それを買うか悩んだんだが、標準レンズを最初の購入時に付けてしまったので、それを無駄にしたくなく、望遠ズーム(安かった)にした。これだと近すぎるとピントが合わないのだ。ちなみにPENTAX ist DS2は、ファインダーがデジ一で一番見やすく、モニターも大きい。オートであれば関係ないんだが、マニュアルでやるときは、露出などファンダーのぞきながら親指で変えられる優れもの。





上は望遠ズームをいっぱいに伸ばした所、下は標準レンズ。

うーむ。今回はほとんど全く旅と関係なかった。しかも無理してテキストエディターでHTMLなんぞ使って見た。



今日の暴言




気分だけは篠山紀信かロバート・キャパだった

※4月4日追記&訂正 我がカメラ師匠yu-photoさまに「露出優先」じゃなくて「絞り優先」であるという指摘を受けたため、上にある露出は絞りに変更します
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父島旅行記その6(鯨ちゃんとご対面)

2006-03-29 | 『父島旅行記』

さあて、お立合い!

やっとホエールウオッチング&ドルフィンスイムの話

朝8時半ごろ予約したパパヤに行く (今までリンクの張り方を誤って使用していたが、やっと正常な体位になった)

ここは民宿でもある。ボート(クルーザー?)を所有していることは言うまでもない。なんも知識のない俺らはYちゃんのオススメに従っただけ。他にも鯨・ダイビング・シーカヤックなどのツアーをやってるお店は多い。

サイト内にPAPAYAフォト・コレクションがあり、自分では絶対撮れないようなすごい写真がある。

今回はモニター体験ツアーという格安の旅行(5万7千円)で、しかもこういうオプショナルツアーで使えるクーポンまでついてくるという太っ腹(今後もやることはあるらしい)

で、そこでは30人ぐらいが集結。老若男女入り乱れ打ち。自分の身長をおばちゃんに言うと、それにあったウエットスーツを貸してくれる。水中眼鏡・口咥え空気吸い管・足ひれも。

で、車3台に分乗して、港へ。Miss PAPAYAという大きいクルーザーに乗り込んだ。(ミスというのだから未婚女性なんだろう)船の中のどこにいるのかは自由。キャビンの中、1階の後ろ、前、2階。上の方が揺れる感じはするが、1階の方が濡れやすい。相当揺れることが予想されてたので、酔い止めをちゃんと飲んだぞ。これ飲んでないと●●してただろうな。

面白いのはたぶん船長である田中さんが、操縦しながら、スピーカーを通して、

 「くじらが現れましたよー」とか教えてくれること。 7人(ぐらい?)もクルーがいて、果たして元が取れるのか不安になる。が、クルーが分担して360度回りを見渡しているので、必要な人材なんだろう。

父島から遠く離れた所を行くのではなく、比較的近い所を鯨を探して、ひたすらさまようのだ。もう一つ小さいクルーザーにもクルーが乗り、別の場所を探し、島の高いところ(ウエザーステーション)からも別のスタッフが双眼鏡で探しており、3箇所から探索→ 無線で連絡という 川口浩も真っ青な完璧な体制。

 

田中さん

「9時の方向に鯨がいまーす!」

お客全員

うおおおおお

雄叫びを上げる群衆

見たぞおおおお

めちゃめちゃ見ました。

潮吹き(ブロー)も見ちゃいましたよ!(上の写真)

感動した!

こんなにたくさんの鯨(水族館じゃないぞ)をで見られるとは…

運が悪ければ見られないのかなと思っていたけど

トータルで何頭見たか覚えてないけど、たぶん8頭以上見たと思う。もっとかな?

鬼の先輩女性A子さんは海外にホエールウオッチングにしょっちゅう行っていて、なんでそんなに見たいのさ、と思っていたけど、その理由が分かった。こりゃはまるわ。まじ、すげえっす!

