まほろば日記

fujioの日常の出来事、記録等を思いつくままに書いた日記です

美しきゴール 李忠成(サンフレッチェ広島・25歳) 

2011-01-31 16:14:11 | 日常
平成23年1がつ30日(日)
日本時間0時より開始されたアジアカップ決勝戦は延長戦のすえ1-0で日本が勝利し激戦を勝ち抜いた。
延長後半4分、左サイドを駆け上がった長友佑都選手ゴール前に絶妙のクロスボールを上げ、まったくフリーとなっていた李忠成選手(サンフレッチェ)が豪快なボレシュートを左ネットに打ち込んだ。実に豪快で、美しいゴールでした。こんな教科書どおりの完璧なシュートは見たことがありません。歴史に残るシュートでした。
かっての日本人選手は決定的なチャンスに遭遇すると、びっくりしてか力んでゴールをはずす場面をしばしば目にしてきた。あれだけ完璧に決められたのは事前に周到な準備があってのことでしょう。このように来たらこのようにキックするという修練を積み重ね、必殺の技が頭に入っていたのでしょう。出場したらゴールを決めヒーローになるという強い思いがあった。渾身の思いを込めた見事な一蹴でした。李忠成は韓国人であり何故日本チームの代表になったのか不思議に思っていました。その経歴を調べると、彼は日本で生まれた在日韓国4世であったが2007年に日本に帰化した。
2004年韓国代表候補に選ばれ韓国に渡ったが言葉も通じないし「在日韓国人」ということで冷たい待遇を受け、代表も落選した。
親族の猛反対を押し切り日本に帰化し念願の北京オリンピック代表に選ばれたが活躍できなかった。柏レイソルズでも出場機会に恵まれず、2009年広島に移籍し才能が開花した。、負傷欠場した佐藤寿人選手の代役として出場、12試合で11得点の大活躍がザッツロー二新監督の目に留まり日本代表に選ばれた。このチームほど控え選手が活躍したことはない。岡崎選手は負傷した松井選手の代役であり、レッドカードで欠場したゴールキーパー川島選手の代役の西川選手(広島)も無失点に納めた。得点を挙げた細貝選手、伊野波選手も途中出場の選手でした。
控え選手がベンチにいていつ出場しても活躍できるようモチベーションを保つのは困難である。監督とのコミにケーション、信頼関係があればこそであろう。監督の陣形変更の采配も見事的中し、その通りに行動できる選手もまたすばらしい。イタリア人監督は日本人の国民性が合うのかな、案外和を大切にする日本人の心が良く理解できているのでしょうか。
今回の活躍により李忠成選手の名前は全国に広く知られ、自信にあふれたプレーは一層磨きがかかり、成長されることでしょう。
今回活躍した選手、日本チーム、監督の評価も高まりました。
とくに岡崎選手はドイツ1部リーグ,シュツットガレト移籍が決まり給料も4000万から1億4500万円になるとの事。おめでとうございます。
苦労が報われて良かったですね。
コメント
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