東京に住む子が出張で伊賀に行ったらしい。
編集の仕事をしているので全国各地取材に行く。
私の仕事なんてあまり話したこともないし
そんな道には進まないだろうと思っていたのに
学校を卒業すると同じような道に進んだ。
親と全く違う道に進む子もいれば
親と同じような職業に就く子もいる。
こうだからこうなるという法則性はないと思う。
その子が宅配便で伊賀牛を送ってきた。
珍しいな。こんな気も利く年齢になったのか。
なんて言ったら嫌われるか。
「どう食べる?」妻が聞く。
「やっぱすき焼きやろ。」
「ほんま。すき焼き用って書いてるわ。」
久しぶりのすき焼きを食べながら
ふと、そう言えば、芭蕉の故郷、伊賀を
一度ゆっくり訪ねてみたいなと思った。
■伊賀肉 大道精肉店
三重県伊賀市柘植町2349-1