上はもちろん自分たちで撮った写真ずら。次回デジカメについてちょっと語るかな?パパヤツアーの話はまだつづく……

 

 

今日の驚嘆

 

田中船長が操縦しながらマイク持っておしゃべりするのは

器用すぎる。

 

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父島旅行記その5(島の夜は更ける)

2006-03-28 | 『父島旅行記』

で、6時にシートピアに戻り、夕食。ここはとにかく飯が旨いので評判だとのことで、Yちゃんオススメだった(というよりYちゃんアドバイスに全て従っていた)結論は

飯、うまかったぞお

尾長鯛の刺身とか、かじきのソテーとか盛りだくさん。全てたいらげた。完食してしかも宿で一番先に食い終わるのが俺たちだったのは、やはり戦時中の粗食生活が身にしみているのだろう。部屋ではなく食堂で食べることを言い忘れてた。いつも思うんだが、お代わりするときに、「どのくらいにしますか?」と聞かれるが困る。「ええっと、前回と同じくらいで」マッチ「じゃあ大盛りで!」

テーブルの隣の席にうら若き乙女二人。話してみると、大学4年生で、もうすぐ卒業とのこと。髪の毛がさらさらじゃなくていつもバサバサでなかなかかわいかった。明日以降どうするのか聞いてみたら、

 

なんも決まってない

 

と豪快な発言。

この瞬間から、この二人を

いきあたりばったりガールズ

と勝手に銘々。島内でしょっちゅう遭遇するので、見かけると「あ、いきあたりばったりガールズだ!」と言うと、たぶん笑ってくれてた。(ひきつっていたという証言もあるが、キュートな俺の笑顔にひきつる理由のかけらも見つけられない)

しかし、こいつらあなどりがたし!なぜなら、父島はもう4回目で、毎年来ているんだってさ。だから、前もってプランなど立てなくてもいいのだ。それまでの3回は4人で来ていたそうな。今時の女子大生が25時間も船に揺られてやって来るとは、ちょっとびっくりこきまろ。おじさん、見直したわ。

鬼が

「このハゲが話しかけて怖かったでしょう?かわいい子見かけるとすぐ声かけるのよお。ごめんねえ」

と失礼発言ぶっこきアゲイン

歌ってやったぜ!

   んのーちいさなーできごころがー♪

ひとつ屋根の下数日だけ暮らす者として、いらぬ誤解を招いてはならぬと、ちぃにいちゃんは言ったさ。

船内では男子大学生と話したっつうの。お前がその場にいなかっただけだっつうの。おやじともおばちゃんとも話したっつうの。と言い訳のオンパレード。話しかけるとは限らず、かけられることもあるし。しかしなんで旅先にまで来てこの体たらくなのだ?まあいい先に進もう。というよりほとんど旅と関係ない話ばかりだった。このいき&ばったりには毎朝・毎夕食同席することになる。それ以外のお客とは全く口をきかなかった。

夕餉の後はYちゃんと飲みに行く約束。するとTちゃんも参戦して、またよもやま話。離党じゃなくて離島というのはたいてい飛ばされて来るものかと思っていたが、希望して来たというのにはサプライズドゥだった。Yちゃんと鬼の3人で車で回っているときはYちゃんはちょっとおとなし目だったが、Tちゃんが一緒だとプチ炸裂して面白かった。でかい猫をかぶっていたのだな。Tちゃんはやや無口。寡黙な男っていうのはああいう人をいうのか?見習わないといけんとちょっとだけ思った。Yちゃんいわくは、鬼と俺を見ていると面白いらしい。俺がボケ担当で鬼がツッコミ担当だと言ってた。また、鬼が現実派だとも。その点に関しては大いに観察・検証・破壊の余地がないこともないが、Yちゃんがボケ、Tちゃんがツッコミを担当しているのを見ると、同じ穴のムッジーナだな。(ヤンキースにムッシーナってピッチャーいたけど、まだいるのかな?変な投げ方してたな)

あれ?他に何の話したのかほとんど覚えてないぞお!酔っ払ったのかあ?

だ・め・な・ひ・と

とは誰も言ってはくれなかったが。

そうそう、その店から帰ろうとしたら、シートピアのマッチ棒といき&ばったりが同じ店にいた。狭い世界だ。 マッチのことをほんのちょっとだけ羨ましく思ったなんてことはない。

島の夜は早い。スーパーなどのお店も7時前には閉まってるし、夜は飲食店の一部が開いてるだけだ。

しかし、翌日の朝食が7時なので、早めに就寝。 鬼は電気消した2秒後には寝ていた。うらやましいぞ。

明日は念願のホエールウオッチングだ!

