「遠野」なんだり・かんだり

遠野の歴史・民俗を中心に「書きたい時に書きたいままを気ままに」のはずが、「あればり・こればり」

遠野桜・・・満開は有りや無しや

2013-05-11 23:15:59 | 景色

梅も桜も一緒に咲く遠野

訪れる方々には、そう案内してきたので、実際に一緒に咲いている場所へ

 

5/9 梅としだれ

これを見ていて、桜の木に梅を接ぎ木すると両方咲くのだろうか?と、素朴な疑問

 

5/9 附馬牛町小倉から猿ケ石川を挟んだ南側

草地の周辺に植えられた桜

もやっとした天気でなければ、もう少しきれいに見えるのでは?

それでも、満開ではないような・・・・

 

5/9 智恩寺さんの桜

花の数が満開時より少なく、色も若干薄いかな?

 

5/11 綾織町猿ケ石川沿い

昨日通過した時の方が、もっと花があったような気がする

 

5/11 鱒沢働く婦人の家 そば

 

どなたかが撮った場所1

 

5/11 鱒沢 親水公園

どなたかが撮った場所2

 

道路は、散った花びらで絨毯になっていた

 

5/10 あれが巨人の星だ!と旦那にハッパをかける妻

 やはり昨日、農作業を盗撮せずに、桜の写真を撮っていれば、満開に遭遇できたかもしれない 笑

 

 満開といえば、5/7 駅前の桜は、おそらく、この時が満開

 

遠野の桜の満開は既に終わったかのような文章だが、

遠野は広く高低差があるので、まだまだ、満開の桜に出会えるチャンスは、

沢山、あるはずだと思っているのだが、午後からの雨でどうなるやら・・・・


2013 住田町天照御祖神社式年祭 後編

2013-05-09 10:08:45 | 郷土芸能

住田町の夏まつりでも感じているが、この町にはきれいな人が多い

そして、ここの祭りの多くの団体は女性が主役となっている

 

ここは「下組娘手踊り」

数か月前から練習が始められるようで、参加する全ての女性が華やかな娘となる

 

各組とも、四曲ほど踊りの種類があり、そのうちの二曲は新作とのこと

 

各組とも、その参加人数の多さには驚くばかり

 

上組娘手踊り」

先頭で踊る男性は、踊りの先生だと聞く

 

山車には、笛・大小太鼓・三味線

出番の少ない男性の多くが曳き役

 

「東峰娘手踊り」

手に持つ小道具も華やかだが、踊りにはアップテンポもあり、観ていて飽きない

 

傘を持つ踊りもお洒落

 

同じような手踊り団体の中で異彩を放つのが、「中沢権現舞」

先頭には三人立ちの権現様と子供の踊り

 

続くのは、太鼓

 

そして、娘手踊り

 

最後尾には太鼓の乗った山車となり、ひとつの団体で世田米の郷土芸能が集約しているような形

 

この中沢権現舞を観ていると、太鼓は陸前高田の動く七夕に似たリズムで、

他の娘手踊りは大船渡の影響を受けていると聞く

また、手踊り各組にある演目には、まさしく遠野南部ばやしの「かえり」に似ているものがあり、

主要街道の宿場町の祭りといった感がある

 

通りで踊り歩く団体にあって、ひと組だけ、移動しないものがあった

姉弟と思われる子供二人で演じる権現舞

 

以前に開催された式年祭に参加した団体名の資料を見ると

これまで紹介しないところがある

仲町と云うらしい

もしかすると、この権現舞が仲町のものなのではないかと想像

 

各団体が世田米「駅」に到着して休憩する頃には、3時近くになっており、

9時から来て、何も食べずに歩き回っている私は耐力の限界

3年後は、世田米「駅」からの帰りの踊りを楽しもうと決意し、帰途に就く

 

遠野物語の柳田國男は、「町を作る人」の中で世田米を次のように記している

「其れにつけても世田米は感じの好い町であった」

行く度に、私もそう感じる風情の残る町

 

 


2013 住田町天照御祖神社式年祭 前編

2013-05-08 13:14:28 | 地域

5月3,4日は住田町天照御祖(あまてらすみおや)神社の3年に一度の式年祭

3年前に初めて観て、心待ちにしていた祭りである

住田町世田米は、大船渡と陸前高田から江刺・水沢そして遠野へ通じる街道の中ほどにあり、

古くから宿場町として栄え、伊達と南部の藩境に位置する町としての役割は遠野と同様である

 

前回は、芸能奉納の途中から観たので、今回は神事から

 

拝殿では総代及び名士の方々が、外には神輿を担ぐ方々が礼服姿に白い衣装をまとい、神事

 

儀式が終了する頃、町の通りでは祭に参加する各団体が集まり始め、

あちらこちらから、賑やかな音が聞こえだす

 

