「世界の」という定冠詞が付けられる指揮者の小澤征爾さんが亡くなった。長く体調を崩していたが2月6日に88歳の生涯を閉じたと昨日(10日)報じられた。
「世界のオザワ」について私が書けるようなものは何もない。特に私はクラシック音楽に疎いのだからまあ当たり前である。
そんな中で今朝(11日)の朝日新聞に載った村上春樹さんの寄稿記事はマエストロ小沢の”生きた姿”を教えてくれた。朝刊の第2面を独占する長文の追悼で、さすがに文筆家である。
その序文にこうある。「亡くなってしまった小澤征爾さんのことを思うと幾つもの情景が次々に蘇って来る。(中略)それらのエピソードのほとんどにはユーモラスな要素が含まれている」とし、本文で親友ならではの「人間小澤征爾」を語っていた。他の追悼記事とは一線を画すものであった。
今日のテレビ番組で、2021年の東京オリンピックで兄妹揃っての金メダルに輝いた阿部一二三、阿部詩の2人が揃ってテレビ出演した。私が毎週欠かさず見ている関口宏司会の「サンデーモーニング」である。
この柔道兄妹は2018年の世界選手権でも揃って優勝しているのだが、兄妹としてもとても仲が良いそうだ。
東京五輪では先に優勝を決めた妹が、その直後の兄の決勝戦をハラハラして見守り、優勝の瞬間に狂喜していた姿が思い起こされる。
兄は清々しい感じの好青年であり、妹はしっかり者で愛らしい顔・姿で、多くの国民がこの2人に好感を寄せているに違いない。
今日は番組のスポーツコーナーでの解説者席に並んだのだが、2人の姿を妻とホンノリしながら見ていた。特に妹の詩ちゃんがすっかりレディーとなっていたのが印象的であった。
来年のパリ五輪でも2人揃っての出場が決まっているようで、両人とも金メダルへの自信を語っていた。迷うことなく応援したい気持ちになる。
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