 

特に大洋ホエールズのファンではなかったが、

まさかとは思うが平松とか屋敷とか田代とかシピンとかがまさか見られるんじゃないよな?

見たくないよ。だって、

仙人は大の広島カープファンだから。

 

 

今日の教訓

広島カープファンだからと言って鯉が海にいるはずないことをきちんと認識しよう

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父島旅行記その4(島めぐり)

2006-03-27 | 『父島旅行記』

さて、島を一周のお話し

まだ、みなさん期待のホエールウオッチングの話は遠い。じらされるのもたまんないでしょ?

Yちゃん運転でドライブ。気持ちがいいのお。

しかあし!正直言って完璧にはどこ行ったか覚えてない……

いっぱい見すぎたのも原因の一部だか、何と言っても最大の問題はこの仙人にある。なにしろ事前に全く地図・パンフ・ガイドブックも何も読んでない。いつも旅行に行くときは、車ならパーキングエリアで初めて読む・飛行機なら行きの中で初めて「地球の歩き方」を読む。読まないこともしょちゅうだが。ま、いつも鬼が勝手に決めているので、必要ないのだ。従って、このすっとこブログを書くために、になってやっと地図を読んでいる。

ひどい話もあるもんだ。

しかし、

  ふるさとは

  遠きにありて

  思うもの と言う

だとすれば

  父島は

  帰って来てから

  思ふもの

 

たぶん、行ったのは (上に写真があるから、証拠あり)

 

・長崎展望台 兄島がよく見える(と書いてあった)

・初寝浦展望台 ここは間違いなく行った。上から海岸・砂浜が見下ろせてすごーくきれい。

・中央山展望台 父島の真ん中にある山 360度パノラマ状態で見渡せる。絶景でした。槍ヶ岳の頂上に登った感じがした。行った事ないけど。

・小笠原亜熱帯農業センター 小笠原の固有の植物が見られる。温室もあり。父島の山歩いてると見たこともない植物がそこらかしこにあるんだけど、事前の勉強もせず来たのでYちゃんの説明を受けるのみ。植物マニアにはたまらない島らしく、海なんかより、そっち目当てで来る旅行者もいるみたい。

・電波望遠鏡(仮) 上の写真がそう。名前は忘れてしまったが、バカでかいパラボラアンテナの親玉。東京ドーム50分の一ぐらいあった(ようにこの濁った目には映った)日本に4つ?だかあって三角測量だかで銀河系の遠い星をきちんと観測できるらしい。そもそも星のことを全く知らないのが致命的だ。北斗七星より北斗神拳の方が詳しい。ラオウという星はないのか?

以下かなり記憶があいまいなのは

・コペペ海岸 ・小港海岸 ・扇浦海岸 ・ブタ海岸

行った事は行ったはずなのだが、別の日かもしれない。そしてそんなこと誰も気にしない。

しかし、花粉が飛んでないから花粉症の仙人にとってはありがたい。

戦跡ツアーがあるだけあって、太平洋戦争の遺産があちこちにあった。トーチカなど。島に運ぶのだけでも大変なのに、よくこんな山の中まで持ち上げたもんだ、と変な感心をする俺たち一行。古谷は一行。

防空壕だかの写真を撮ったら明らかに稲川淳二が写ってた。こえー

どっかの山の中でレンジャーのたまちゃんに遭遇。これで島に3人しかいないレンジャー全員に会ってしまった。何やってるのか結局よく分からなかったが(たまちゃん、すまん)、たぶん自然保護関係だか、貞操保護関係の仕事をしているらしい。これから毎日たまちゃんに出会うことになるとは思わなかったが。しかし、山の中だからまだいいが、若い男がいつも一人でうろうろしているのは、通報の対象になるであろう。胸に名札的物体を着けてないとかなりアブナイ。つけてても多少アブナイ。

しかしまあ、極めてロンリーな仕事であることは間違いない。

寂しくないの?と尋ねたら、

一日全然人に会わないとサヴィシーですね。と言ってた。

その割には貝の様な口をした無口なのは謎だ。

そんな訳で、ほんの数時間の岬めぐりでも結構堪能できた。明日からの滞在が楽しみになってきたっす。。伊東美咲めぐりはまだ予定に入ってない。

次回はこの日の夜についてにたぶんなる。明日は別の話しを挿入するかもしれんが未定じゃ。明日という日は「三田明の日」と書くのさ。

じゃ、また!

