まほろば日記

fujioの日常の出来事、記録等を思いつくままに書いた日記です

マダニにご注意

2017-07-08 22:27:55 | 日常
平成29年7月8日
先月25日 三原市において90歳代の女性がマダニに刺され、重症熱性血小板減少症(SFTS)を発症し死亡されたとの報道がありました。
マダニにかまれて死亡することがあるとは驚きでした。
ところが私の山仲間が7月1日天応でトレーニング中にマダニに刺され左足大腿部がパンパンに腫れ上がり、大変な目にあったと聞きました。
昨日私の会社に来られた時、その症状を広く皆様にお知らせするため症状の写真をとらせていただきました。
帰宅後、風呂で異変に気付き、直ちに夜間救急外科を受診、安全に切除していただいたそうですが4日目にしてもまだまだ赤く腫れあがっており、その直後は太ももが倍以上にも腫れ上がったそうです。
処置が適切であったため大事には至りませんせしたが数日遅れれば感染症にかかる確率は飛躍的に増大するとのことです。
噛まれたら直ちに医療機関に受診しましょう。
マダニに刺された場所は岩場ではなくアイゼン尾根か本谷を遡行し銀座尾根へのトラバースする時、少しヤブ漕ぎをしなければならないのでその時にかまれたのではないかと言っておられました。
いずれにしろ藪が原因です。、
県の感染症疾病管理センターによれば,25年以降発病は22人目であり、そのうち5人がなくなっています。
有効な治療法がなく20から30%の患者が亡くなるというの怖い病気なのです。
マダニは3から4ミリの大きさですが吸血すると1センチとの大きさになりその吸血の3倍もの血液を濃縮して吸い取るというから不気味です。
マダニ自体はノミのように飛び跳ねず、藪などの植物の葉におり、移動はイノシシやシカなどの野生動物に付着して移動します。
街の近郊にもそれらの動物が出没しており、散歩の時などにも草むらで犬や人などにも感染する危険性もあると思います。
マダニはさきのSFTSをはじめ日本紅斑熱、ライム病、ツツガムシ病などいろいろな感染症を媒介しています。
最近は「ヒアリ」が話題になっていますが「マダニ」は実在しており要注意生物です。
野山にお出かけの時は感染の危険はすぐそばにあります。
対策を十分考えてお出かけください。

明日は私が例会山行で「鉾取山」を実施します。
ヤブ漕ぎはありませんが草や枝には触れることはあります。
参加者全員に殺虫剤を衣類にふりかける等予防処置をとりたいと思います。

注意事項は
1、長袖、長ズボンで肌を露出しない。
2 草の上に直接座らない。衣類を置かない。
3、殺虫剤をふりかけ、マダニが近づくのを防ぐ。
4 接着力が強力なので殺虫剤やワセリン、消毒剤で自ら離れるるようにする。
5、無理にとると牙などが体内に残り感染症になることがある。
6 噛まれたら直ちに医療機関(皮膚科)に受診し治療を受けること。

追記

マダニに効果のある虫よけ剤は「イカリジン・高濃度15%」の製品とのこと。薬局で調べてみると「天使のスキンベープミスト」(フマキラー)がありました。

(写真の絆創膏が切除したところ、長ズボンを履いていても衣類に付着して体中を移動するのですね、こんなとこを刺すなんて・・・)
コメント (1)
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