福祉亭日記

日々の出来事を更新していきます.

ショート

2016-08-09 06:36:16 | 日記
心配していたご利用者さんが玄関で倒れた・・と。
お弁当を届けるとご家族がみえておられた。
緊急の呼び出し・・が入ったという。
電話は、ベット脇。
ご本人のハナシから推測すると、1時間ほど倒れたままで、その後、起き上がれずはいずって電話にたどり着いた様子。
どこに電話しても、誰も出ないんだから・・・と。
結局、お孫ちゃんのお嫁さんにつながったらしい。
ご本人は、その状況をハナシながら、それぞれを暗に、なじる。
でもさあ・・
だって、それぞれ仕事中。
自宅にはいないでしょ。

なじられる一人・・のワタシ。
気持ちは、わかるけれど、しょうがないでしょ・・と、思わず幼い子どもと同じような言葉に、口元がほころびる。
ご家族が、せめて福祉亭の夏休みの間だけでも、ショートに・・と、懇願する。
いやだ・・・と。
ワタシから、お願いしてみても、いやだ・・と。
ここでいい・・と。
ウチがいい・・と。
今度は、誰にも、もう電話しないから・・・と。
がんばるから・・と。

ご家族もワタシも、説得しかねて、ケアマネさんを待つことに。
夜になって、結局、配食ができる業者があるので、それで切り抜けることになったと、連絡が入る。

う~~~ん。
ショートが楽しみになるには、どうしたらいいのかなあ・・??
考えているうちに、そうだ、そのことは、介護保険制度が発足した当時の個人的な目標に掲げたことだった・・と、それを久しぶりに思いだした。
あんなところには、行かない・・って、高齢のかたが言わない施設運営って、どうしたら構築できるのか・・。
ワタシなりの歩みをしてきたつもりだった。
でも、目の前の高齢者が、やっぱり、あんなところには、行かない・・・と。
これは、ガクゼン。

午後に受けた別のご相談も、転居した施設の対応では、お父さんがかわいそうで・・・と。
うん、うん・・・わかるよ。
よくわかる。
ご家族にしてみればね。
そのお気持ちが、お気の毒で・・・どう慰めたらいいのか・・と、うろうろ次の言葉を探す。

コメント
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