 

今日の教訓

 

井上和香が言った

事前の計画が大切よ

 

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父島旅行記その3(友人は仮か?)

2006-03-26 | 『父島旅行記』

写真はどっかの海(そりゃそうだ)境浦だったかな?愛機PENTAX istDS2で撮影した。デジタル一眼レフの話はずっと先にするかも?

ほんでもって、シートピアにチェックインした後、

腹が減ったと鬼さんが言ったら、じゃあお昼にしよ!と優しく言うYちゃん。いまだに話がお昼か…

シートピアの近くのレストランブォーノ・ホライズンに入る。なかなかこじゃれたレストランだ。

そこでYちゃんの知り合いに遭遇。今後あちこちでYちゃんの知り合いに遭遇する。なんか知らんけど、挨拶されたのでにこやかに会釈。後で、Yちゃんに、あの人だれ?と聞いたら、

れんちゃん

そういう名前か。

レストランでYちゃん、Tちゃん、鬼さん、仙人が食事をしながら、「これからどうする?」会議

こちらの予定は明日ホエールウオッチング&ドルフィンスイムツアーの予約している以外は空白。つまるところは全てYちゃん頼み。鬼と俺のために仕事を休んでくれるなんてこの時点でもう友人(仮)(仮)は取れたぞ。やっほい!

宿の夕飯が6時なのでそれまでYちゃんがで島を軽く案内してくれるとのこと。すばらしい!結構山が多いので、徒歩で島一周はきつい(見かけたけど)、バスもあるけど、1時間に1本。レンタカー・レンタバイク・レンタサイクルが普通かも。しかしYちゃんのおかげでレンタカー代すら浮いてしまった。えびちゃんのえびバーガー(食べかけ)よりもっといいおみやげ持って行くべきだった。すまん、Yちゃん&Tちゃん。

でレストランを出るときに、またれんちゃんず(二人)に挨拶された。

彼らは、東京都のなんたらかんららら~~で、実は

 

 

レンジャー

だった。とかアオ色はしてなかったが。5人いなかったし。

「れんちゃん」じゃありませんでした。連荘でもないし。

ここで一句

大杉連

連荘すれば

連ちゃん連荘(字余り)

連の字が違うという指摘はするな! 

島に3人しかいないレンジャーにもう2人も会ってしまった。

今回はこんなもんで

この連載いったいいつまで続くのか?まだまだ先は長い。

 

 

 

今日の教訓

友人は(仮)ではなかった。

仮屋崎ですらなかった。

鬼との関係こそが(仮)なのかよく考えよう

 

 

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父島旅行記その2(父島上陸)短くしてみた

2006-03-25 | 『父島旅行記』

前回のブログは長すぎた… 前々回も長かった。

後でブログの文章をテキストエディターにコピーしてみたら、すごい字数になっていた。旅行記その1が5499文字 閑話休題が4466文字 うーんなんてこったい!オリーブ待ってろブルートいくぞ!

長い1日を一回のブログで書ききることに無理があるのかもしれない。今日はたぶん半日ぐらいにしておこう。いや1/4日か?小学校の作文で原稿用紙3枚以上書きなさいって言われたから、無駄な文章を突っ込むのがパブロフの乾になってるのかもしれない。前回の轍を踏まないように、少し細切れにして連載をしていこう。また連日旅行記にしないで、てきとーに関係ない話も挿入していこう。

船内の話はすっ飛ばして、 父島上陸!

ときは安政元年 3月17日金曜日 旅行2日目

(木曜日に東京を発って、金曜昼に父島着 遊べるのは金曜午後・土日・月曜半日なのだ。おが丸の運航スケジュールは必ずしも木曜発ではないが、滞在は基本的にそんな感じ。もっと長くいることはたぶん可能。おが丸が毎日出てるわけじゃないことをお忘れなく。)

さて!

