まほろば日記

fujioの日常の出来事、記録等を思いつくままに書いた日記です

青天の霹靂 「広島土砂災害」

2014-08-21 20:32:54 | 日常
平成26年8月21日
8月20日未明広島市北部が未曾有の豪雨に襲われ大きな被害が発生しました。今日13時の発表では死者39名、行方不明者26名と時間の経過とともに被害が拡大しています。
私は19日の20時ごろ会社で仕事をしていましたが突然の雷雨に襲われました。30から40分も経験のしたことのないような猛烈な雷と滝のような豪雨のため帰ることが出来ず会社に閉じ込められました。
雷が頭上に居座り逃げないのです。何本かが落雷し、ものすごい雷鳴がとどろきます。一時停電になりました。2時間くらいで小ぶりとなりやっと帰宅しました。
会社のある府中町と被災地の安佐南区の八木、緑井とは直線距離で10キロ余りです。この豪雨が移動したのでしょう。
翌朝この土砂災害のニュースを聞きびっくりしました。僅かしか離れていないのにこのような大惨事になろうとは・・・20日未明の3時間に観測史上最高の207㎜の猛烈な豪雨に襲われ31か所で土砂崩れ、土石流に襲われたのこと。
この八木、緑井は本当に自然豊かで住んでみたい町でした。子供のころには八木の梅林に遠足に行ったこともありました。南に太田川の流れ、背後の北側には阿武山(586m)がそびえ北風を遮、まさに「天子南面」する福相の地でした。かって、この地区で住宅を探したことがありました。山際の住宅でした。広い敷地でしたが裏側に回ってみると二階の屋根ほどの切土の崖、それをあがると45度の急斜面の山林がつづいていました。万一大雨でもあり斜面が崩壊したら・・・家はひとたまりもありません。雨が降ったらおちおち寝てなどいられません。当然あきらめました。あの時裏山に登り危険な状態であることを知らなかったら購入していたかもしれません。この地区はこのようなところで無理やり住宅地にしたところが多くこのような大惨事になったと思います。
事実この地区の隣の安古市に大規模な団地が山の斜面一帯を切り開き大造成されていますが、このような事故は起こっていません。安全を考えない無理な宅地造成が原因としか思えません。
住宅の全半壊は46戸とのことですがその割には死者が多い、夜中熟睡中に襲われたためでしょうか。助かった人の多くは山の匂い、音の異変に気づき、すぐに退避行動をとったとのこと。素早い決断が生死を分けました。
最近よく自分の住んでいるところの災害ハザードマップを作ることが話題に上ります。自分の街を知ること、どのような危険が存在するか、そしてその対策を考えることの大切さを痛感しました。山でも同じ危険予知して、その対策をいつも考えておくことの大切さは同じですね。
コメント
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