「今未明、帝国陸海軍は米・英軍と戦闘状態に入れり」という大本営発表の臨時ニュースではないけれど、「今未明、日本はW杯サッカー決勝トーナメント1回戦で強豪ベルギーに敗れたり」であった。決勝トーナメントに進出するための予選リーグ第3戦対ポーランドの終盤の戦略に賛否の議論が渦巻いたが、それでも決勝T進出を勝ち取って日本のファンの期待が膨れ上がったその第1戦が、今日午前3時キックオフ。
目覚ましをかけて枕元のテレビにスイッチを入れて観戦するも両チームの選手の体格差に愕然とした。高校生(日本)と大学生(ベルギー)くらいの違いがあった。試合開始からやはりベルギーの圧力を感じたが、前半はそれを0-0中で凌ぐ。そして、後半早々何んと日本が立て続けにゴールして2-0とリードを奪い、私も跳び上がった。世界ランク3位のベルギーに対する61位の日本、奇蹟が現実性を帯びて来たが、終盤で追いつかれ、さらに4分のアディショナルタイムのギリギリの時間で突き放された。実に惜しまれる展開でW杯初のベスト8進出の夢が断たれ、テレビ画面に映る選手たちの呆然自失とした姿に胸を打たれた。
昨日は「外国人技能実習養成講習」の私自身3回目となる講師を勤めた。朝5時半の早起き、パソコンや書類の入った重たいカバンを持ち、真夏の天気の中をビジネスルックで横浜市教育会館まで電車を乗り継いで”通勤”。それだけでもうクタクタである。何とか6時間半の講師を勤めあげたが、一番気がかりなのが電車などの交通機関の運行状況。絶対に遅刻は許されない講習会なので、ネットで乗り継ぎを調べ、2時間前には会場入りするように家を出るが、事故や運休時の迂回ルートなども頭に入れておかなくてはならない。会社時代の通勤とは比べ物にならないくらい神経を使うのである。