潮だか風だかの影響で到着が遅れて、12時50分着だった。(前の日の晩から船内放送で到着予定時刻が告知されている)港に宿の人、友人(仮)のYちゃんが迎えに来てくれているので、そのことが伝わっているか心配だったが、朝放送だかが島で流れて「本日のおが丸は○時到着です」と知らせているそうだ。とっても離島っぽいぞう。

で、父島の二見港に到着!

あったかい!空気が美味い!!

うじゃうじゃ人がいる。まるで全島民がそこにいるかのごとくに…

各宿からの出迎えがプラカード持っていて、おが丸から吐き出された人たちがそこへ向かって行く。ずいぶんたくさんの人が乗ってたんだと実感。

すると、友人(仮)が

がばああーー

と登場した。「ふるちん!」とは叫んでないが、ふるちゃん(仮)と叫んだとしておこう。

おおおお Yちゃん、全然変わってないじゃん ○○年ぶりなのにーー

暑いのに、ウインドブレーカーを着ていたのが多少気になったが、まあよしとしよう。たぶん渋谷のセンター街を歩いていて、Yちゃんを見かけたら、間違いなくそうだと確信できるくらい変わってなかった。周りが若い子ばっかりだから目立つだけと言ったやつはお仕置きよ!

YちゃんのパートナーのTちゃんも登場!勿論初お目見え。なかなかのイケメンだが、そこを深く掘り下げない方がよかろう。

優しい優しいYちゃんは宿まで連れてってくれた。俺たちの宿は「シートピア」と言うのだが、民宿とは思えないほど、清潔な宿だった。部屋もトイレも風呂も食堂も全て。掃除にどれだけ時間と手間暇がかかっているのだらうか。翌日外出から戻ってから鬼と俺は衝撃を受けるのだが、それはまたの話。

http://www.d7.dion.ne.jp/~seatopia/

がシートピアのサイト 宿のどら息子マッチが管理人 彼は俺のことを「パンダみたーい」と言ってた。それぐらいかわゆい?ま、なんでかはずっと先になればたぶん分かる。とっても爽やかでいい人だ。たぶんすごく若いぞ(推定12歳)さすがマッチだけに、ギンギラギンにさりげなく、ご飯は連日どんぶりによそってくれた(ありがとう)

上の写真はどっかで撮ったやつらしい 

そうそう苗字以外何も知らなかった、前に話した、

プリティな田舎モノたかちゃんから昨日なぜか携帯にメールが来た。

俺だって苗字とスリーサイズしか教えてないのに

彼女は秘密諜報機関に勤めているのか? 

ブログにあたしのことがんがん書いちゃってください

とのこと。ゴルゴ13的人生を歩んでいるはずなのに、なんて太っ腹。

ずっと先になれば君の愛用ジャージについて

がんがん語るかもね。

しかし、既に君はブログに登場してるのに、

そしてそれをまだ読んでもいないのに

そんなこと言っちゃって、おじさん、し・ら・な・い・ぞ

 

 

今日の予測

 

もう2度とたかちゃん(仮)からは連絡来ることはあるまい

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父島旅行記その1(鬼の逆襲)

2006-03-23 | 『父島旅行記』

お待たせ致しました。やっと始まります。デジカメ写真の整理が全然出来ていないので、誤魔化していたのですが。いまだにメモリーカード開けてない。

まず、父島に行くには竹芝桟橋から小笠原丸(通称おが丸)に乗る。その辺りから話が始まるのだ。え?父島じゃないの?いえいえ、まだまだ先は長いでござる。

運行しているのは小笠原海運

http://www.ogasawarakaiun.co.jp/index.html

で、詳しい情報が読める。

 

俺が知らなかった父島豆知識から(この豆知識てきとーに後で散りばめる予定)

・人口2000人ぐらい(20人ぐらいかと思ってたぞ)

