ソメイヨシノが散って八重などの遅咲きの桜が見頃を迎えている。井之頭公園では葉桜見物と遅咲きの花見客とがこもごもで週末が賑わっていた。季節の花々はいよいよ春爛漫から初夏へと衣替えを始め、河川や池の水も温んで来た。木々には若葉が芽吹き、新緑も一気に広がって来た。ソメイヨシノが開いてくれた春の窓からもう風薫る季節がそこに見えている。
左=タチツボスミレ 中=ヤマブキ 右=満開の菜の花と小川に遊ぶカルガモたち
左=八重桜など満開の遅咲き桜に花見客が憩う 中=左右の桜に挟まれたケヤキには若葉が芽吹く
右=目にも爽やかに新緑が萌える
左=水温む井の頭池に漕ぎ出したボート、ボート・・ 中と右=まだまだ見応えあるツバキの花
卓球で平野美宇選手が文字通りの快挙を成し遂げた。
中国で行われていたアジア選手権の女子シングルスで高校2年になったばかりの平野選手が優勝したのだが、それは単なるアジアというエリアでの優勝とは重さが全く違う。準々決勝、準決勝、決勝で世界ランク1位、2位、5位の中国選手を破っての優勝である。中国と言えば男女とも世界に君臨する卓球王国だ。その中国のトップ選手3人を敵地で連破したのだ。これは文句なしに凄い。拍手喝采である。そして美宇ちゃんは可愛い。1月には全日本選手権で初優勝したがこの時、昨年のリオ五輪では補欠選手として試合には出られず銅メダルに輝いたチームの応援役に回ったことの悔しさを滲ませていた。可愛い顔に似合わない根性の強い高校生なのだと思う。それでなければ運だけで今回の快挙は生まれなかったと思う。
美宇ちゃんの賛辞ばかり続いたが、同じ卓球で同学年の伊藤美誠選手も人気が高く、リオ五輪で福原選手の不調を補う活躍で銅メダルを獲った時に多くの国民が惜しみない拍手を送った。今まで日本の卓球人気を引っ張って来た福原愛ちゃんが台湾の卓球選手とめでたくゴールインしたが、その後を石川佳純選手と若い平野、伊藤両選手など可愛子ちゃん選手が盛り上げてくれそうだ。
最近特に可愛子ちゃんアスリートの活躍が目につく。水泳の池江璃花子選手もその一人。平野・伊藤選手と同じ高校2年で、先日行われていた競泳日本選手権の自由形とバタフライで個人種目5冠を達成した。リレーの一員としてのメダルはなく、女子として初めての記録だそうだ。池江選手もリオ五輪に出場したがまだメダルに手が届く位置にはいない。 久しぶりに女子の大型スイマーが現れた感じでこれからが楽しみである。ほかには女子フィギュア―の樋口新葉選手や本田真凛選手も浅田真央ちゃんの抜けたフィギュア界で宮原知子選手のすぐ後を追う注目の選手たちであろう。私のアイドル選手だったスキー・ジャンプの高梨沙羅ちゃんは昨年十代を卒業して成人になったが、W杯での勝利数を今後も伸ばし続けてくれるのが楽しみである。
この間家内に「最近は可愛い女子選手が活躍するねえ」と言ったら「今時ブスな選手なんかいないわよ」と返された。まあおじさんにとって(私はもうおじいちゃんだが)楽しみなことである。
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