まほろば日記

fujioの日常の出来事、記録等を思いつくままに書いた日記です

飯野山(421m)に登る。

2021-02-16 23:06:43 | 日常

(写真は南側のまんのう町から見た飯野山、どこから見ても同じ姿です。)
令和3年3月15日
今日仕事で香川県のまんのう町に行ってきました。
そこで見た飯野山の美しさに魅了され登ってしまいました。
飯野山は別名讃岐富士と呼ばれ、讃岐平野のランドマークです。どちらから見ても富士山の様な山容は変わりません。ということは円形であるということ。
東西南北2キロ以内に山がすっぽりと納まるというのも珍しい。不思議な気がします。
田畑や住宅地の真ん中に突如として山ができたと錯覚しそうな感じです。
美しい姿に巨人の「おじょも」が作ったといわれるのもわかるような気がします。
初めは登るつもりはありませんでしたが仕事を済ませ、まじかに飯野山の雄大な山容に対峙した時、「登りたい」、「山が登っておいでといっている」のがわかりました。

登山口を探して山裾の道を走るとほどなく「飯山町登山口」の標識に出くわしました。ホームセンターの「ダイキ飯山店」のすぐ裏手でした。15台くらい置ける広い無料駐車場があります。現在公衆トイレの工事中、3月末には完成予定です。ここから頂上まで1700m、標高差390m、約1時間の行程。何一つ登山用品は持ち合わせていませんでしたから普段の革靴で登りました。
コンクリートの道を10mあがると右の方に山裾を巻く。

(写真は大きな「ウチワサボテン」寒さに順応しているのですね。霜も降りない温暖な場所なのでしょうか)
道端には大きなウチワサボテンが生えています。自生しているとは温かいのですね。黄色の菜の花も咲いています。これから春になれば桃の花も咲くとのこと、さぞ美しいことでしょう。300m歩くと「一王子神社」があり、そこから真っ直ぐに登山道が山頂に向かい伸びている。頂上まで1460mの標識あり。登山道は立派なものです。

階段の段木は直径10㎝、長さ120㎝のコンクリート製の擬木。これが延々と頂上まで設置してあります。こんなにお金のかかつた立派な登山道は初めてです。日本中探してもありません。丸亀市の飯野山に対する力の入れようが違います。途中3か所の休憩所がありましたがこれもコンクリート製の頑丈なものでした。途中で出会った登山者は下山中の2名のみ。登山道は樹林帯で展望はあまり効かない。ただ天候も悪くなり、黙々と登るのみ。そうなれば得意の歩測が生きます。8合目から近道の山道を登り200m短縮したので総距離1260m。歩測数1350歩で頂上に、45分で到着しました。空身ですからこんなものでしょう。山頂は樹木が茂っており展望が効かない。北側に30m下ったところに立派な展望台がありました。

(左の平らな山容は金毘羅さんのある象頭山でしょうか)
雨雲が近かづいているのでしょうか靄って展望がよくない。
頂上には巨岩の磐座や昭和天皇歌碑や「新日本百名山、飯野山」の石碑等や薬師堂がありますがカギがかかって入れません。
昭和天皇の詠まれた歌は、大正11年11月丸亀平野で行われた陸軍大演習の折、飯野山の美しい姿を愛でられ詠まれた歌です。
  暁に駒をとどめて見渡せば 讃岐の富士に雲ぞかかれる
天皇陛下はその感動を歌に詠まれ、私は感動して頂上を極めました。大満足です。遠くから雷の音が近づいてきましたので急いで下山しました。
念願のかなった飯野山初登山でした。
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第24回広島市立大学芸術学部卒業・修了作品展

2021-02-16 00:36:35 | 日常

令和3年2月14日
2月10日から今日まで安佐南区の構内において開催され見物してきました。
何故関心があつたのかというと以前東京で開催されたコンペに同大学生徒の作品を運搬したことがありました。
その方の作品が第1位に選ばれました。東京芸術大学、、武蔵野美術大学、多摩美術大学等有名な美術大学を打ち破り優勝されてのですから大金星と言わざるをえません。
このことは地元の新聞にも全く報道されませんでしたが知るもの、関心のある人には広島市立大学のレベルの高さをしらしめました。この時の内容は私のブログ、平成28年10月17日付け「名誉ある仕事、お客様がアートコンペで最優秀賞。」に掲載されています。ご参照ください。
どのような作品が見れるのかと興味があり出向きました。
この時期,各地の美術大学においては同様の卒業作品展は開催されています。
広島市立大学では24回目です。同じ県内の尾道市立大学は17回目、東京芸大ではなんと69回目、東京在住私学校の東京5美術大学合同展でも44回目といいますから歴史と伝統の差は歴然としています。新興の広島市立大学生が優勝するとはまさに快挙といわざるを得ません。このような高成績が学校のレベルアップにつながるのでしょう。
今回の展示内容も多種多様、デザイン工芸学科は立体造形、金属造形、漆造形、染織造形、視覚造形、映像メディア造形等、美術学科は日本画、油絵、彫刻、皆さんの学びの成果、心血を注いだ作品ばかりです。
門外漢の私は作品の善し悪しの評価はできません。自分が好きかどうかでしか判断できません。日本画では10作品展示してありました。気に入つた作品があり学生さんにこれなら展覧会に出してみれば入賞されるのではと聞いてみましたらそのような高いレベルではないといわれました。世間には大勢の作家がおられますから競争の激しいことがわかりました。でもそれに挑戦しレベルアップを図ることは必要なのではないでしょうか。有名美術大学はレベルが高く才能のあるかたが合格し、有名な先生に指導を受ける。だから上達するわけです。そして学生でありながら自分を主張し個展を開催する人もあります。実力の世界は厳しいですね。趣味の世界の話ではないようです。

(この作品が今回の最優秀と評価され大学に「買い上げ」された作品です。
蛇足ながら広島市立大学のレベルはどの程度か調べてみるとCクラス、一般の大学でいえば広島大学程度とのこと。
その他のランクはトップS級は東京芸術大学、(一般大学では東大並) A級上では多摩美術大学(慶應並)、武蔵野美術大学(早稲田並)、A級は金沢美術大学(一橋並)、愛知県立芸術大学(名古屋大学)、B級は沖縄県立芸術大学(九州並)、東京造形大学(上智並)、C級では広島市立大学のほか尾道市立大学(岡山大学並)との評判です。
これはあくまで個人的な判断ですからご参考までに
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