・携帯使える。ただしドコモのみ

・テレビは地上波・NHKの衛星放送映る。でもラジオは入らない。

・戦後から1968年まではアメリカの領土で、その後返還された。

・小笠原というのは信州の深志城主の孫、小笠原貞頼により発見された(父島は小笠原諸島最大の島)ところから名がついたらしい。(しかしこの貞頼という人物、長い間実在したのか分からなかったとか)

さて朝8時半、竹芝桟橋に行くと乗船手続きをしてる人の長い行列。

 

ん?こんなにたくさんの人が父島行ったら、父島沈没しちゃうぞ。

出航は午前10時 到着は翌日昼11時半

 

おが丸は定員1000人で今回は500人が乗船。ガラガラかと思うとそうでもない。俺たち下層階級の人間は一番安い2等船室。ここは雑魚寝。だだっぴろい所に、一人ひとりに割り当てられた場所(毛布と枕がある)が自分の領土。正直言って、あまりにも狭い領土で驚いた。しかし、夏や年末年始などはもっと領土縮小されるとのこと。ポーランド侵攻したヒトラーの気持ちが分かったぞ(嘘)

周りを見渡した俺の感想。

ここは

 

 

 

強制収容所

もしくは

地震の後、体育館に避難してる人たち… 

 

避難民

経験ある人ごめんなさい

 

実際はそれほど居心地が悪いわけじゃないことが後に分かるんだけど、そのときはそう思った。上の写真が携帯で撮った2等船室だ。

で、強制収容所を抜け出して、甲板に行った。ちょうど、品川だとかお台場、レインボーブリッジが見えるところで、携帯で写真撮っていた。そしたら、隣にいたうら若き女性に話しかけられた。「あんまりうまくとれませんよねー」で、多少会話をかわしていた。彼女は大学2年生。一人旅。どっか遠くに行きたいので父島を選んだとか… ちょっとプリティな田舎者なので、あれが横須賀、あれが三浦半島、あっちが房総半島、これがランゲルハンス島と教えてあげた。すい臓見せちゃったのかよ!すると、突然背後から

 

 

 

どおおーーん

とど突かれた!なんだ?海に突き落とそうというのか!ここは火サス?土ワイ?あたしは片平なぎさ?

「なにやってんだよー!トイレ行くって言ってもう30分じゃねえかよー!あたしも甲板出たかったのに待ってたんだぞー」

が来た

じゃなくて、連れだった。そう。一人旅だったら、アバンチュールだのオートクチュールだのじゅわいおくちゅーるだのが期待されるのだが(読者もそっちを期待したに違いない)、残念ながら連れがいた…

ということを完全に忘れていた。でもその大学生(たかちゃん)に、「ちゃんと連れと来た」と言ったぞ。←アバンチュってない俺

その後、船内のレストランで、たかちゃんと連れと3人でよもやま話。近頃の若いもんはーなんて思っていたのだが、すごくしっかりしていて見直してしまった。鬼(仮名)が「こいつがナンパしたんでしょー ごめんねえ」ととっても失礼極まりないことをぶっこきやがるが、「そうじゃなんですーあたしが声かけたんですー」と正直に言ってくれて助かった。たかちゃん、きっと君は木を切ったらちゃんと自分がやりましたと言うだろう。臭かったら、あたしがしましたと言うのだろう。僕たちには「実はカレシいるんですー」と言っていたが、島では「いないんですー」と言うのだろう。それでいいのだ。あそこは日本じゃないから治外法権なのだ。

ちなみにヤイコこと矢井田瞳に似てると思った。その後、船内・島内でしょっちゅうたかちゃんを見かける。

そうそう船内にはレストラン・売店・あちこちに自販機・カラオケ・ラウンジ・ビデオルーム・キッズルーム・スナック・シャワーなどが完備してる。なんでカラオケ?と思ったが後で母島出身の人と話したら、おが丸就航の頃はカラオケルームは予約でいっぱいだったそうな。もちろん旅行者だけがおが丸利用する訳じゃなく、父島・母島在住の人たちも利用する。飛行機など飛んでないのだ。作業服来た人たちがいたが、どうも光ファーバーだかを設置するために島に出張するらしい。後で島で会ったが完全にオタク集団で気色悪かった。

ビデオルームとは、船内でレンタルビデオを借りてそれを見ることができる。あずみ2とかアビエイターとか比較的新しいものが多かった。係りの人に

タイタニックはありませんか?」と聞いたら、にやっと笑いながら

「それは、おいてません」

そりゃそうだ。

で、船内で一番の問題になるのは

どこに自分の身を置くか?どうやって25時間(片道)つぶすのか?