その通りの一軒の家では、神馬とご覧のような人たち

山谷と呼ばれる集落の方々で、代々、神馬に供奉する役割を持つとのこと

神馬が祭列に伴われるのは他でも観られることだが、

この供奉する方々の唄いのようなものは、ここでしか観たことがない

山谷曲録と呼ばれる

 

お昼少し前、

 

世田米にある主だった神社の御輿を中心に、稚児行列など参加者が集合

 

祭りの始まりである

 

通りの中ほどで神馬は立ち止まり、左右から馬に手をやり、唄

これが「山谷曲録」

 

やがて、下在大名行列

大名行列は室根神社周辺から気仙地域・旧伊達領多く観られるようで、

世田米には「行列弥惣」とあだ名される人物がいて、伝承活動に尽力したとのこと

 

後に続く参加団体は通りの「駅」と云う地名の場所まで練り歩き、また、戻ってくるのだが、

立ち止まっては舞い踊るので、先頭が「駅」に着いても、最後尾は出発していないという状況となる

 

そんな参加団体から

 

小府金神楽

遠野市小友町の及川シゲサクが伝えたと云うことから、早池峰系神楽と思われるが、

小友町の外山神楽・鷹鳥屋神楽に比べ、テンポが速いようだ

気仙地域の権現舞のリズムの影響だろうか?

 

穐葉(あきば)山大権現

舞いの様子は、以前観た唐丹町のものと同様だが、三人立ち(三人で権現様を被って踊る)なのが面白い

 

柿内沢鹿踊

 

寛永年間に肝いりの登戸屋敷加蔵が陸前高田は矢作から習い覚えて伝えたもの

太鼓系鹿踊の演目等については、まだ、良くわからない笛吹である 笑

 

伝統系郷土芸能の後は、いわゆる風流系

華やかな団体へと続く

 

 

 


遠野郷八幡宮 出雲大神祭

2013-05-06 20:25:53 | 民俗

4日夜は、遠野ぶれんど恒例お花見かい?となり、13名で大いに盛り上がる

この日こそは、「北国の春」を歌おうと意気込んで行ったものの、

シャイなぶれんど合唱団は、またもや隣席のグループに撃沈される 笑

いつまでたってもダメな私ね~!

 

明けて5日、気温は上がらないものの雨にはならず、

の~びり、まったり気分の遠野時間に浸るため遠野郷八幡宮へ

 

出雲大神祭のこの日は、大神祭神事に続き、神楽殿にて八幡神楽奉納ということで

まずは、神楽組のベストメンバーにて拝礼

 

岩戸開き

 

鶏舞

 

三番叟

 

山の神

 

恵比寿舞い

 

そして、

 

権現舞

この日は新しい権現様の披露ということもあり、面彫師の方が最初に厄除けを

 

人数も増えて益々盛んになってきている八幡神楽のこれからが楽しみ!

 

神楽奉納の最中、拝殿では子供やぶさめ神前の儀が行なわれており、

 

神楽が終わると、七人の射手が登場

 

桜が咲き始めた境内馬場にて子供やぶさめ開始の法螺

 

いつもより、ゆっくりと流れる時間の中、射手とポニーさんだけは真剣

 

「よう、射たりや~!」・・・・表情が結果を表す

 

日頃の喧騒にまぎれた生活から、心が開放されるひと時

 

近くの公園では、神楽組の方々がお花見

 

釜石湯川さん、山猫さん、玉千代さんを含めたぶれんどメンバーと一緒に

八幡さまから頂いたお弁当をおいしく頂き、また、現実世界へ・・・笑

 

 


2013 遠野さくらまつり

2013-05-05 20:08:37 | 郷土芸能

5月3日南部氏遠野入部行列が終わると、蔵の道広場では遠野さくらまつりが始まる

この日は、冬のような気温

 

ゲストの釜石市只越虎舞からスタート

白い虎をはじめて観ました!

 

大槌周辺、鵜住居周辺、釜石と少しずつ、虎舞の違いがわかり始めました 笑

 

出番が終わった後の只越の皆さん、バケツジンギスカンは如何だったでしょう?

 

その後、地元の郷土芸能へ

 

小友町外山神楽 三番叟

 

咲き始めた桜をバックに青笹しし踊り

 

同い歳の三人が・・・・どの三人かって?・・・・そりゃあ~若いほう・・・・とは、云い難い 笑

 

しし踊りの音楽に合わせて踊るグループ

これも、有りだと思いました

 

最近、かなり頑張っている宮守町塚沢神楽

 

平倉神楽さんとの交流が盛んなようです

 

トリは附馬牛町、早池峰上柳しし踊り

なぜか、遠野スカイツリー?をバックにした郷土芸能が好きです 笑

 

全ての郷土芸能が終わると、あまりの寒さに家路へ

 

途中、南部神社の神輿と遭遇

 

この日は、鍋倉の南部神社のお祭りでもあり、町の中では、

神輿渡御に供奉する郷土芸能団体が門掛け中

 

土淵町飯豊神楽

 

小友町長野しし踊り

 

一粒で三度おいしい郷土芸能三昧のGW初日となる