フォレスタの散歩道(パート4へ) 東日本大震災の20日前、2011年2月にスタートしたこのブログも1000回を超えた

概ね2~3日毎の更新、1回に3題の記事をめどとして来たが、以後間隔や記事の数などに捉われずに更新することとしたい。

人質事件/高見盛よ

2013-01-22 22:08:01 | 時事トピックス

   16日にアルジェリアで起きた人質事件は最悪の結末になりそうである。
   アルカイダ系と云われる武装勢力がサハラ砂漠にある天然ガス関連施設を襲い、日本人を含む多くの関係者を殺害または人質として拘束した。情報が不足あるいは錯綜して人質の数や安否が判然とせず、不安や焦燥が募る中でアルジェリア政府は19日に人質救出作戦を強行した。これは人質の命よりテロ部隊のせん滅が狙いと関係各国から批判を浴びた。しかし、はっきり言ってイスラムの世界では人の命より「目には目を」の報復の”正義”の方が先なのだ。こうした事案では「一人の犠牲者も出さない」ことを至上命令とする日本人の感覚とはおよそ違う。
   この作戦は成功といえるのかどうか、一応テロ部隊の多くが殺害・逮捕され天然ガス施設は奪回されたが、今日現在人質の安否の全容は依然として不明のままだ。今朝の新聞では「人質死亡23人確認」とか「邦人9人殺害」などというアルジェリア政府の発表を伝えているが、事件に巻き込まれた日本人17人の内、無事が確認されているのは7人で、7人の死亡が確認され、安否不明が3人という。米国での「9・11同時多発テロ」でもそうであったが、政敵や宗教対立と何の関係もない一般人を無差別に殺す蛮行に走るテロ集団・・・これが同じ地球の上で、同じ太陽と空気の恩恵のもとに生を享けている人類の仲間のなせるワザなのか、気が滅入る。

   がらっと話が変わって、朝日新聞が先日「3人で110歳」というようなベテラン力士3人の記事を載せていた。 旭天鵬38歳、若の里36歳、高見盛36歳、合わせて110歳の3人の特集連載である。
   旭天鵬はまじめで優しい性格の力士で知られる。今や大相撲の一大勢力であるモンゴル出身力士の草分け(第一号6人)で、ただ一人今まで生き抜いて来た。それどころか、昨年5月場所には37歳で幕内優勝を果たした「中年の星」なのである。
   若の里は怪力で知られ、かつては大関候補と言われたが度重なる怪我に泣いてその力を発揮出来ないでいる。
   高見盛は土俵上でのユーモラスな仕草で「相撲界のロボコップ」とも称されて、横綱・大関に負けないほどの人気力士だ。土俵上だけでなく、勝って花道を引き揚げる時は実に意気揚々と、負けた時はガックリと肩を落としうな垂れて引き上げる様も観衆の笑いを誘った。土俵上のあの独特の仕草は取組り前の恐怖心を振り払う”自己鼓舞の儀式”なのだそうだ。
   この3人の内高見盛は現在十両の下から3枚目、今場所7勝以上挙げないと十両陥落イコール引退の瀬戸際にある。そして気になる成績だが、今日10日目現在で3人が揃って3勝7敗と不振である。果たして、場内やテレビ桟敷を沸かした高見盛のあの姿がもう見られなくなってしまうのか。


[ああ上野駅]

   これは私が青春時代に流行った井沢八郎の歌の題名だが、歌とは全く関係がない。昨日は中国人研修生を東京タワーなどに案内するのに、上野駅で落ち合うことにした。彼女ら2人は10:04上野着の電車に大宮から乗ってくるのだが、その少し前に14番ホームに着いたら、その近くのホームにはいろいろ列車が停まっていた。私は鉄道マニアではないからそれらが何型の車両だか分からないが、列車の姿は好きなので携帯のカメラに収めてみた。 

   

       
                                   いよいよ彼女らの乗る電車が入って来た  増上寺と東京タワーをバックに

       

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