多くの人は自分の船室の領土でほとんど寝てる。後は廊下のソファーで過ごすひとが多いかな。俺の場合は本を読みたいのでその場所探しにちと苦労した。その結果たどりついたのは、ラウンジ。リクライニング・チェアーがあって、ここが楽園だと判明。平井賢の「楽園」は「もう消えた」らしいが。ちなみに行きの航海で「チーム・バチスタの栄光」(中堂尊)を読了し、帰りには「暗礁」(黒川博行)を読了してしまった。携帯は圏外になることが多いのでぴーひゃら鳴らないし、パソコンも持って来てないのでメールもネットもない。まさに集中できる環境。

船内で見かけたすごい人たち:

出航前から甲板で酒盛り始めてた人たち、寝転がったまま同じ姿勢で本をずっと読んでた人、編み物をしてるおばあちゃん(往復50時間もあれば武蔵丸のセーターも編めただろう。いやウエットスーツか?)、廊下にシート敷いて寝てる人、など。やはり母島の人に聞いたが、マージャンをやるというツワモノもいたそう。酔い安い人はほとんど寝てるみたいだ。25時間寝続けるというのもつらいが。

俺の場合は、本読んでる、もしくは鬼・たかちゃん・他に知り合った人たちとしゃべってる。ということでほとんどの時間は過ごせた。意外と快適だった。

船酔いであるが、前もって友人(仮)に薬飲んだ方がいいと勧められていたので、アネロンという薬を飲んだ。12時間ぐらい効くらしい。酔い止めなんて初めて飲んだが、これはかなり効いたと思う。なぜなら、

 

 

すっげえ揺れたから

冬は特に揺れ安いらしい。逆に夏は台風さえ来なければあまり揺れないらしい。今回は気圧配置が悪く、行きも帰りも結構揺れた。薬飲んでなかったらかなりやばかったであろう。(船内に最新気圧配置図が張り出してあり、こういうことが気になるというのも新鮮な体験。アホ丸出しの鬼こと連れに読み方を解説してやった)

船内見学ツアーと言うものがあってこれがなかなか面白かった。お子さん連れだったらぜひ行くことを勧める。エンジンがある機関室でおじさんの説明、さらにエンジンのすぐそばまで行けた(死ぬほど暑いぞ!)エンジンはばかでかい。なぜかエンジンのすぐそばに自転車。もっと面白かったのは操舵室見学。なかなかイケメンの3等航海士が説明してくれる。レーダーなんて初めてみたし、操舵室から見た海というのもど迫力だった。海図も初めてみたが、思わず買いたくなった。聞いてみたら、市販されていて5000円ぐらいするらしい。俺の連れ(鬼)が

「航海士でも船酔いするんですか?」

「ええ。僕は昨日休みだったので、今日は酔ってしまいました」

わお!航海士でも船酔いするのか!というより、それほど揺れたのか!というより、そんな失礼なことよく聞けるな。さすが鬼。

説明のとき、結構揺れていたので、小さな女の子はママと退散していたが、おばあちゃんは口元にハンカチあててしかもこっそりゲロしながら説明に一生懸命うなづいていた。あれは鬼もたかちゃんも「すげえばあちゃんだ」と言ってた。

ちょっと待て。今回非常に長くなっておるぞ。しかもまだ父島に着いておらんじゃないか!

