まほろば日記

fujioの日常の出来事、記録等を思いつくままに書いた日記です

原爆の日

2014-08-06 17:40:51 | 日常
平成26年8月6日
今日は原爆の日です。
広島は8月になっても連日の雨です。今朝も大雨で高速道路、鉄道等交通機関も遮断され大混雑です。
いつもこの日は「あの原爆が投下された日のような暑い日」なのですが雨というのは初めての経験です。
43年ぶりの雨といいますから記憶にないのも当然です。
私の父も私が1歳の時原爆で亡くなりました。
当時は爆心地に近い細工町の郵便局の本庁に勤務しており即死です。この一瞬に14万人がなくなりました。父の遺品も遺体も何も残っていません。300人余りの職員が殉職されました。
広島では平和公園の慰霊祭だけでなく、犠牲者が所属する職場、会社、学校、地域ごとに慰霊祭が行われています。
郵便局の慰霊祭は比治山の麓にある多聞院で執り行われました。老母と孫娘が参列しました。それがすんでから平和公園に行くそうです。
いま原爆被爆者の平均年齢は79歳です。全国の被爆者の団体も高齢化のため活動が停止され36もの組織が消滅解散したとのこと。年ごとに減少するのは仕方ないことです。原爆も忘れされれるのではと心配です。
生き証人である「語り部」も同様で先細りで語る人がいなくなると危惧され、心配されていましたが今若い世代が「語り部」を語り継ぐことが継承されています。これで途絶えることなく引き継がれていくことでしょう。
ひと安心です。山岳会も同様で若い人に技術、高山行のやり方引き継がれることを進めております。全くの同感です。将来の展望が開かれる思いです。
昨日テレビでアメリカネバダ核実験場の放射線等汚染物により多くの住民ががんで亡くなっていることが放映されました。
千発近い核実験の汚染物が風に乗り、何百キロと離れたアメリカ全土に運ばれました。牧場の生き物も奇形が生まれ、農地も食べ物も汚染されています。
今までは愛国心の美名のもと隠され続けてきましたがその被害は周辺だけでなくアメリカ全土に汚染が広がっていることが明らかになりました。
広島だけでなくアメリカにおいても多くの被爆者が存在する。身内の肉親が次々とがんに侵されなくなります。核兵器の非人道性が明らかになることでしょう。広島の思い、訴えも理解されることでしょう。平和を考える一助になればと思います。
コメント
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