船内で仲良くなった、怪しいボーイズ(男子大学生二人組)、タビナレシマクラーズ(母島に住む女性二人組・カップラーメンその他の装備満載で旅慣れしまくってる)の話、結局中止になった超高速船TSLの話もまだまだあるのだが

今回はこの辺にしとくか。うーむうーむ ばりうーむ。船内だけでこんだけかかるとすると、帰ってくるまで一体どれだけかかるのだろう… なにより行きの船内がまだ終わってないとは言語道断。これを読んでる数少ない読者の怒りの視線をひしひしと感じる。特に苦情は受け付けないが、コメントには懇切丁寧に応じる予定はあるぞ。

 

今日の教訓

 

 

宵越しの金は持たずとも、

酔い止めの薬は持て

 

 

 

 

 

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死ぬほど遠いところに行くの巻(父島旅行記プレリュード)

2006-03-08 | 『父島旅行記』

死ぬほど遠いところってどこなの、ママ?

まさか空の上?あたし達お星さまになっちゃうの?

でも、おじいちゃんに会えるかな?

 

と妄想は尽きず、誰か止めてくれないと永遠に続く。

しょうがないので自分で止めよう。

でも「死ぬほど」「遠い」ところに行くのは事実。

東京から南に1000キロ

(と言ったら、南極?と言ったすばらしいお方がいたがたぶん行かないと思う。てゆうか普通東京から何キロって説明しないっしょ。何キロだか知らないけど。)(てゆうかどうしてアルフィーは「たーとえ500マイル離れてもー」なんだ?なんでキロじゃないんだよ!てゆうかなんでマイレージなんだよ!キロメートレージでしょうが!)

その名は父島

なぜか東京都 東京都いうよりも、もはや「日本」ですらないだろう。天気予報のときのレーダーの画面から完全に見切れてるし。気象衛星が探知できない秘境。

タヒチだかマイアヒだかその辺りの旧英国の植民地じゃないのか?行ったら、やっぱ日本語通じないんじゃないか?ティティジマが正式名称に違いない。

しかしまー、なんでそんなとこに行くかと聞いてくれれば、

友人がいて「遊びにおいで」と誘ってくれたから。

なーんだ答えは簡単だね。

いやいやイヤリング いかいかいかリング

ここに大きな疑問がある。

それは

その友人と親しかったかだ。親しかったらよくあるお話し。

 

しかし

 

 

何十年も会ってないどころか、ほとんどまったく全然今だかつて会話をしたことがないのだ。

なんですとお!

それじゃああんたの言う「友人」てなんなのさ?そんなのあたいは友人だとは認めないからね!分かったよ。友人て言葉使わないさ。友人(仮)にしとくよ。

うーむ。こんなことってあるのだろうか?

親しくもなかった友人(仮)が自分が住むくそ死ぬほど遠いところに誘ってくれる(普通ないよな

そして、うん行くよ(これもないよな

しかしまた、どうも俺も相当普通じゃないと思っていたが、その友人(仮屋崎)も相当普通じゃないらしく、つまるところ上のような常識なんてもんはお互い持ち合わせておらず、従って①気があった②実はアホ同士だった③そういう運命だった④借りた本まだ返してなかった⑤本当にアカの他人だった⑥この話自体が全てでたらめ

さて正解はどれでしょう?

そんなことはどーでもよく、本題に戻る。

なぜ死ぬほど遠いか?それは船で25時間もかかるからだ。25時間ですぜ。ニューヨークだかロンドンだかハウステンボスだかホテル・ニュー塩原だってそんなにかかんないぞ。飛行機25時間も乗ったら地球3周ぐらいできるんじゃないか?陣痛が始まってからすっぽんすっぽん産み落として、家帰ってから着替えてホストクラブ行ってベンツ買ってあげたら事故った相手が元彼だった!ってぐらいの時間だろう、25時間て。

だから拙者が「死ぬほど」「遠い」と言ったのが納得していただいたであろう。

 

しかし、「天国にいちばん近い島」という本があったが、もしかして

 

 

 

 

 

地獄にいちばん近い島

 

 

 

獄門島?横溝正史?

 

 

死体がもれなく付いてくる?

 

 

 

そんなわけないですよー

行きたいから行くんですよー

誤解しないでねえ

 

どう楽しいのかはまだ行ってないから分からないが、行ったらこのだらしないブログの中で発表しよう かな?

今日の教訓

友人かどうかちゃんと顔を見てから判断しましょう

追記:アメブロに設置したブログのここに目次がありますので、順に読むことができます。
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